お子さま向けにプチアレンジ!簡単に作れるおせち料理レシピ

2017.12.26
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クリスマスが終わると、今年もあとわずか。大掃除に追われながら、あと数日で迎えるお正月のおせち料理を準備するのは、毎年のこととは言えやっぱり大変ですよね。

おせち料理は、一つひとつの料理に意味が込められ、1年が良いものになるように願いながら食べるもの。ですが、「本当はちゃんと手作りしたいけれど、毎年、年末は何かと忙しくて作る時間がない…」という方が多いようです。

それならば、比較的かんたんなメニューからチャレンジしてみませんか?今回は築地で素材にこだわった料理教室を開催している「レリエキッチン」の主宰者、近藤小百合さんに、手軽で簡単に作れるおせち料理レシピをお伺いしました。

日本古来の伝統、おせち料理。意味も知っておくとさらにおいしい!

おせち料理は、漢字で書くと「御節料理」となります。これは、季節の変わり目の節句に、神様にお供えするための食べ物(御節料理)であったことが由来と言われています。

そんなおせち料理には、食材名やいわれに基いて形で無病息災、子孫繁栄といった願いが込められています。調理しているときや食べるときにお子さんと「この食材にはこんな意味があって……」といった会話をするのも楽しいかもしれませんね!

また、おせち料理といえば重箱に詰めて重ねるのが一般的ですが、これにも「おめでたいことを重ねる」といった意味があります。この重箱はそれぞれ段数に合わせて「一の重」、「二の重」と呼ばれていますが、四段目は「四の重」ではなく「与の重」。「四は死を連想させるという理由から、「与」の漢字が使われています。料理だけでなく、料理を詰める重箱にも意味が込められているのですね。

今回は、おせち料理のなかでも手軽に作ることができる3品のレシピをご紹介します!

◎クルミ入り田作り

カタクチイワシは古くから、干して田畑の肥料として使われていたことから「田作り」とも言われ、「五穀豊穣を願う」食材とされています。また料理としては、小さなイワシをたくさん使うことから「子孫繁栄」の意味も込められています。カルシウムを取りたい方にもおすすめの食材ですので、ぜひしっかり食べておきたい一品ですね。

今回のレシピは、くるみの食感と甘辛い味が癖になり、ついつい箸が伸びてしまうこと間違いなし!

<材料 4人分>
・かたくちいわしの煮干し 50g
・生くるみ 50g

(A)
・きび砂糖 大さじ3
・しょうゆ 大さじ2
・みりん 大さじ1
・料理酒 大さじ1

<作り方>
① かたくちいわしの煮干しをフライパンに入れ、弱火で10分ほど炒る。
② 手で小さめに砕いたくるみを加え、3〜4分ほど炒る。
③ さらに(A)を加え、手早く絡める。
④ ③をバッドに重ならないように広げ、冷ます。

〜調理のPoint〜
調味料を加えた際、火が強いと焦げてしまうため。弱火のまま、手早く混ぜ合わせましょう。

 

◎海老の黄身焼き

「海老の黄身焼きは」鮮やかな海老の朱色と卵の黄色が華やかな一品。海老は長いひげを生やし、腰が曲がっていることから長生きをした人間の象徴とされています。同じ姿の海老に長寿の願いが込められているのですね。また、海老の赤い色は魔除けを表しているとも言われています。

今回は炒り卵にマヨネーズを加えて、お子さまも食べやすい味付けに仕上げます。

<材料 4人分>
・有頭海老 4尾
・卵 1個
・水 500ml
・塩 大さじ1
・マヨネーズ 大さじ1
・サラダ油 適量

<作り方>
① 水と塩で海老を洗い、臭みを取る。
② キッチンはさみを使って海老の背から切れ目を入れて開き、ワタは取り除いておく。
③ 爪楊枝を使い、身の部分を2箇所留める。
④ 卵を割りほぐし、マヨネーズを加えてよく混ぜたらサラダ油をひいたフライパンで炒り卵を作る。
⑤ クッキングシートをひいた天板に③を並べ、海老の開いた部分に④を乗せ、マヨネーズ(分量外)をトッピングしたら180℃のオーブンで10分ほど焼く。

〜調理のPoint〜
海老を開くときはなるべく平らになるようにしてください。炒り卵を乗せるときにこぼれにくくなります。

 

◎伊達巻

形が巻物に似ていることから知性の象徴とも言われている伊達巻には、「頭が良くなりますように」といった願いが込められています。

伊達巻の名前の由来は「戦国武将、伊達政宗の好物だったから」、「普通の卵焼きよりも味付けや見た目が凝っており、伊達な(派手な)巻き卵という意味があるから」、「女性用の和服に使われる伊達巻に似ているから」など、諸説あるようです。

今回はフードプロセッサーを使い、なめらかな口当たりが楽しめるようにしています。甘い味付けは箸休めにもぴったりですね。

<材料 4人分>
・卵 4個
・はんぺん 1枚
・砂糖 大さじ2
・みりん 小さじ1
・塩 少々
・めんつゆ(濃縮タイプ) 小さじ1/2
・サラダ油 適量

<作り方>
① フードプロセッサーに材料をすべて入れ、なめらかになるまで撹拌する。
② 卵焼き用のフライパンにサラダ油をひき、弱火であたためたら①を流し入れる。
③ 弱火のままアルミホイルで蓋をし、焦がさないように片面にじっくりと火を通す。
④ 竹串を刺しても何もついて来ず、火が通っていることが確認できたら、巻き簾にラップを敷いた上に③を乗せ、ゆっくりと巻いていく。
⑤ お好みの大きさにカットする。

〜調理のPoint〜
フードプロッセッサーがない場合は、すり鉢を使って材料をなめらかになるまですりつぶしてください。

 

さまざまな思いの詰まったおせちを準備して、来年も良い年にしよう。

 

おせち料理と聞くと、作るのが大変というイメージがあると思いますが、今回ご紹介したレシピは、比較的簡単に作れるものばかり。ぜひ気軽にトライしてみてください。

今年も残りわずか。日本伝統のおせち料理を食べながら、家族団らんの時間を過ごすのも素敵ですね。幸せな1年になることを願いながら、おいしいおせち料理を準備しましょう。

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