目次
お弁当の冷凍おかずセットで朝の準備が楽になる
この記事のポイント
- お弁当の冷凍おかずセットで朝の調理、片付け、メニュー選びが簡単に!
- 水っぽさや冷凍焼けを防ぐ! おいしさをキープする正しい冷凍&解凍方法
- 弁当コンサルタント 野上優佳子さん考案のセットレシピ2選
-
野上優佳子さん
お弁当の主菜と副菜をあらかじめ「1セット(1食分)」として小分けに冷凍保存しておくのが、今回紹介する「お弁当の冷凍おかずセット」です。解凍してお弁当箱に詰めるだけなので、忙しい朝に大活躍。おかずの組み合わせを毎日考えるのが難しい、と感じている人はぜひ活用してみてください。
お弁当の冷凍おかずセットを作る4つのメリット

「おかずをまとめて作って冷凍するなんて、かえって面倒そう……」と思う方にこそ知ってほしい、冷凍おかずセットを作るメリットを4つご紹介します。
食材を使い切りやすい
おかずをまとめて調理することで、食材の使い残しを防止できます。また、新鮮なうちに調理するため、味が落ちるのを防ぎやすくなります。
朝のお弁当作りの細かい手間を解消できる
数種類のおかずを作ろうとすると、冷蔵庫から何個も材料を出すだけで結構な手間です。その上、調理器具の後片付けも加わると、さらに時間がかかってしまいます。おかずを事前にまとめて作って冷凍しておけば、朝の細かい手間を一気に解消してくれます。
主菜と副菜の決定でお弁当作りがほぼ完結
主菜と副菜の2つがあらかじめ決まっていれば、それだけでお弁当はほぼ完成です。もし物足りなさを感じたら、ちょっとした隙間埋めをお弁当用の冷凍食品でカバーすればOK。
おかずを小分けに保存することで劣化を防ぐ
冷凍おかずを1食分ずつ小分けに保存することで、酸化や解凍むらを軽減or防ぐことができます。また、おかずのひと固まりが小さくなるため、解凍時間も短縮されます。
お弁当の冷凍おかずセットのレシピ
ヨーグルトカレーチキン+にんじんグラッセ
ヨーグルトカレーチキン(主菜)+にんじんグラッセ(副菜)の組み合わせ。
脂質が少なめのささみですが、ヨーグルトに漬けることで、加熱して冷ました後もパサつかずにしっとりします。カレーの黄色とにんじんのオレンジは、それぞれ加熱や冷凍でも変色しづらく、そのままお弁当の彩りになります。
さらに、隙間にはニチレイの『お弁当を彩る 6種の和惣菜』の小松菜のおひたしを入れ、黄・赤に加え緑のおかずが彩り豊かです。

【ヨーグルトカレーチキン】

材料
約12〜18切れ分
- 鶏ささみ
- 6〜8本(約360g)
A
- ヨーグルト
- 大さじ3
- カレー粉
- 大さじ1
- トマトケチャップ
- 大さじ1
- 生姜(すりおろし)
- 小さじ1
- 塩
- 小さじ2/3
作り方
-
1
ささみは筋を取って、食べやすい大きさのそぎ切りにする。
-
2
ポリ袋に1とAを入れて軽く揉み込み、冷蔵庫に1時間以上置く。
-
3
調味料をキッチンペーパーで軽く拭き取り、コンロのグリルにアルミホイルを敷いて片面約4分ずつ焼き、中心まで完全に火を通す。
※または、2をフライパンに並べて少量のサラダ油(分量外)をひき、同様に両面を焼いて中心まで完全に火を通す。
【にんじんグラッセ】

