冷凍ストックしている家庭が多い餃子。焼くだけで食べていませんか? 冷凍餃子は、料理のボリュームアップや旨みアップに活用できる便利なアイテム! 焼く以外にもメリットを活かした食べ方があるんです。
今回は「スープ」「丼」「鍋」のアイデアを料理研究家の岩﨑啓子先生に教えてもらいました。
■冷凍しやすいの餃子のレシピもチェック!
※餃子以外の食材も「冷凍ストック」を使うとより便利! 冷凍可能な食材には、冷凍方法を解説している記事へのリンクを貼っています。合わせてチェックしてみてください。
【アレンジ①】だしも出る!「餃子の味噌汁」
作り方
沸騰しただし汁に凍ったままの餃子(1人あたり2個程度)を入れ、ふたをして7〜8分煮る。味噌を溶いて、好みでわかめやねぎを加える。
●アレンジポイント
餃子には味のついた挽き肉と野菜が入っているので、だしも出ます。豚汁に入れるのもおすすめ! 餃子にあわせる具はなんでもOKですが、餃子のみでも美味しい。
【アレンジ②】ボリュームおかずスープ「餃子入り酸辣湯」
材料(2人分)
- 冷凍餃子…6個
- しいたけ(薄切り)…1枚分
- 長ねぎ(斜め切り)…5cm
- 赤唐辛子(輪切り)…1/2本分
- 溶き卵…1/2個分
- 水…2カップ
- 顆粒中華だし…小さじ1/4
- 醤油…小さじ2
- こしょう…少々
- 水溶き片栗粉…(片栗粉小さじ2+水小さじ4)
- ごま油…小さじ1/2
- 酢…大さじ1
- ラー油(好みで)…少々
作り方
- 鍋に分量の水と顆粒中華だしを入れて強火で煮立て、凍ったままの餃子、しいたけ、長ねぎを入れてふたをし、再度沸騰したら弱火にして7〜8分煮る。
- 醤油、赤唐辛子、こしょうを加え、水溶き片栗粉でとろみをつける。
- 溶き卵を回し入れ、酢、ごま油を加え、器に盛って好みでラー油をかける。
●アレンジポイント
いつものスープに冷凍餃子を入れるだけで、ボリュームたっぷりのおかずスープに早変わり。ミルク系スープは相性がイマイチですが、コンソメやトマトベースは意外にマッチします。いろいろ試してみてください。
【アレンジ③】餃子3個で大満足!「卵とじ餃子丼」
材料(2人分)
作り方
- フライパンにだし汁、みりん、醤油、塩を入れて強火で煮立て、キャベツ、凍ったままの餃子を加え、ふたをして中火から弱火で8~9分煮る。
- 溶き卵を回し入れ、ふたをして火を止める。好みのかたさになったら丼に盛ったごはんにのせる。
●アレンジポイント
餃子が1人分3個だと、焼き餃子だとちょっと物足りないもの。そんなときにぴったりのアレンジが丼です。ボリュームたっぷりで一品でも大満足!
【アレンジ④】野菜もたっぷり!「餃子入り中華丼」
材料(2人分)
A
- 水…1カップ
- 醤油…大さじ1
- 酒…小さじ2
- オイスターソース…小さじ1/2
- 砂糖…小さじ1/2
- 塩、こしょう…各少々
- 水溶き片栗粉…(片栗粉大さじ1+水大さじ2)
- ごま油…小さじ1/2
- ごはん…茶碗2杯分
作り方・2人分
- フライパンで冷凍餃子(8個)を焼き、半分に切る。
※冷凍餃子の「焼き方」のコツ - フライパンにサラダ油を熱し、白菜、たまねぎ、にんじん、ピーマンを炒める。
- ②にAを加えて煮立て、①を加えて、水溶き片栗粉でとろみをつける。
- 仕上げにごま油を加え、丼に盛ったごはんにのせる。
●アレンジポイント
餃子はたっぷりの野菜も一緒にとると栄養バランスがアップ。醤油ベースの和風味もおすすめ。
【アレンジ⑤】いつもの鍋にイン!「餃子キムチ鍋」
作り方
鍋にキムチ鍋のスープを煮立て、凍ったままの餃子と火の通りにくい具(白菜の白い部分など)を入れてふたをする。沸騰したら弱火にして5分程煮て、火の通りやすい具(豚バラ肉、豆腐、もやし、ニラ、えのきなど)を加えて煮る。仕上げにキムチを加える。
●アレンジポイント
5分程煮れば食べられますが、さらに煮て皮にスープを吸わせても美味しい。
【アレンジ⑥】餃子がつくね代わり「水炊き餃子鍋」
作り方
鍋に水と少量の酒を煮立て、凍ったままの餃子と、火の通りにくい具(鶏肉、白菜など)を入れてふたをする。沸騰したら弱火にして5分程煮て、火の通りやすい具(しらたき、長ねぎ、しいたけ、春菊など)を加えて煮る。皿に具材をとり、好みのたれで食べる。
●アレンジポイント
餃子は鍋の主役としてたっぷり入れても、脇役として少量入れてもOK。キムチ鍋や水炊きに限らず、味噌、豆乳、トマト、カレー、寄せ鍋など、どんな鍋つゆでも合います。