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失敗しない“ふっくらジューシー”ハンバーグを作る5つの基本

  • 2017.06.13
  • 大人の食活

お子さまに人気のメニューといえば、ハンバーグ。大好きなメニューだからこそ、「腕によりをかけた、おいしいハンバーグを食べさせてあげたい!」と思う方は多いのではないでしょうか。

でも「パサパサした食感になってしまった」、「中が生焼けだった」など、案外上手に作れなくて失敗した経験がある人も多いのでは?

そこで今回は、上手に焼けない原因を解説しつつ、ふっくらジューシーに焼きあがるハンバーグ作りの5つの基本をご紹介します!

■ハンバーグは焼き方に加えて、ソースも味の決め手に。
デミグラスソースやトマトソースなどのレシピはこちら。

「ぼろぼろ」「形崩れ」の原因は、タネ作りにある!

ハンバーグ作りでよくある失敗が、ハンバーグの形が崩れてボロボロになってしまったり、焼き上がりがパサついてしまうといったケース。どちらも焼き方に問題があると思われがちですが、その多くはタネ作りに原因があります。

ハンバーグ作りの基本・その1
合挽き肉の配合は、牛肉6:豚肉4が理想!

まずは最初に、タネ作りに使う合挽き肉の配合を少し変えてみましょう。一般的な合挽き肉は牛肉7:豚肉3の割合が多いですが、よりふっくらとしたやわらかめのハンバーグを作るために、少し豚肉を多めにして牛肉6:豚肉4の配合で作ってみましょう!

+1ポイント
全体的な牛豚比率のほか、食感にこだわりがある場合は、赤身肉と脂身の割合に気を配ってみてもよいでしょう。しっかりとした歯ごたえを楽しみたい場合は赤身肉を、甘みや軟らかさを重視したい場合は脂身を、それぞれ多めにしてみるなど、お好みの配合を探してみてもよいですね。
 

ハンバーグ作りの基本・その2
つなぎのたまねぎは冷やしてから混ぜる!

タネを作るときに、つなぎとして炒めたたまねぎを混ぜるのが一般的ですが、このとき、みなさんは炒めたたまねぎをすぐに肉と混ぜていませんか?

炒めたばかりの熱いたまねぎをそのまま肉に混ぜると、肉汁となる脂質が溶けてしまいます。つまり、ジューシーに焼き上げるために必要な肉汁を焼く前から失ってしまうことが、パサパサになってしまう原因にもなるのです。

したがって、炒めたたまねぎをすぐにタネに混ぜるのではなく、粗熱をとってからタネに混ぜるようにしましょう。

+1ポイント
たまねぎのシャキシャキした食感を残したい場合は、たまねぎを炒めずにタネに混ぜるのもOKです!
 

ハンバーグ作りの基本・その3
タネの空気はしっかり抜く!

「形が崩れる」「パサパサしてしまう」という問題は、タネの成形時に内部の空気を十分に抜かなかったことも原因として考えられます。空気が残っていると、焼いたときに空気が膨張してハンバーグにヒビが入ってしまいます。その結果、形が崩れてしまうのと同時にヒビの間から肉汁が逃げ、焼き上がりもパサパサしてしまいます。

タネを作るときに空気を抜くことは基本のキ。両手でキャッチボールをするようにタネを叩き、中の空気をしっかりと抜いておきましょう。

ただし、タネ作りは手早く行うことが大切。手に触れる時間が長くなると肉の温度が上がってしまい、おいしく焼きあげることができなくなります。肉が全体的に白みを帯びて、粘り気が出できたらタネ作りは完了です。

+1ポイント
タネができたら、30分ほど冷蔵庫で寝かせたあとに焼いてみましょう!生地が落ち着き、形が崩れにくくなります。また、肉に調味料などの味がなじみ、うまみも増します。
 

ハンバーグ作りの基本・その4
タネをコーティングして肉汁を閉じ込める!

