ニチレイフーズの業務用商品が使われている場所は、スーパーのお惣菜、コンビニのホットスナック(レジの近くにある揚げ物などの温かい軽食のことです)、レストラン、居酒屋、社食、病院食、学校や福祉・介護施設の給食や、本格的な調理機能を持たないスポーツ・娯楽施設の食事などさまざま。気がつかないうちに、今日もニチレイフーズの商品に出会っているかもしれません。
冷凍食品なら、誰が調理しても同じ味、同じ栄養バランスを再現できること、決まった食材をいつでも利用できること、おいしさをキープしながら長期間保存できるので、売れ残りによる廃棄を少なくできるなどの利点があります。人手不足やフードロスといった社会問題の解決に一役買っているのですね。
炒飯? から揚げ? 今川焼?
ニチレイといえば…と思い浮かべる商品があると思います。でも実は、スーパーマーケットなどで買える家庭用の商品よりも業務用の売上のほうが多いんです。
商品数も家庭用商品は120種類以上。業務用商品は、1000種類以上。 家庭用、業務用合わせ、冷凍食品メーカーの売上高ランキング
1位※として、業界をリードしています。
※(株)食品産業新聞社「冷食日報」2023年8月22日掲載記事
2022年度もニチレイフーズは過去最高の売上高を更新。
「ほんの少しの、その差にこだわる。 」独自の「おいしさ再現力」で、主食からデザートまで、さまざまなメニューをフルカバーしています。
とくに都市部では、新型コロナウイルスの感染拡大がおさまったあとも、一定の割合でリモートワークが定着。内食(家で調理して食べる食事)や中食(弁当や総菜を持ち帰って食べる食事)の需要も増えています。
日本でのフードロスは年間約523万トン!(推計)
おいしさを保ったまま長期間保存ができ、食べたい時に食べたい分だけ解凍して使える冷凍食品は「食のタイムマシン」。うまく使っていくことで、フードロス削減にも貢献できると考えます。
ニチレイフーズの工場では、製造過程におけるフードロス削減にも取り組んでいます。
工場からの食品残渣を、豚や鶏のエサにリサイクルしたり、自社開発のAIを導入して炒飯の焦げやチキンの血合いなどの廃棄部分を極力ピンポイントで除去することに成功したりしています。
通販限定の冷凍おかずセット「きくばりごぜん™」は年間170万食突破(2022年)。野菜100g以上※、300kcal以下、塩分2.0g以下。
栄養バランスを考えたおかずが、レンジで最短4分で。
糖質や脂質が気になるなど、さまざまな健康状態への配慮にも。
離れて暮らす家族に送る方、忙しい日のお助けメニューとして冷凍庫に常備する方など、使いかたは広がっています。
※芋類、きのこ類、海藻類、豆類を含む。生鮮換算
リニューアルしたパッケージでは、4割以上のプラスチックを削減。
トレイ、フタ、配送用段ボールまで、環境包材化しました。食べた後、フタは紙、トレイは可燃物としてそのまま捨てられます。
近畿大学とニチレイグループは、水産資源の枯渇問題やフードロス問題の解決の一助とすべくアセロラ養殖魚の共同研究を進めてきました。ビタミンCを多く含み、抗酸化作用があるアセロラの搾りかすを一定量養殖魚のエサに混ぜることで、後味がよくなり、肉質や色味も良くなるというものです。
天然ビタミンCが豊富で抗酸化作用を持つアセロラは、機能性素材として食品・飲料に使われるだけでなく、酸化防止剤のかわりや、食品の品質改良、化粧品の原料などにも使われています。
工場で使用する電力も、できるところから太陽光や水力など、再生可能エネルギーにシフトしていきます。 船橋工場では以前からグリーン電力証書を活用して「本格炒め炒飯®」の製造における電力はすべてグリーン電力で賄っています。
山形工場では、使用電力を山形県内の水力発電所で発電された地産地消の電気「よりそう、再エネ電気」に置き換えています。
2023年4月に稼働を開始した、ニチレイフーズグループのキューレイ第三工場では、包装ラインを囲って、個別に空調。
冷やす箇所を減らすことで、省エネルギー・CO2削減に努めています。
「冷凍」や「冷凍食品」を使うことは、食事作りのよりどころとして、ちょっとした安心感をくれたり、生まれた時間でゆったり過ごせたり、忙しい毎日を、そっと支えてくれるもの。
「冷凍を賢く使ってほしい!」という想いで、お役立ち情報を発信しつづけるサイト「ほほえみごはん®」は、年間1億もの閲覧数をいただけるメディアに成長しました。
「ほほえみごはん®」を本にしませんか?
とお声掛けいただき、150以上の食材の使える冷凍・解凍方法を収録した書籍ができました。使える、助かる、やってみたい!ワザの数々。
冷凍食品のパイオニアであるニチレイフーズならではのノウハウを、ぜひお手にとってご覧ください。
標高約3000mのエクアドルの高原は日照時間が長く、ブロッコリー栽培に適した場所。涼しい気候で、太陽の光をたっぷり浴びて育ったブロッコリーは緑があざやか。ニチレイの冷凍ブロッコリーは、使いやすいように食べやすい大きさにカットし、下茹でしてから冷凍しています。
ニチレイフーズが早くから取り組んでいるサステナビリティのひとつが「調達方法」。
契約農家との信頼関係を重視し、独自のサポート体制と新規農家の支援等を行い、サステナブルな調達を実現しています。
エクアドルでは、現地のブロッコリー農家の生活環境改善に取り組む現地NPO法人へ、寄付を行っています。またブラジルのアセロラ契約農家には、全量買い取りや苗木の無償提供、栽培ノウハウの講習などで、安心して農業を続けられる環境を提供しています。
従業員のモットー「ハミダス」の社内に浸透させるために発足した、部署を横断した活動です。経営層と従業員が対話する「あぐら」のような「明るく、元気で、風通しの良い会社を目指す従業員向けの活動」と、「チャーハンの日®」(8月8日=パラパラ!)に地域住民の方に「本格炒め炒飯®」の試食会を行うなど「ニチレイフーズの想いや冷凍食品の良さを社外に伝える生活者向けの活動」があります。
有給休暇消化率は現在77%(まだまだ上げていきたい!)。
新卒入社の社員の男女比率は1:1に近づいています。子どもを持っても、ワークライフバランスを維持して働き続けてくれる女性社員も増えています。
アフターコロナの冷凍食品の価値は、おいしさ×栄養×時短×「パーソナル」。
「タイパ」重視志向、高齢世帯で火を使いたくないなどのニーズにも、手軽においしさを再現できる冷凍食品は欠かせない選択肢になりました。“パーソナルユース”に対応すべく、山形工場に個食生産ラインを、長崎工場に今川焼を主体とした軽食・スナックラインを導入。2024年度には「パーソナルユース商品」の売上高合計で300億円を目指します。
若い世代にも人気の「今川焼」や、発売以来売上№1の「本格炒め炒飯®」、レストランのように洋食とパスタがワンプレートで食べられる「三ツ星プレート」シリーズ、個食麺シリーズより「香ばし麺の五目あんかけ焼そば」といった新たなヒット商品も生まれています。
※ インテージSRI+冷凍調理炒飯市場2017年3月~2023年2月 各年累計販売金額/インテージSRI冷凍調理炒飯市場2001年3月~2017年2月 各年累計販売金額
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