トップアスリートの食事はストイック…と思いきや、「冷凍食品も活用しています」と語るのは、2023年フェンシング世界選手権・女子フルーレ団体で銅メダルを獲得した宮脇花綸(みやわきかりん)選手。
彼女の「勝負強さ」の秘訣、そして、その強さを支える“最強ルーティン”と“超効率的食生活”とは? 宮脇選手が 絶賛したニチレイの冷凍食品も必見です!
※株式会社ニチレイフーズは、日本フェンシング協会のオフィシャルパートナーとして、選手のサポートを行っています。
宮脇花綸はどのように「勝負強さ」を磨いてきたのか
「心は熱く、頭は冷静に」——“勝つ”ために求められること
——そもそも宮脇選手がフェンシングを始めたきっかけはなんだったのでしょう?
宮脇選手:小さい頃、姉が「剣道をやりたい」と言い出したのですが、近所に道場がなくて。たまたま家から通える場所にフェンシングスクールがあったので、親に「“西洋版の剣道”だから」と勧められて、姉が先に習い始めたんです。
送り迎えについていくうちに私もやってみたくなり、5歳のときに一緒に習い始めました。
——国際大会のような大舞台で勝ち切るには相当な「勝負強さ」が必要だと思いますが、フェンシングは、特にどんな場面で「勝負強さ」が発揮される競技なのでしょうか?
宮脇選手:フェンシングは「試合をどういう形で勝ち切るか」に「勝負強さ」が出る競技だと思います。
例えば、バレーボールなら1セット25点を3セット先取した方が、サッカーなら90分でより多くの点数を取った方が勝ちですよね。フェンシングは、1試合で15点先取するか、3分間×3セットで相手より多くの点を取るか、点数と時間の両方の要素で勝敗が決まるんです(※)。
※ 個人戦の場合
——15点先取して勝つのか、それとも時間を使い切って勝つのか。“勝ち切り方”を、常に見極めながら戦わなければいけないんですね。
宮脇選手:そうなんです。最後まで集中力を切らさず、心は熱くても頭は冷静に戦わなければいけないのがフェンシングの難しさであり、面白さでもありますね。
宮脇花綸流「勝負強さ」の磨き方
——そうした、世界で戦う上で必要となる「勝負強さ」は、どのようにして鍛えられるものなのでしょう?
宮脇選手:正直、技術面も精神面も「これをすれば正解」というものはないと思っているんです。
「このシーンではどうすべきか」というのは人によって違うので、他の選手を見たり、真似をしたりしても学べることではないのかなと。
結局、正解は自分の中にあるので、いろいろな経験を積んで考えるしかないと思っています。試行錯誤を繰り返しながら、「勝負強さ」をまだまだ鍛えている途中ですね。
——プレッシャーを感じたときは、どのように対処していますか?
宮脇選手:今は、試合の前に緊張したり、プレッシャーを感じてしまうのは「当然のこと」と考えるようにしています。それだけ、その試合や目の前の状況に懸けているという気持ちが強いということなので。
ただその緊張感が、悪い流れを作らないようにすることは意識しています。
試合でプレッシャーを強く感じるようになったのは、中学生の頃でしたかね。当時は対処法がよく分かっていなかったので、負けると技術的な面ばかり直そうとしてしまっていたのですが、今考えるともっと精神面にフォーカスすべきだったなと思います。
宮脇選手
フェンシングは、体力や体格に自信がなくても大丈夫!
速さ、パワー、戦術など、自分だけの“武器”で戦えるスポーツなんです。
「ゲン担ぎはしない」。100%の力を引き出すルーティン&気になる食生活
試合前のルーティンはあえて決めない!?
——宮脇選手は、最高のパフォーマンスを引き出すために、日々やっていることは何かありますか?
宮脇選手:コンディションを維持して、試合で100%の力が発揮できるようにするため、基本的に毎日同じルーティンで生活するようにしています。
——試合前のルーティンは何か決めていらっしゃいますか?
宮脇選手:試合前のルーティンは、2024年に一度全部なくしたんです。
というのも、フェンシングの試合は海外で行われることがほとんど。大会によって行先もバラバラで時差もあるし、ホテルでの食事のメニューもいつも同じとは限りません。
だからどんな環境でも100%の力が発揮できるよう、決まったルーティンやゲン担ぎのようなものは作らないようにしています。
宮脇選手
試合前に聴く曲だけは決めています! 「めざせポケモンマスター」など、厳選した5曲です。
平日は朝・昼・夜、毎日同じメニュー!
——日々の食事と栄養バランスは、アスリートにとって欠かせないものだと思います。普段の食事はどうしているのでしょうか?
宮脇選手:1日の食事のメニューも平日は、毎日同じものに決めています。今のメニューを続けて、大体5年くらい経ちますね。
——やはり、朝ごはんから、3食しっかり食べていらっしゃるんですね!
宮脇選手:朝からしっかり食べるという習慣を身に付けられたのは、親のおかげだと思います。当時は当たり前に受け止めていましたけど、実家で暮らしていた頃は、1日3回の食事をしっかりとれるようにサポートしてくれました。
私はフェンシング選手としては小柄な方だったので、おかずの品数を多くして、量をしっかり食べられるようにしつつ、たんぱく質などいろいろな栄養をとれるようにいつも配慮してくれていたのはありがたかったです。
——ちなみに、毎日同じ食事で飽きることはないのでしょうか?
宮脇選手:アスリートとして、今の自分に合った1日の摂取カロリーやたんぱく質量などが決まっていて。毎日違うものを食べようとすると、その都度、栄養の計算が必要になって大変なんです。
だから、平日は決まったものを食べてコンディション維持に努めています。
宮脇選手
平日は毎日同じものを食べる分、週末は家族や友人と好きなご飯を食べて、リフレッシュしています!
宮脇選手もイチオシ! アスリートが認めるニチレイの冷凍食品とは?
日々の食事に冷凍食品を取り入れることも!
——フェンシング日本代表のみなさんは、ニチレイフーズの冷凍食品も日々の食事に取り入れてくださっているとお聞きしました……!
宮脇選手:そうなんです! フェンシング日本代表の練習場の冷凍庫には、ニチレイフーズさんから提供いただいている冷凍食品が常備されていて。新しい商品が増えるたびにみんなでチェックしています(笑)。
——アスリートの方が冷凍食品を食べるのは少し意外に感じたのですが……。
宮脇選手:例えば『むねから®』でたんぱく質をとったり、『今川焼』を練習後の補食にしたりして、活用する場面は実は多いんですよ。
私の場合、海外の試合から帰国後、長時間のフライトで疲れて買い物に行く気力もないときにも、冷凍食品のストックに助けられています!
1食のたんぱく質量が20g超えの商品も!? ニチレイの「everyONe meal」とは
宮脇選手も活用するというニチレイフーズの冷凍食品。その中でも、特にたんぱく質に特化したシリーズが「everyONe meal(エブリオンミール®)」です。
全ての商品が100g当たり9g以上のたんぱく質をとれるように設計されており、コク深いスープリゾットから、本格風味のカオマンガイのようなエスニック料理まで、豊富なラインアップも魅力の一つ。
今回は、宮脇選手にそのリアルな感想と、気になる新商品の味について伺いました。
——「everyONe meal」は、アスリートとして、特にどんな点が魅力的だと感じますか?
宮脇選手:ほとんどの商品が、容器のままレンチンすれば、お皿いらずですぐに食べられるのが便利ですね。
1食当たりのたんぱく質量が20gを超えるものがあるのもすごい!
私の場合、1日に90gはたんぱく質をとりたくて。それも、プロテインだけに頼らず、できるだけ食事からとりたいと考えているので、ありがたい商品ですね。
宮脇選手:実際に何品か食べたことがあるんですけど、どのメニューもおいしくて気に入っています。
『もち麦ごはんの枝豆おにぎり』『チーズドック(全粒粉入り※)』などは、補食にも活用できて、フェンシング日本代表選手の間でも好評なんです! 私も自宅の冷凍庫にストックしています。
※ 全粒粉38.8%(小麦粉に占める割合)
新商品を実食! 宮脇選手の推し商品に選ばれたのは……?
——今回、2025年秋に発売される新商品も3つご用意しました!
ごろっとミート※のショートパスタ

