報道関係者各位
株式会社ニチレイフーズ
“生産能力倍増” “環境配慮型工場”へ刷新
ニチレイ・アイス 新・二色の浜アイスプラント稼働のお知らせ
ニチレイフーズグループの株式会社ニチレイ・アイス(代表取締役社長・不破勝利、以下「ニチレイ・アイス」)は、大阪府貝塚市の製氷工場・二色の浜アイスプラント(以下「旧IP」)を刷新し、「新・二色の浜アイスプラント」(以下「新・二色の浜IP」)として、2020年12月1日より本格稼働いたしました。
新・二色の浜IPの生産能力は旧IPの2倍で、ニチレイ・アイス最大の生産規模となります。また、今回の新設に合わせ、ニチレイ・アイスとしてはじめて自然冷媒(アンモニア)の冷凍設備・高効率の冷凍機を導入し、「環境配慮型工場」とするとともに、衛生区と非衛生区を完全区分けし、品質保証体制を強化しました(2021年度、FSSC22000認証取得見込)。
【新・二色の浜IP新設の背景】
近年、気候変動による夏場の猛暑時の需要急増にくわえ、ライフスタイル変化に伴う「家飲み」等、家庭内における包装氷やカップ氷などの消費拡大が期待されています。また、コンビニエンスストアのアイスコーヒー用カップ氷需要も高水準で推移しています。
一方、ニチレイ・アイスは、さまざまな規格の包装氷需要拡大に対して、最需要期以外に生産・在庫することで対応してきました。しかし、緊急の増産対応が難しいことや、長期保管による費用負担が課題でした。また、旧IPは稼働から25年以上経ち、設備の老朽化も問題となっていました。
このような社会環境を踏まえ、ニチレイ・アイスは、生産能力を高め生産品目数を増やし、西日本エリアを中心とする消費地近隣で生産し、変化する生活者ニーズへ柔軟に対応すべく、新・二色の浜IPを新設いたしました。さらに自然冷媒を新規に使用することで環境に配慮し、省エネルギーにも対応いたします。
【新・二色の浜IPの特徴】
1)生産能力の増強
氷の生産能力を倍増し、ニチレイ・アイス最大の製氷工場として稼働し、柔軟な生産体制をととのえます。
2)生産品目数の拡大
製造ラインを新設することで、従来の「袋入り」・「グラス入り」にくわえ、新たに「アイスペール入り」の生産が可能となり、変化する生活者のニーズへ柔軟に対応いたします。
<各商品タイプのイメージ>
3)環境配慮型工場
オゾン層破壊係数ゼロ・地球温暖化係数ゼロのアンモニアを自然冷媒に使用した冷凍設備を新たに導入し、環境に配慮いたします。なお、冷凍機はパッケージ内部に収め、アンモニア漏洩防止対策を厳重に施しています。この冷凍設備は旧設備に対し20%以上の効率改善が可能で、電力使用量原単位約10%の改善が見込まれます。その結果、省エネルギーに対応し、CO2排出削減にも貢献します。
4)働き方改革・省人化対応
従来、人手で操作していたアイス缶用クレーンを全自動化しました。将来的には工場内の全設備の自動化・無人化を目指しており、従業員の作業負担を軽減し安全性を高めるとともに、将来一層厳しくなると想定される労働力不足へも対応してまいります。
5)品質保証体制の強化
衛生区(製氷工程・包装工程等)と非衛生区(箱詰工程・資材保管庫等)のエリアを完全に区分けし、両区の従業員が交差しないレイアウトにしています。各エリアの出入口には虹彩認証によるセキュリティシステムを設置してフードディフェンスに対応し、品質保証体制を強化します。また、食品安全マネジメントシステムの国際認証であるFSSC22000認証を取得見込みです。
【新・二色の浜IPの概要】
(1)所在地:大阪府貝塚市二色中町8-5
(2)工場名称:ニチレイ・アイス二色の浜アイスプラント
(3)建物:鉄骨造2階建 建築面積:1534.95㎡ 延床面積:2843.07㎡
(4)投資金額:約20億円
(5)日産製氷能力:140t/日
(6)従業員数:約30名(一直時)
(7)本格稼働開始日:2020年12月1日
(8)生産品目:家庭用・業務用包装氷(袋入り・グラス入り・アイスペール入りタイプ)
【この件に関するお問合せ先】
株式会社ニチレイフーズ マーケティング部 広報グループ[担当:大竹・笹嶺・原山]
〒104‐8402 東京都中央区築地六丁目19番20号 ニチレイ東銀座ビル
E-mail:N1010X088@nichirei.co.jp