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【キッザニア東京・甲子園】ニチレイフーズのパビリオンでオリジナルの冷凍食品をつくろう

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みなさんはキッザニアをご存知でしょうか?キッザニアは、約100種類の仕事やサービスを体験でき、子どもの仕事への興味と夢を膨らませることができるエデュテインメント(楽しみながら学ぶ)施設です。

当サイトを運営しているニチレイフーズも、キッザニア東京がオープンした2006年から職業体験ができるパビリオンを運営しています。

そこで今回は、ニチレイフーズのキッザニア担当である石井泉さんと、キッザニア事業本部の小野田はつみさんに、キッザニアとニチレイフーズのパビリオン「冷凍食品開発センター」に込められた子ども達への思いを伺いました。

【キッザニア東京】冷凍食品開発センターパビリオンのご紹介

石井さん(写真:左)、小野田さん(写真:右)

編集部:石井さん(写真:左)、小野田さん(写真:右)、よろしくお願いします!まずはパビリオンで体験できることをお聞かせください!

小野田さん:ニチレイフーズさんのパビリオンでは、子ども達が冷凍食品の開発者になってチャーハンやピラフを開発できるんです。具体的に体験の内容をご紹介します。

(事前準備)並んで待っている間に、チャーハンかピラフ、どちらを作るかを決めましょう。

① ユニフォームを着て、しっかり手洗い!

手洗いをしている写真

② 冷凍食品の開発の仕事について説明を聞いたら早速開発スタートです。
③ チャーハンやピラフに入れたい具材を選んだら、ごはんと一緒にビニール袋にいれます。

具材をビニール袋に入れている写真

④ 粉状のドライアイス「スノードライ」を袋に入れてよく振り冷凍させます。

スノードライを袋に入れて冷凍させている写真

⑤ 出来上がった冷凍チャーハン、又は冷凍ピラフをカップに移し、電子レンジで温めます。
⑥ 「お疲れ様でした!」と元気よく挨拶をしたら、お給料としてキッザニアの専用通貨「キッゾ」と開発した冷凍食品を受け取ってお仕事終了です。作った冷凍食品はキッザニアの中で試食できますよ。

キッザニア東京の体験の様子

編集部:帽子の下にヘアネットをかぶったり、身だしなみのチェックや手洗いまでしっかり行っているんですね!本当にお仕事をしているみたい。

小野田さん:そうなんです。キッザニアではアクティビティを通して大人になりきってもらいます。だから、食品開発者として手洗いや衛生面も体験してもらいますし、スタッフも子ども扱いせず、「〜さん」と呼ぶんです。

編集部:そこまで徹底しているんですね。先ほど説明していただいた工程の中で、特に人気があるのはどこでしょう?

小野田さん:人気があるのは具材選びと、スノードライを使った工程です。

具材選びはそれぞれの個性が出るので、こちらも見ていて面白いですね。「開発の仕事」として取り組んでくれるので、好きなものだけじゃなくて、まんべんなく具材を入れる子どもが多いんです。

特に、繰り返し来てくれる子ども達はこだわりが出てきて、「ジューシーさを出したいからチャーシューを多めにする」「冬は風邪をひきやすいからネギを多めにする」と言って、味や彩り、栄養を自発的に考えてくれるんです。

小野田さん

編集部:大人顔負けですね。その様子に驚かれるご両親も多いのでは?

小野田さん:ご両親からは、「グリンピースが食べられないのに、作ったピラフのグリンピースはパクパク食べていて驚きました」「普段は言われないと動かないのに、率先して片付けや小さい子のお世話をしていて感動した」などのご感想をいただいています。

キッザニア東京の体験の様子

編集部:子どもってあれこれ言いすぎず、任せてあげれば自発的に動いてくれるのですね。

【キッザニア甲子園】冷凍食品開発センターパビリオンのご紹介

キッザニア甲子園のニチレイフーズのパビリオンでは、冷凍焼おにぎりの開発が体験できます。具体的な内容をご紹介!