そのほかに、肉汁をしっかりと閉じ込めた状態で焼けるように、タネの表面をコーティングするという方法もあります。コーティングには、小麦粉が有効です。軽くまぶしてから焼いてみましょう。

また、タネの中にパン粉を入れる方も多いと思いますが、コーティングにはこのパン粉もおすすめです。タネ作りの準備をする際に、タネに混ぜる分とは別に少し多めにパン粉を用意しておき、最後の仕上げに表面に軽くパン粉をまぶしてコーティング。すると焼きあがりが変わるので、ぜひ試してみてください。

+1ポイント
パン粉には、ドライ・生、また粗め・細かめと、いくつかの種類があります。コーティングをする際に、細かめのドライ・パン粉でコーティングするとふんわりとした焼き上がりに、粗めの生パン粉を使用するとパン粉が多めに油を吸ってカリカリとした食感が楽しめます!
 

ふっくらジューシーに焼き上げるコツは火の調節!?

タネができたら、次はいよいよ焼いていきます。ここでよく聞く失敗のひとつが、「中は生焼けなのに外側は焦げてしまった…」というもの。原因として考えられるのがフライパンです。フライパンは、熱伝導率が高く表面温度が250℃を超えることもあります。そのため、ハンバーグの中まで火が十分に入らないうちに、この高い表面温度によって外側だけがあっという間に焦げてしまうのです。

ハンバーグ作りの基本・その5
最初は中火くらいで強めに。反対側は弱火でじっくりと

これを防ぐために、片面においしそうな焼き色が付いたら裏返して弱火に。水を加えて蓋をして蒸し焼きにしながらじっくりと中まで火を通します。そうすることで、肉汁を閉じ込めてふっくらと焼きあげることができます。

+1ポイント
ご家庭では、フライパンを使ってハンバーグを作られる方が多いと思いますが、フライパンで両面に焼き目をつけた後は、オーブンで焼いてみましょう。オーブンを使うことでハンバーグを焦がすことなく、肉汁を中に保ったままよりふっくらと焼きあげることができます。大きさにもよりますが、およそ10〜15分ほど焼きあげましょう。

ハンバーグをオーブンで焼く際の理想的な温度は約180℃。タネの中心温度はおよそ65〜85℃になり、肉汁を流れ出さずに、ジューシーに焼きあげることができるといわれています。
 

“ちょい足し”オリジナルハンバーグを作ろう!

ハンバーグには、いろいろな楽しみ方があります。合挽き肉、つなぎの卵、たまねぎ、パン粉、コショウやナツメグといったスパイスがタネ作りの一般的な基本材料ですが、たとえばたまねぎの代わりにタケノコを入れてみたり、ミックスベジタブルや、ミックスビーンズをタネに混ぜれば、食感や風味など、一味違ったハンバーグを作ることもできます。

また、タネの中にとろけるタイプのチーズを忍ばせておくのもよいでしょう。食べるときにナイフをハンバーグに入れれば、とろっとしたチーズが顔を出します。見た目やおいしさを演出してくれるでしょう。

工夫次第でいろいろなメニューを作れることが、ハンバーグの大きな魅力です。

ですが、どのハンバーグも作り方の基本は一緒。しっかりと基本を抑えれば、失敗する回数は減ってくるはずです。なかなか上手に焼けなかった人は、今回ご紹介したハンバーグ作りの5つの基本をおさらいしつつ、ぜひオリジナルハンバーグ作りにもチャレンジしてみてくださいね!


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プロフィール

宮代眞弓/料理講師
1985年 大学家政学部卒業。シュガーアートデコレーションをパディケーキハウス稲田和子先生に師事。 ル・コルドンブルー、他にて製菓・料理を学ぶ。フランス・パリ・エコール・リッツ・エスコフィエにて製菓プログラム修了。オーストリア・ウィーンZuckerbackerei Giebisch Partyserviceにて製菓製パン研修。

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