ガーリックの風味豊かな完熟トマトのトマトソースがおいしい、1食でたんぱく質が26.0gとれるショートパスタ。トッピングにはハンバーグが2つも! お好みでハンバーグをくずしながら食べると、ミートソースのような風味と食感が楽しめます。
※ ハンバーグを使用
スパイス香るチリコンカンのショートパスタ

豚肉と牛肉のひき肉をトマトで煮込み、4種の豆とスパイス&ハーブを合わせた、本格風味のチリコンカンショートパスタ。1食でたんぱく質が24.5gとれます。
チキンと彩り野菜のチーズクリームパスタ

濃厚だけど、重くない! 1食でたんぱく質が25.0gとれるチーズクリームパスタ。コクのあるソースがショートパスタによく絡み、彩りも豊かな一皿。
宮脇選手:私のお気に入りは『スパイス香るチリコンカンのショートパスタ』ですね! 辛いものが結構好きなのですが、これはスパイスがしっかりきいていて、とてもおいしい。このワンプレートでたんぱく質が24.5gもとれるのもうれしいですね!
▼「everyONe meal」実食レビュー&開発秘話はこちら!
——最後に宮脇選手から「ほほえみごはん」の読者のみなさまにメッセージをお願いします!
宮脇選手:フェンシングは11月から新シーズンが始まります。よりいっそう「勝負強さ」を磨いて、国際大会では個人でも団体でも金メダルを目指したいと思っています。フェンシング日本代表の活躍にご期待ください!