① ユニフォームを着て、しっかり手洗いをします。

② 黄色いおにぎりメーカーにごはんをいれてふり、型に入れやすいように丸めます。

おにぎりメーカーにごはんをいれてふっている写真

③ 丸や三角、星、ハートなど、いろいろな型の中から自分の好きな型を選び、ごはんを型に詰めて型抜きします。

④ ごはんを型から取り出したら、おにぎりにたれを塗り、オーブンに乗せてこんがりとするまで焼きます。

おにぎりにたれを塗っている写真

⑤ スノードライで焼おにぎりを急速に冷やします。

スノードライで焼おにぎりを急速に冷やしている写真

⑥ 出来上がった焼おにぎりを取り出し、サーモグラフィーで温度を確かめます。サーモグラフィーは温度が高いと赤色に、低いと青色に映ります。オーブンで焼いたおにぎりは真っ赤、スノードライで冷やした焼おにぎりは青色に!

サーモグラフィで温度を確かめている写真

⑦ 「お疲れ様でした!」と元気よく挨拶をしたら、お給料としてキッザニアの専用通貨「キッゾ」と開発した冷凍食品を受け取ってお仕事終了です。作った冷凍食品はキッザニアの中で試食できますよ。

完成した焼おにぎりを持っている集合写真

私たちが伝えられることは「安全・安心、ていねいなものづくり」

子どもたちが冷凍チャーハンを食べている写真

編集部:オープンする際のパビリオンのコンセプトはどのようにお決めになりましたか?

石井さん:キーワードは「ていねいなものづくり」です。子ども達にお仕事を体験していただく中で、ニチレイフーズが伝えられることは何か?と考えた時に、「ものづくりを真面目に丁寧にしていること」だと考えたんです。

私たちは、それを「安全・安心なものづくり」と言っていますが、それは食べものを作る側の責任として、基本中の基本だと思っています。子ども達には、体験を楽しみながら、真面目に丁寧にものづくりをする大切さを伝えたい。

このプログラムを作る時には、機械設備のプロや研究開発部門の担当者、商品開発や企画担当者など、社内のたくさんの従業員に参加してもらって、シナリオづくりをはじめパビリオン内外の設備設計にいたるまで、さまざまなアドバイスをもらいました。

こうした食育・教育のCSR(企業の社会的責任)活動は、キッザニアさんに出展していることも含めて、さまざまな形で行っています。

石井さん

編集部:他にはどのような活動を行っているんですか?

石井さん:たとえば、「出張工場見学」という出前授業を行っています。これは小学生を対象に、従業員が講師になって、工場で撮った動画と資料を使って、冷凍食品ができるまでを分かりやすく紹介するものです。

この動画は従業員が自ら家庭用のビデオカメラを使って、通常ではなかなか見られない工場の生産ラインの様子を撮ってお見せしています。たとえば、今川焼を焼いている鉄板の間近で機械が“パカッ”っと開いて今川焼がきれいに焼きあがる様子を見せたりとか。

編集部:面白そうですね!まるでテレビ番組を見るような感覚で興味を持ってくれそうですね。

石井さん:子ども達はとても素直なので、思わず歓声が上がったりして、動画は好評ですね。出張工場見学は2014年に始まって、今は毎年1000人くらいのこども達に受けていただいています。最近は子ども達だけでなく、大人の方にも好評で、公民館のシニア講座などに呼んでいただいたりと、少しずつですが活動の幅を広げています。

ほかにはスマホ用アプリ「FamilyApps」に「ニチレイのおいしいおべんとうをつくろう!」というコンテンツを配信しています。

アプリでは14種類の中からお弁当箱を選び、86種類のおかずを自由に詰めてお弁当作りを疑似体験することができたり、作ったお弁当の野菜の量を測る「野菜診断」という機能を付けたりしています。

キッザニアの「冷凍食品開発センター」のお仕事と同じように、このアプリに影響されて、「食べられないものが食べられるようになった」「息子がアプリを参考にお弁当作りにチャレンジをしました」など、保護者の方々からのお声をいただくと、とっても嬉しいんです!

一度だけじゃもったいない!リピートすれば、もっと学べる成長できる

編集部:ニチレイフーズのパビリオン「冷凍食品開発センター」で「これを知っておくともっと楽しめるよ!」というポイントはありますか?