材料
8食分
- にんじん
- 大1本(200g)
- 固形コンソメ
- 1個
- バター
- 小さじ1
- 塩
- ひとつまみ
- 砂糖
- 小さじ1/4
- 水
- 2/3カップ
作り方
-
1
にんじんはたわしで皮をこすり洗いし、1cm厚さの輪切りにする。
-
2
鍋にすべての材料を入れ、落としぶたの代わりにキッチンペーパーをかぶせて、中火で沸騰させる。沸騰したら弱火にし、汁気がなくなるまで煮つめる。
高野豆腐の肉巻き+あおさチーズ入りいももち
高野豆腐の肉巻き(主菜)+あおさチーズ入りいももち(副菜)の組み合わせ。
高野豆腐をお肉を巻くことで食べ応えが増し、動物性×植物性タンパク質の組み合わせで栄養もアップ。高野豆腐は乾物なので、肉から出るうまみもしっかり吸ってくれて、解凍しても食感が変わりにくいのが嬉しいポイントです。
隙間には、ニチレイの「お弁当を彩る 6種の和惣菜」の切干大根と手作りの卵焼きを入れて、食感が楽しめる一品に。

【高野豆腐の肉巻き】

材料
6食分
- 高野豆腐
- 3枚
- 豚ロース薄切り肉
- 12枚
- 薄力粉
- 少々
- サラダ油
- 大さじ1
A
- 醤油・みりん
- 各大さじ2
- 砂糖
- 大さじ1
作り方
-
1
高野豆腐は、全体がつかるぐらいの量のぬるま湯につけて、10分ほど置く。その後取り出して両手で挟み、しっかり水気をきる。
-
2
1を縦4等分にし、それぞれ豚肉で巻く。全体に軽く薄力粉をふる。
-
3
フライパンに油を入れて中火で熱し、巻き終わりを下にして②を入れる。途中上下を返して完全に火が通ったらAを加え、汁気が飛ぶまで加熱する。
【あおさチーズのいももち】

材料
12個分
- じゃがいも
- 2〜3個(約350g)
- あおさ
- 大さじ2
- 片栗粉
- 大さじ3
- 塩
- 小さじ1/3
- スライスチーズ
- 3枚
- サラダ油
- 大さじ1
作り方
-
1
じゃがいもは皮をむいて半分に切り、1〜2cm厚さに輪切りにする。耐熱皿に重ならないように並べ、ふんわりとラップをして、電子レンジ(600W)で約6分加熱する。スライスチーズは1枚を縦4等分に切って小さくたたんでおく。
-
2
じゃがいもを電子レンジから取り出し、湯気が収まるまで3〜4分ラップをしたまま置く(じゃがいもの表面の乾燥防止)。中の水気がじゃがいもになじんだらラップを外す。
-
3
フォークやマッシャーなどで2をつぶし、片栗粉と塩を加えて全体を練る。なめらかになったらあおさを加えて全体を混ぜる。
-
4
3を12等分にし、1のチーズを包む。フライパンに油を熱し、両面に焼き色が付くまで中火で焼く。
※じゃがいもの代わりに、かぼちゃやさつまいもで作ってもおいしい。
おかずの冷凍保存方法
【冷凍保存】
- おかずの調理後、涼しい場所に置き、急冷プレートなどを活用して素早く完全に冷ます。
- 熱が取れて湯気がこもらないようになったら、厚みをそろえて空気が入らないようにラップで包む。または冷凍&電子レンジ加熱可能のシリコンカップに入れる。
- 冷凍用保存容器や冷凍用保存袋に並べて入れ、ふたをして冷凍する。冷凍庫で2週間程度保存可能。
【解凍方法】
おかずを耐熱皿に並べ、電子レンジ(500W)で50g(1食分)につき60秒加熱する。
<POINT>
30秒加熱したらひっくり返して、もう30秒加熱すると、加熱むらがおきにくくなる。
※機種や性能によって違いがあるため、中心までしっかり加熱されているかを確認し、時間の調整してください
「洋風」「中華」など、テーマを決めてセットを作るのも◎
例えば、高野豆腐の肉巻きの味付けを「焼き肉のたれ」や「オイスターソース」、「トマトケチャップ」などにアレンジするだけで、お弁当のバリエーションが一気に広がります。その日の気分に合わせたテーマのおかずセットを作ってみてください。
お弁当の冷凍おかずセットを保存するポイント
せっかく作ったおかずも、冷凍の方法を間違えると水っぽくなったり、味が落ちたりする原因に。弁当コンサルタントの野上さんが実践している、おいしさと安全をキープするための3つの保存テクニックを解説します。
調理後は素早く冷ます
おかずに目に見えない湯気が残ったまま、ラップに包んだり、冷凍用保存容器に入れたりすると、水分が霜になって劣化しやすくなります。できあがったら素早く冷ますのが、おいしく保存するコツ。深い容器よりも平らな容器の方が冷めやすく、プラスチック製の容器よりも金属製の容器の方が熱が伝わりやすく、素早く冷える特徴があります。
また、夏場のキッチンは調理中、他の部屋より気温が上がりやすいです。クーラーや扇風機のある風通しの良い場所に置く、保冷剤やステンレス製急冷プレートを下に敷いて冷蔵庫に入れる、といった方法がおすすめです。
おかずはなるべく「平ら」に「薄く」包む

