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子供の「好き嫌い」を少しでも治したい!偏食の原因と、克服のための3つのヒント

  • 2016.06.21
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ただの好き嫌い?「偏食」ってなぜ生まれるの?

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「野菜は苦くて食べたくない」「魚は骨が多いからイヤ」。いつの時代もお母さんを悩ませる、子どもの「偏食」。
あなたのお子さんにも、どうしてもこれだけは食べてくれない……という食材が、ひとつはあるのではないでしょうか?

人間にはもともと、苦み・酸味を害ととらえて嫌う本能があります。そのため、赤ちゃんは最初、苦みのある青菜や酸味のあるくだものを拒むのです。

しかし、様々な食品を食べる経験を重ねていくことで味覚が育ち、好きな味が記憶されるようになります。そのような経験の繰り返しによって、食べられるものが少しずつ増えていくのです。

様々な食品を口にせず、特定の食品ばかり食べてしまう。そんな「食生活の偏り」が、偏食につながる一番の原因と言えるでしょう。

「好き嫌い」だけじゃないかも。まずはここをチェック!

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しかし、偏食の原因はそれだけではありません。アレルギーや病気といった理由で体質的に受けつけず、特定の食材を拒否している可能性もあるのです。

子どもが「○○を食べるとかゆくなる」「お腹が痛くなるから嫌い!」などと訴える場合には、アレルギーが原因であることも考えられます。そのようなときは無理に食べさせようとせず、医師に相談するようにしましょう。

また、「自分で食べる力が育っていない」というケースも考えられます。

子どもが肉の切り身やほうれん草などの、かたい食べ物を嫌がる場合、噛みきれないことを嫌がっている可能性もあるのです。

そのようなときは、好きな食材を中心に、奥歯などを使って噛む練習を進めていく必要があります。かたい食べ物は極力細かく刻むなどして、食べやすい形態に調理するようにしてみましょう。

我が子の偏食、少しでも直したい!克服のための3つのヒント

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「いろいろ工夫してみたけど、どうしても子どもの好き嫌いが直らない!」

そんなお母さんもいらっしゃると思います。ここからは、代表的な食品である肉・野菜・魚の種類別に、偏食を直すためのヒントを解説していきます!

①肉が食べられない

肉を食べられない子どもは、かたくて噛みきれない、口の中でパサついて飲み込めない……というのが原因であることが多いようです。
ひき肉に、野菜や卵などのつなぎを多めに入れた肉団子を、スープなどにするとよいでしょう。鶏肉をゆでて細かく裂き、ゆで汁にひたして味をつけ、ごはんや麺などと混ぜるのもひとつです。飲み込みやすく、しっとりとさせてあげることがポイントです。

②野菜が食べられない

特定の野菜が食べられないのであれば、他の野菜でカバーすればOKです。野菜を食べる上で大切なのは、「緑黄色野菜」と「淡色野菜」をバランスよくとること。

たとえば、トマトが食べられない子どもでもかぼちゃなら食べられる、セロリが食べられない子どもでも大根なら食べられる、ということは多いと思います。

色の濃い野菜(緑黄色野菜)と薄い野菜(淡色野菜)の中で、上手にバランスをとって食べさせるようにしましょう。

③魚が食べられない

魚の苦みや臭みが苦手なら、粉を振って油で焼く・揚げることでカバーすることができます。魚の骨が苦手な場合、極力骨の少ない切り身や刺し身を食べさせましょう。

魚とひと口に言っても種類は豊富。白身魚や青魚など、好みに応じて食べられるものを探すといいかもしれません。

味の好みは変わるもの。好き嫌いも長い目で見てあげて!

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ここまで偏食の原因とその対策法を見てきましたが、忘れてはいけないことがひとつ。それは、味の好みは成長によって変わっていくものだということです。

人は本能的に、生命を維持するために必要な栄養素を含む食品を欲します。そのため、体を大きくするのに必要な炭水化物や肉が好き、という子どもが多いのです。子どもの頃食べられなかった魚や野菜も、大人になると食べられるようになる、というケースは少なくありません。

「食べなさい!」と無理強いすることは、ストレスになるので逆効果です。子どもは、お父さんやお母さんがおいしそうに食べているものは自分も食べたいと思うもの。いつかは食べられるようになる、というおおらかな気持ちで、子どもの成長を見守ってあげましょう。
 
中村美穂様

プロフィール

中村美穂/管理栄養士、フードコーディネーター
東京農業大学卒業後、デパ地下惣菜店の商品開発を経て保育園栄養士として乳幼児の食事作りや食育活動に携わる。2009年に独立し、野菜料理とお菓子の教室「おいしい楽しい食時間」を主催するほか、自治体での栄養講習会や書籍・雑誌等のレシピ制作も多く担当している。

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