石井さん、小野田さん

小野田さん:冷凍食品開発センターは何も知らない状態で来ていただいた方が、驚きや感動があると思います。体験内容をご紹介しましたが、それは体験前の子ども達には内緒にしてくださいね(笑)

それと、ぜひリピートしていただきたいと思います。キッザニアは「エデュテインメント」といって、遊びながら学べることを大切にしています。ただ作って楽しい、美味しい、だけでなく、アクティビティに学びのポイントをいくつも盛り込んでいるんです。

冷凍食品開発センターで言えば、「スノードライは二酸化炭素でできていて、温度はマイナス78.5度なんだよ」など、豆知識をたくさん紹介しています。

編集部:行くたびに違った楽しみや発見があるんですね!ほかにお得な情報はありますか?

小野田さん

小野田さん:キッザニアには会員組織があって、入会していただくとオリジナルグッズがもらえたり、普通のパビリオンでは体験できない特別な仕事もできるんです。

たとえばキッザニア東京の冷凍食品開発センターでは、チャーハンとピラフを一度に両方作れます。中にはどちらにしようか選びきれない子どもも多いので、両方作れるのは嬉しいようです。

「子ども達に生きる力を育んで欲しい」。オープン当初から変わらない思い

石井さん、小野田さん

編集部:最後に、この記事を読まれている方に向けてメッセージをいただけますか?

小野田さん:2006年にキッザニア東京がオープンして以来、今も昔も変わらず、エデュテインメントタウンとして「子ども達が社会で生きて行くために必要な、生きる力を育んで欲しい」という理念は変わっていません。

これからキッザニアに来られる方は、最初は「うちの子できるかしら」と心配になる保護者の方も多いと思います。でも、意外と子どもはしっかりしていて、ひとりでなんでもやれるんです。まずは子どもの背中を押して送り出すことで、少しだけ成長した姿が見られると思います。

子どもたちが冷凍チャーハンを持っている写真

編集部:石井さんはいかがですか?

石井さん:私もオープン当初、よく娘と一緒にキッザニアに遊びに来ていました。

実は、娘が当時使っていたキッザニアのお財布やキャッシュカードをまだ持っているんです。キッザニアで体験したことは、それだけ娘にとって楽しい思い出なのかもしれません。

世の中のいろんなお仕事を体験できる機会って貴重だと感じます。キッザニアは、子ども達が遊びながら少し大人になれる場所。ひとりの母として、お父様お母様には自信を持っておすすめしたいと思います。

編集部:石井さん、小野田さん、本日はありがとうございました!

キッザニア「東京」「甲子園」バナー

ニチレイフーズのコーポレートサイトでは、パビリオンの体験ムービーや、「東京」と「甲子園」それぞれの体験の流れをより詳しい情報を掲載しております。キッザニアへ遊びに行く前に読めば、パビリオンをもっと楽しむことができると思いますので、ぜひ一度ご覧ください!

■ニチレイフーズキッザニア特設サイトはこちら
https://www.nichireifoods.co.jp/enjoy/kidzania/

 

■キッザニア東京
住所:東京都江東区豊洲2-4-9 アーバンドック ららぽーと豊洲 NORTH PORT 3F
休業日:不定休
営業時間:第1部 9:00〜15:00/第2部 16:00〜21:00
利用料金など詳しい情報はこちら ⇒ キッザニア東京オフィシャルサイト

■キッザニア甲子園
住所:兵庫県西宮市甲子園八番町1−100 ららぽーと甲子園
休業日:不定休
営業時間:第1部 9:00〜15:00/第2部 16:00〜21:00
利用料金など詳しい情報はこちら ⇒ キッザニア甲子園オフィシャルサイト
※東京とは異なり、キッザニア甲子園のアクティビティは「焼おにぎり」作りです。

■キッザニア福岡
住所:福岡県福岡市博多区那珂6丁目23-1「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」内
休業日:不定休
営業時間:平日 9:00〜17:00
休日(土・日・祝)第1部9:00〜14:30/第2部15:30〜20:00
利用料金など詳しい情報はこちら ⇒ キッザニア福岡オフィシャルサイト

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