夏の定番のそうめんですが、毎日だと飽きてしまう?
暑くなってきたから、冷たいものが食べたい。火を使う調理はできるだけ避けたいから、手軽な料理がいい。そんなことを考えていたら、今日も素麺を作ってしまった。なんて経験はありませんか?
調理の簡単さから、ついつい頼りがちになってしまうそうめんですが、心配になるのが栄養面です。
そのほとんどが炭水化物で、単品で食べると、たんぱく質やビタミン、食物繊維が不足してしまいます。見た目も白一色でとてもシンプル……。逆に言えば、味も、見た目も、栄養も、自分好みにアレンジできるのがそうめんの特徴です。
この特徴を活かしながら、味・見た目・栄養のバリエーションを増やすアレンジ方法をお伝えします。
定番のネギに〇〇を加えて、一味違った薬味が完成!
そうめんをアレンジするなら、まずは薬味に手を加えてみましょう。そうめんの薬味と聞いて思い浮かべるのは、ネギですか?みょうがでしょうか?
「ほほえみごはん」では、6月に「もうすぐ、そうめんの季節到来!薬味と言えば何?」とアンケートをとりました。選択肢は「ネギ」「みょうが」「しそ」「生姜」「その他」の5つ。
その5つの中で、1番人気だったのは、「ネギ」でした。得票数は、全体の投票数の約4割です!そして、第2位は「生姜」です。こちらは、全体の投票数の約2割の得票数でした!
薬味として人気のあるネギですが、そのまま使うだけでなく、以下の食材を組み合わせると、味にバリエーションが生まれます。
<ネギと一緒にめんつゆに加えて>
・白すりごま
・梅干し(もしくは刻んだ梅肉)
すりごまは、めんつゆの味をまろやかにしてくれます。梅肉を加えれば酸味が足され、暑い夏場にもぴったりの爽やかな風味になります。
<ネギとあえて>
・ごま油と塩
・ラー油
・カレー粉
おすすめなのがごま油やラー油、カレー粉であえたネギです。味にアクセントが加わり、食欲も増すので、夏場にぴったりの味になるでしょう。山椒や柚子こしょうも風味が爽やかになり、おすすめの薬味です。
シンプルなそうめんだから、“見た目”も“栄養”もアレンジ自在
◆栄養バランスの整え方 〜好きな食材を選んで、好みの栄養を摂りましょう〜
そうめんは味にクセがないので、肉・魚・卵・野菜など、さまざまな食材を合わせやすいのが特徴。自分で選んだ食材で、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、「最近、不足しているかな?」と考えている栄養を摂ってみましょう。
<アレンジ例>
・納豆とネバネバ野菜の素麺
納豆、刻んだオクラやモロヘイヤなどのネバネバ野菜、刻み海苔をトッピングすると、食物繊維や、たんぱく質などを摂ることができます。
モロヘイヤは野菜の王様と呼ばれ、栄養価のとても高い夏野菜。カルシウムやカロチン、鉄分が豊富で、そうめんにもよくからんで、ツルッと食べやすいのでおすすめです!
◆見た目の彩り方 〜ビタミンカラーを加えてパッと華やかに〜
白色のそうめんは、何を組み合わせても映える「白紙のキャンパス」のようなもの。暑い時期はオクラやピーマンなどの「緑色」や、トマトの「赤」、パプリカの「黄色」などを組み合わせると、見た目も鮮やかになりますよ。
<アレンジ例>
・トマトとオクラのツナそうめん
ツナ缶、刻んだトマト、ゆでて小口切りにしたオクラをトッピングすれば、トマトの赤みとオクラの緑色が栄えて、見た目も美味しく変化します。
・ビタミンカラーの洋風そうめん
パプリカは赤・黄の両方を千切りにして、電子レンジで加熱し、しらす干しとオリーブオイルを和えて、そうめんに乗せることで、洋風にアレンジすることが可能です。
パパッと手軽にできる、冷凍食品を使ったアレンジ方法
そうめんをアレンジするには、冷凍食品が活用できます。以下、ニチレイフーズの冷凍食品を使用したメニューを簡単にご紹介していきます。
メニュー:①
『若鶏たれづけ唐揚げ』と『ほうれん草胡麻和え』を使った「焼きそうめん」
① 解凍した『若鶏たれづけ唐揚げ』と『お弁当を彩る 6種の和惣菜 ほうれん草胡麻あえ』を、食べやすい大きさに刻みます。
② ①を、ゆでて水気を切ったそうめんとともに炒めます。
③ 醤油と塩こしょうで味付けをして、かつお節をたっぷり振りかけて完成!
メニュー:②
『特から®』を使って「鶏から&トマトのぶっかけそうめん」
① 解凍した『特から』、ミニトマトを、それぞれ4等分にカットします。
② ①を、めんつゆと和え、器に盛り付けたそうめんにかけます。
③ 刻んだ小ネギや青じそをたっぷり乗せます。
メニュー:③
『五目きんぴら』を使った「サラダ素麺」
① ゆでて冷やした素麺を皿に盛り、レモン汁を加えためんつゆをかけます。
② 細切りのレタスとハム、刻んだトマト、解凍した『お弁当を彩る 6種の和惣菜 五目きんぴら』を麺の上に盛り付けます。
③ そうめんと具の上から、線を書くようにマヨネーズをかけて完成。
メニュー:④
『揚げてあるカットなす』を使って「なす入り肉ミソそうめん」
① 挽き肉を炒め、みりん、醤油、みそ、片栗粉、水を混ぜて、そぼろあんを作ります。
② ①でできたものに解凍した『揚げてあるカットなす』をざく切りにして加えます。
③ 水で冷やして水気を切ったそうめんを器に盛り付け、②でできた、そぼろあんをかけると完成です。
このメニューの中から、ニチレイフーズの『特から』を使って、②の鶏から&トマトのぶっかけそうめんを作ってみます。
<材料(2人分)>
・そうめん 2束
・特から(冷凍) 6個
・ミニトマト 6個
・青じそ 4枚
・めんつゆ 100ml(水で割ったもの)
① まずは、唐揚げを解凍した後、ミニトマトと唐揚げを4等分に切り分けましょう。
② ミニトマトと唐揚げは切り分けた後、めんつゆに通して軽く味をつけ、器に盛り付けたそうめんの上に注ぎます。
③ 青じそはクルクルと巻いた後に、2mm幅で細かくカット。巻いてから切ると、厚みも出て切りやすくなりますよ。
④ 青じそはカットした後、まな板の上で空気を含ませるようにまるめて、盛り付けたものがこちら!
トマトの「赤色」と青シソの「緑色」で、見た目も華やか。食べてみると、唐揚げの油でコクが増し、時おり現れる青シソの風味が爽やかです。これなら飽きずに食べられそう!調理時間も10分程度で簡単にできました。
今回ご紹介したアレンジ方法は、いずれも手軽なものばかり。ただゆでて出すだけでなく、もう一手間加えることで、飽きることなくそうめんを味わえそうです。
これからの季節、食卓に上がることも多いそうめんですが、調理するときはご紹介した方法を活用してみてください。