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消臭に殺菌、ヘルシードリンクにも大変身! “お酢”の活用術

  • 2017.05.23
  • 大人の食活

湿気やにおいが部屋にこもりやすくなる梅雨の時期は、水まわりにも雑菌が繁殖しやすくなり、衛生面も心配ですよね。そのお悩みを「お酢」で解決してみませんか?

お酢には、疲労回復や食欲増進の効果があるだけではなく、消臭や殺菌にも有効だと言われています。今回は、そんな “お酢”の活用術について、管理栄養士の川上えりさん監修のもとご紹介します。

お酢を使って、キッチンのにおいを和らげる3つの方法

お酢スプレーで、キッチンのにおいを消臭
キッチンで気になる生乾きのふきんや排水溝のにおいは、雑菌が原因。お酢の主成分である酢酸(さくさん)は雑菌の繁殖を抑えるため、お酢を使えば殺菌や消臭を助けることができます。

まずは空のスプレーボトルを用意し、その中にお酢と水を1:1の割合で混ぜ合わせ、ふきんや排水溝に吹きかけてみましょう。においが気になった時に繰り返し吹きかければ、嫌なにおいも徐々に和らいでいくでしょう。

まな板の消臭・殺菌
お酢スプレーは、まな板の殺菌にも有効と言われています。方法は先ほどご紹介したお酢スプレーをまな板に吹きかけ、乾いたふきんやキッチンペーパーでふき取るだけ。毎日繰り返しスプレーすれば、まな板の気になるにおいを抑えやすくなるでしょう。

特ににおいがひどい場合は、まな板の表面をキッチンペーパーで覆い、表面が湿るまでお酢を吹きかけましょう。5〜20分ほど放置した後、キッチンペーパーを取って水でよく洗い流せば、気になるにおいも消えているはずです。

魚のにおいとり
魚は時間が経つにつれ血液や旨み成分が細菌によって分解され、ぬめりと特有の生臭さが出るといわれています。魚が苦手な人は、この特有の生臭さが苦手だという人も少なくありません。そこで活用したいのが、お酢の消臭・殺菌効果です。

まずはボウルを用意して、お酢と水を1:1の割合で混ぜ合わせます。できあがった酢水で軽くぬめりが取れるまで魚を洗い、キッチンペーパーなどで水気を拭きとれば、ある程度においを抑えられます。あまり強く洗いすぎるとお酢の酸味が魚に染み込んでしまうため注意しましょう。

食材の色や食感を引き立たせる効果も。調理に役立つお酢の使い方

消臭や殺菌などといった効果のほかに、お酢には食材の色を鮮やかにしたり、食感を引き立たせる効果があります。

赤い野菜をさらに色鮮やかにする
たとえば紫キャベツ、ミョウガ、赤かぶ、ラディッシュなどの野菜には、アントシアニンという色素が含まれています。アントシアニンはお酢と反応するとより鮮やかな色に変わるので、甘酢に漬けてピクルスにしたものを副菜に添えれば、食卓をより華やかに彩ることができます。

れんこんやじゃがいものシャキシャキ食感を引き立たせる
れんこんやじゃがいもには、シャキシャキとした食感を保つペクチンという成分が含まれています。このペクチンはお湯に溶けやすく、一方で弱酸性の液体には溶けづらいという特徴があります。

そのため、普通のお湯で茹でると野菜が柔らかくなり、シャキシャキした食感も薄れてしまいやすいのですが、酸性であるお酢を入れたお湯で茹でると、シャキシャキとした食感が残るのです。(お酢とお湯の割合は1:6が目安です)

焼き魚を網からはがれやすくする
グリルや網で魚を焼くと、皮が網にくっついてしまうことはありませんか?これは、魚に含まれるたんぱく質が原因。たんぱく質は熱を加えると金属と反応して、くっつきやすくなるのです。

そこで魚を焼く前にお酢をキッチンペーパーに含ませて、網や皮の表面に薄く塗ってから焼いてみましょう。お酢にはたんぱく質の性質を変化させる効果があります。そのため網に塗ったお酢が熱で起きる反応を防ぎ、網に魚がくっつきにくくすることができるのです。ぜひ試してみてくださいね。

体が喜ぶ、お酢を使ったヘルシードリンクのつくり方

さらにお酢には、体に嬉しい効果もあります。

ひとつは疲労回復効果です。お酢の主成分である酢酸は、体内で疲労回復にも役立つと言われているクエン酸に変わります。

もうひとつは、食欲を増進する効果です。酢酸は唾液や胃液の分泌を促進して胃の動きを活発にしてくれるそうです。

こうしたお酢の効果を活用したヘルシードリンクをご紹介します。

◎ほんのり甘くて飲みやすい「りんご酢風ドリンク」
穀物酢よりもまろやかで、ほんのり甘いりんご酢は飲みやすいお酢のひとつ。ヘルシードリンクにもよく使われますが、今回はご自宅にりんご酢がない方でも簡単につくれる、「りんご酢風ドリンク」をつくってみましょう!

つくり方は、りんごジュース200mlとお酢大さじ1をコップに入れて混ぜるだけ。りんごジュースのさわやかな酸味とまろやかな甘みにお酢の風味が加わり、とても飲みやすいドリンクができあがります。疲れをとりたい時に、ぜひ試してみてください。

なお、りんごジュースは果汁100%のものがおすすめ。希釈率が低い(20〜50%など)りんごジュースは風味が弱く、お酢と組み合わせると酸味からくるエグみを強く感じてしまうからです。

◎朝食代わりに飲める「サワーバナナドリンク」
エネルギーに変わりやすいバナナと、胃の動きを活発にするお酢を組み合わせた「サワーバナナドリンク」は、バナナとはちみつの甘みでお酢の酸味が和らぐので飲みやすい一杯に。

牛乳200ml、お酢大さじ1、皮をむいたバナナ1本、はちみつ大さじ1をすべてミキサーに入れて撹拌すれば完成です。

1日のエネルギーチャージをしたい朝食時に飲むのがおすすめです。

まとめ

消臭・殺菌などさまざまな効果を持つお酢。なかでもまな板などの食材を扱う調理器具を消臭・殺菌する際には、調味料としても使われているという、安心感が嬉しいですね。

雑菌の悩みを解決し、疲労回復や食欲増進にも効果が期待できる“お酢パワー”で、ジメジメした梅雨の季節や、暑い夏を乗り切りましょう。




プロフィール

川上えり/管理栄養士
管理栄養士として老人施設・病院・予防医学クリニックにてスキルを磨く傍ら、独学でスポーツ栄養を学び、現在は順天堂大学自転車競技部及びパラサイクリング連盟専属栄養士として活動中。その他、多数のスポーツ栄養の現場や未来のスポーツ界を担う子供達を管理栄養士の立場からサポートしている。

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