もちもち食感が美味しいイタリア料理「ラザニア」。ラザニア用の平たいパスタの代わりに、餃子の皮で簡単に作れるって知っていますか? レシピを教えてくれるのは、料理研究家の吉田瑞子先生。オーブンを使わず手軽に美味しく仕上げる方法を解説します。さらに余ったときに便利な冷凍保存方法も紹介。
餃子の皮でラザニアを作ると、手軽にもちもち食感が味わえます!
ラザニアを作るために、わざわざ平たい形のパスタを購入しても使いきれないことも多いですよね? そんなときは餃子の皮で代用するのがおすすめ。材料も手に入りやすく、ラザニア用パスタと比べて調理時間も短くて済みます。ただし、餃子の皮をゆでずにそのまま使ってしまうと、「生っぽい」と感じることも。餃子の皮を美味しく、もちもちに仕上げるコツは?
【オーブン不要】餃子の皮で作る、ラザニアのレシピ
餃子の皮を使った時短で作れるラザニアのレシピを紹介。餃子の皮なら容器に合わせて自由に重ねられるので、どんな大きさや形の耐熱容器でもOK。ホワイトソースとミートソースは、市販品でも手作りでも大丈夫です。
材料(2人分)
■ミートソース・ホワイトソースのレシピはこちら!
作り方
1 餃子の皮を3分ゆで、冷水で締める
餃子の皮は塩少々(分量外)を加えた熱湯で約3分ゆでる。ゆで上がったら冷水に取り、冷やす。
POINT
熱湯に入れるときは、餃子の皮同士がくっつかないよう、1枚ずつ入れること。
2 オリーブオイルをまぶし、キッチンペーパーの上に並べる
ザルにあげた餃子の皮にオリーブオイルをまぶし、表面をコーティングする。キッチンペーパーを広げ、その上に餃子の皮を2枚1組にして並べ、軽く水気を切る。
POINT
餃子の皮はラザニア用パスタより薄いので、2枚1組に重ねて使うといい。餃子の皮にオリーブオイルをまぶすと、表面の乾燥を防ぐとともに、風味が付いてホワイトソースやミートソースになじみやすくなる。
3 耐熱容器にホワイトソース、ミートソース、餃子の皮の順に入れる
耐熱容器にホワイトソース、ミートソースの順に1/4量を重ね入れる。2枚1組にした餃子の皮をすき間なく全体を覆うように敷きつめる。
※写真では横23.7cm×縦12.5cm×高さ5cmの耐熱容器を使用しています。
POINT
2枚1組にした餃子の皮同士は重なってOK。耐熱容器の形状に合わせ、すき間なく並べるのがポイント。
4 3の作業を繰り返し、ピザ用チーズをのせる
③の作業を3回ほど繰り返し、最後にホワイトソースとミートソースを重ね、ピザ用チーズをのせる。
5 オーブントースターで焼く
あらかじめ温めておいたオーブントースター(200℃)で5〜6分焼く。こんがりと焼き色が付いたら取り出し、好みでパセリをちらす。
余ったラザニアは冷凍保存できます!
食べきれなかったラザニアは、冷凍しておくと便利。電子レンジで温めるだけで、いつでも手軽にラザニアが食べられます。
【冷凍方法】
冷凍用保存容器にラップを敷き、粗熱をとったラザニアを1食分ずつ入れてラップで包み、ふたをして冷凍する。冷凍庫で1ヵ月程度保存可能。
POINT
プラスチック製の冷凍用保存容器の場合、ラップを敷いてからラザニアを入れると色移りを防ぐことができる。
【解凍方法】
冷凍用保存容器のふたを外して電子レンジ(500W)で1食分(約200g)につき6〜7分加熱する。
POINT
電子レンジで温めたラザニアを耐熱容器に移し、追加でピザ用チーズ適量をトッピングしてからオーブントースターで焼いても美味しい。