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【チンゲン菜の保存】冷凍・冷蔵方法を徹底解説!

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冷蔵庫に入れておくと乾燥しやすいチンゲン菜。保存するなら冷凍がおすすめです。生のまま冷凍する方法と、ゆでてから冷凍する方法がありますが、いずれも凍ったまま調理できるので、とっても便利です。今回はチンゲン菜の冷凍方法と、みずみずしさをキープする冷蔵保存方法を野菜ソムリエの根本早苗先生が解説します。

【チンゲン菜の冷凍①】食べやすく切って生のまま冷凍

使いたい量だけパラパラと取り出して凍ったまま調理できるので便利。冷凍することで生のチンゲン菜より、やや食感はしんなりしますが、汁物やおひたしにする分には、生のチンゲン菜と遜色ない味わいが楽しめます。

【冷凍方法】

1 食べやすい大きさに切る

チンゲン菜を切っている写真

チンゲン菜は根元を切り落とす。葉、茎それぞれ2等分に切ると使いやすい。

POINT

チンゲン菜は根元に泥が溜まりやすいので、あらかじめ根元を切り落とし、葉と茎の部分をバラバラにしておくと洗いやすい。

2 溜め水で洗う

チンゲン菜を洗っている写真

ボウルに水を溜めて葉、茎を一緒に洗う。ザルにあげて水気をきる。

3 キッチンペーパーで水気を拭く

チンゲン菜の水気を拭き取っている写真

水気が残っているとチンゲン菜を凍らせたときにくっつきやすくなるので、キッチンペーパーでしっかりと拭き取る。

4 冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存する

チンゲン菜を冷凍用保存袋に入れている写真

冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。3週間程度保存可能。

POINT

チンゲン菜を保存袋に入れる際、葉と茎を分ける必要はない。生のチンゲン菜を加熱調理するときは、火の通りにくい茎を先に調理するが、冷凍すると茎の繊維が破壊されてやわらかくなるため、葉と茎を同時に加熱しても火が通る。

四つ割りにして冷凍することも可能!

チンゲン菜を四つ割りしている写真

担々麺や角煮の添え物など、チンゲン菜を大きめのまま使いたい場合は、四つ割りにして冷凍してもOK。手順はカットしてそのまま冷凍と同じだが、茎と茎の間に汚れが残りやすいので、流水を当てながらしっかり洗うことが大事。水気を拭き取ったらそのまま冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。3週間程度保存可能。

チンゲン菜を冷凍用保存袋に入れている写真

【解凍方法/使い方】

冷凍したチンゲン菜をスープに加えている写真

冷凍したチンゲン菜は、解凍すると水分が出やすく、シャキシャキ食感は損なわれがち。凍ったまま加熱して水分ごと調理できる汁物や煮物、蒸し物などがおすすめ。凍ったままゆでても美味しい。

POINT

袋の上から軽く揉むと、チンゲン菜がパラパラになって使う分だけ取り出しやすくなる。チンゲン菜は冷凍効果でやわらかくなるので、葉と茎は同時に加熱しても問題ない。

【チンゲン菜の冷凍②】加熱後冷凍なら色味鮮やか!

チンゲン菜はさっとゆでてから冷凍すると約1ヵ月保存可能に。ゆでる際に油を少々加えれば、緑色も鮮やかで、生で冷凍するよりコクもアップします。

【冷凍方法】

1 チンゲン菜は切る

チンゲン菜は根元を切り落とす。葉、茎それぞれ2等分に切る。溜め水で葉、茎を別々に洗い、ザルにあげ、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取る。葉と茎は分けておく。

2 塩、油を加えた湯でさっとゆでる

チンゲン菜をゆでている写真

鍋にたっぷりの湯を沸かす。湯1ℓに対して塩小さじ2、サラダ油大さじ1を加え、チンゲン菜の茎を30秒ほど、葉を15秒ほどゆでる。

POINT

チンゲン菜はオイルと相性のいい食材。ゆでる際にサラダ油を加えることで、色ツヤよく、味わいにもコクが出る。

3 氷水にとって色止めし、水気を絞る

チンゲン菜の水気を絞っている写真

すぐに氷水にとって色止めし、手でぎゅっと握ってしっかりと水気を絞る。

4 冷凍用保存袋に入れて、冷凍する

チンゲン菜を冷凍用保存袋に入れている写真

1回に使う量ずつ小分けにラップで包み、冷凍用保存袋に入れる。空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。1ヵ月程度保存可能。

【解凍方法/使い方】

チンゲン菜のおひたしの写真

凍ったまま鍋やスープに加えたり、炒めたりして調理する。または電子レンジ(600W)で70gにつき1分加熱してから、おひたしなどにする。

【番外編】チンゲン菜の作り置きおかずも冷凍できます!

チンゲン菜の調理済みのおかずも冷凍可能です。おかずカップに小分けに入れて冷凍しておけば、お弁当のすき間を埋めるのにぴったり! ただし、冷凍したチンゲン菜おかずは、解凍すると水分が出やすいので、汁気をきってからお弁当箱に詰めて。

シリコンカップに入れたチンゲン菜おかずの写真

【冷凍方法】

おかずはしっかり冷ましてから、冷凍&電子レンジ加熱可能のシリコンカップに入れる。冷凍用保存容器に並べて入れ、ラップをし、ふたをして冷凍する。冷凍庫で1ヵ月程度保存可能。

【解凍方法】

チンゲン菜おかずの水気をきっている写真

凍ったままシリコンカップ1個につき、電子レンジ(600W)で40秒加熱し、解凍する。汁気をきってお弁当箱に入れる。

POINT

チンゲン菜の水分は主に茎から出る。シリコンカップにおかずを入れる際に、葉の部分だけを選んで冷凍した場合は、凍ったままお弁当箱に詰めて自然解凍でも問題ない。

【チンゲン菜の冷蔵保存】すぐに使い切るなら、立てて保存で鮮度キープ

数日以内に食べきる予定の場合は冷蔵保存も可能です。乾燥を防いで、立てて野菜室に入れることで、鮮度をキープ。

【冷蔵方法】

1 袋から取り出し、濡れたキッチンペーパーで包む

チンゲン菜をキッチンペーパーで包んでいる写真

チンゲン菜は乾燥に弱いため、濡れたキッチンペーパーで巻く。

2 ポリ袋に入れる

チンゲン菜をポリ袋に入れている写真

チンゲン菜が販売時に入れられていた包材に戻し、さらにその上からポリ袋を全体にかぶせ、口の部分を軽く閉じる。

POINT

包材は野菜の水分調整を計算してつくられているので、なるべく再利用を。

3 立てて冷蔵庫で保存する

チンゲン菜を立てて保存している写真

コップやペットボトルの上部を切ったものなどに立てて野菜室で保存。3〜5日間保存可能。

POINT

野菜は寝かせると、起き上がろうとして無駄なエネルギーを使い、鮮度が失われやすくなる。畑に近い状態で保存するのがベスト。

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