おかずをラップに包むときは、厚みが均一になるよう、平らにするのがコツです。厚みがバラバラだと凍るまでに時間差ができてしまい、食感も落ちやすいです。平らにすることでまんべんなく冷凍が進み、解凍のときの加熱むらも防げます。冷凍庫の中で無駄なスペースを取らないのもメリットです。
余分な空気をできるだけ抜く

冷凍庫内での冷凍焼けや乾燥を防ぐためには、小分け包装で密封することが大切です。余分な空気をできるだけ抜いてラップで包み 、冷凍用保存袋や冷凍用保存容器も併用しましょう。
冷凍保存には、ラップよりも遮断性が高く、空気や匂いを通しにくいアルミホイルも活躍します。中身が見えなくなるので、マスキングテープなどで日付やメニューをメモしておくとわかりやすいです。
※電子レンジ加熱する場合は、必ずアルミホイルを外してください。
お弁当の冷凍おかずセットを解凍するポイント
冷凍おかずを活用するお弁当作りでデリケートなのが「加熱むら」です。家庭で冷凍したおかずを安心・安全に、そして一番おいしい状態で味わうための解凍ルールと電子レンジの賢い使い方を解説します。
加熱むらを防ぐ!電子レンジ解凍のコツ
電子レンジは、水分に反応して加熱するので、水分量が違う具材が多く混ざるほど加熱むらが起きやすくなります。前日の夜に、翌朝使いたいおかずを冷蔵庫へ移して水分の状態をそろえておくことで、電子レンジで加熱する際に熱が均一に入りやすくなり、おいしく解凍できます。
おかずを冷凍庫から出したら、ガラスやセラミック製など耐熱性がある平皿に移し替え、重ならないように厚みをそろえて電子レンジで加熱します。熱が均一に伝わりやすくなり、加熱むらを抑えられます。加熱の途中で一度おかずをひっくり返すのもよいでしょう。
電子レンジから取り出したら、湯気が落ち着くまで待ち、余熱をしっかり通しましょう。おかずの中まで熱が通り、加熱むらと併せて乾燥を防ぎます。
おかずセットをまとめて電子レンジで解凍しても大丈夫?
脂肪分、糖分、水分を多く含む食品は、乾燥した食品や脂肪分の少ない食品よりも、加熱が早い特徴があります。なるべく電子レンジではおかずを1種類ずつ解凍する方が加熱むらは起きにくいです。もしおかずをまとめて加熱したい場合は、前述の「前夜からの冷蔵解凍」をしてからおかずの厚みをそろえて並べて加熱すると、まとめてでも上手に解凍しやすくなります。
家庭で作ったおかずセットの自然解凍はNG
市販の冷凍食品には「自然解凍OK」のものもありますが、家庭で冷凍したおかずの自然解凍はやめましょう。家庭の冷凍庫はおかずの冷凍に時間がかかるため、水分が出やすく衛生面のリスクが高まります。電子レンジで中心までしっかり加熱し、完全に冷ましてからお弁当に詰めましょう。
ニチレイの冷凍おかずは組み合わせの相性抜群!
-
野上優佳子さん
今回紹介した、お弁当の冷凍おかずセットの例にはニチレイの冷凍食品を使っています。お好みの組み合わせで賢く活用しましょう!
・『お弁当を彩る 6種の和惣菜』
数種類の野菜を組み合わせた副菜は、ちょっとした隙間を埋めてくれたり、彩りを補ってくれて本当に助かります。・『お弁当を彩る 3種のサラダ』
洋食だけでなく、和食おかずにも合う味付けで、子どものお弁当にも大活躍!