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コミュニケーションは最高のおかず。「家族と会話が続かない…」を卒業するための食卓会話テクニック

  • 2016.06.01
  • 食卓を彩る

「家族だけの問題」ではない!親子のコミュニケーション不足の弊害とは

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年ごろのお子さんを持つお父さん、お母さん。最近、きちんと子どもと会話できていますか?

「自分の子どもが最近、何を考えているか全然わからない」…そんな声をネットでもリアルでも、よく聞きます。相手を理解できないから、自ずと親子間のコミュニケーションも減る…この原因として、家族それぞれの生活時間がバラバラであるということが挙げられるでしょう。

共働き世帯数はいまや1000万世帯を超え、昔のように家に帰ると誰かが必ずいるようなことは少なくなりました。子どもも夜遅くまで塾や習い事、部活で忙しく、家で家族と一緒に過ごす時間が減るのも必然と言えるでしょう。
毎日の予定に追われ、余裕がないために生じるすれ違いが、コミュニケーション不足を招いていると言えます。

「こんな時代だから仕方ない…」で済ませるわけにはいきません。あらゆるコミュニケーションの基盤は、通常、家庭で築かれます。

そこで今回、食事中に使える簡単な会話テクニックをお伝えします!

食事中の会話は絆を深める絶好のチャンス!「ランチョン・テクニック」って?

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人は通常、食事中には無防備で開放的な心理状態になります。食事をしながらの依頼は通りやすいと言われており、政治的な交渉に食事の場が設けられることが多いのはこのためです。

これは、心理学的に「ランチョン・テクニック」と呼ばれています。食べ物を共有することで、人の心には本能的に「心を許した仲間」「家族」といった認識が生まれます。一緒に食事をとると、それだけでお互いの距離が縮まったような感覚になるのです。

また、食事は五感をバランスよく刺激するため、食事中の印象や会話は感覚と共に記憶に残りやすいと言われています。
つまり、一緒に食卓を囲むことは、家族にとっても絆を深める絶好のチャンスなのです。

実践編!子どもとの会話のコツ、解説します

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ここからは、実際に食事中、子どもとどんな会話をすればよいのか、お母さんの場合・お父さんの場合でそれぞれ見ていきましょう。

<お母さん→子ども>

お母さんの場合、子育てをしている中で、子どもの考え方を否定して、自分の考え方を押し付けてしまう傾向があります。

どうしても子どもの意見に反対意見を述べなければいけないときは、いったん話を最後まで聞いてから、「そうかぁ。お母さんはこう思うんだけど、どう思う?」と問いかけてみましょう。なによりも、子どもの意見を尊重することが大切です。

「その日あったこと」や「何をしたか」の報告だけでなく、出来事に対して「どう感じたか」「どう思ったか」といった考え方を詳しく聞くことも大事です。

また、「成績が良かったとき」「何かをしたとき」などの条件つきで褒めるのではなく、常にその子どもの良いところ、存在価値を伝え、愛情表現はわかりやすくするようにしましょう。

<お父さん→子ども>

お父さんは、ついつい「上から目線」になってしまう傾向があります。家族は、あなたの部下でも後輩でもありません。「同じ目線で話す」ということが何よりも大切です。

苦手なことは一緒にやってみて、得意なことは反対に教えてもらうという姿勢を持つようにしましょう。時には、自分が困っていることを話して子どもにアドバイスをもらうのもよいでしょう。

例えば、最近のアプリ事情などもアリですね。「会社の仕事で、アプリの勉強しなくちゃいけなくなったんだけど、10代に流行ってるアプリって何?」というように。子どもは自分が認められていると感じ、信頼関係の構築に繋がります。

また、自分のミスや間違いに対しては真摯に、素直に謝りましょう。子どもは親の発言をよく覚えているものです。言っていることと行動が違っていたり、以前とは反対のことを言っていたりすると、「話をしても無駄だな。」と思い、コミュニケーションをとること自体を放棄されるようになります。

家族のコミュニケーションは、最高のおかず

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仕事や家事に忙しく、家族そろって食事をする時間もない!という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、親子のコミュニケーションの機会が減ってしまうと、子どものこともだんだん分からなくなってきてしまいます。

毎日とはいかなくても、できるだけ時間を作って家族で食卓を囲むようにしましょう。食事の時間が楽しくなれば、日常的な家族のコミュニケーションも豊かになりますよ。

松山真己様 (1)

プロフィール

松山真己 / 臨床心理カウンセラー,パーソナルコーチ
アートセラピー、産業カウンセリング、臨床心理学を学んだ後、ニューヨークの研究所では家族療法の、サンフランシスコの大学院ではヒューマニスティック心理学のトレーニングを受ける。個人・家族(夫婦)のカウンセリング、コミュニケーション教育、アートセラピー等を得意とし、経営者や専門家、アーティストなどへのパーソナルコーチングも行う。

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