ボリューム満点で見た目も映えるロコモコ弁当の作り方を紹介します。レシピをはじめ詰め方やお弁当に持って行くときの注意点、おすすめの付け合わせなどを徹底ガイド。さらに前日に作り置きする場合や冷凍ハンバーグを使う場合のアドバイスなども料理研究家の吉田瑞子先生に教えていただきました。
【お弁当箱の準備】深さのある容器ならなんでもOK
【ハンバーグの準備】前日に仕込んでも!
【付け合わせの準備】彩りのいい野菜にひと工夫
【目玉焼きの準備】お弁当はしっかり加熱が基本!
【詰め方】バランスよく盛り付けるコツ
【持って行き方】夏場はしっかり保冷するのがおすすめ!
【お弁当箱の準備】深さのある容器ならなんでもOK
ロコモコ弁当は、ごはんの上にハンバーグや目玉焼きをトッピングするので、お弁当箱は深さに余裕のあるタイプがおすすめ。丸型のお弁当箱や保存容器などでもOK。
【ハンバーグの準備】前日に仕込んでも!
ハンバーグは朝、肉ダネから仕込むと時間がかかるので、前日に仕込んで焼いておき、当日はソースと絡めるだけにしておくと簡単です。もしくは時間のあるときに多めに仕込んで冷凍しておくのもおすすめ。
【ハンバーグ準備:前日まで】
材料(4人分)
作り方
- 玉ねぎはみじん切りにする。耐熱ボウルに入れ、サラダ油小さじ1/2(分量外)を加えて混ぜ、ふんわりとラップをして電子レンジ(500W)で1分加熱する。
- パン粉は牛乳に浸しておく。
- ボウルに挽き肉、❶、❷、卵、塩、こしょう、ナツメグを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。4等分にし、小判型に成形する。
- フライパンにサラダ油を中火で熱し、❸を焼く。焼き色が付いたら裏返し、ふたをして弱火にし、火が通るまで焼く。
焼いたハンバーグは冷凍もOK!
ハンバーグは多めに作って冷凍しておくと便利。冷凍方法は粗熱のとれたハンバーグをひとつずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れる。空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。3〜4週間保存可能。当日は電子レンジで解凍し、ソースに絡めればOK。
【ハンバーグ準備:当日】
1 フライパンにバター、ソース、トマトケチャップを入れる
フライパンにハンバーグ1個につき、バター大さじ1/2、トマトケチャップ大さじ1、とんかつソース大さじ1を入れ、中火にかける。バターを溶かしながら木ベラなどで混ぜる。
2 ハンバーグを加え、煮絡める
全体が混ざったら焼いたハンバーグを加え、煮絡める。
ハンバーグは冷凍食品を使うと簡単!
時間がないときは冷凍食品のハンバーグを使うと便利! 使い方は袋の表示に従って電子レンジで解凍し、【ハンバーグの準備:当日】の手順でソースと絡めればOK。ニチレイの『お弁当にGood!® ミニハンバーグ』の場合は、1人分につき、2〜3個使うのがおすすめ。
【付け合わせの準備】彩りのいい野菜にひと工夫
一般的なロコモコ丼の具材で問題ないですが、生野菜はしっかり水気をきるのがポイント。変色しやすいアボカドは焼いてからトッピングするといいでしょう。今回は彩りきれいな具材をピックアップ!
【レタス】食べやすい大きさにちぎって洗い、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。
【ミニトマト】普通のトマトだと断面から水分が出やすいので、ミニトマトのヘタをのぞいて半割りにする。
【アボカド】生だと変色しやすいので、種と皮をのぞいて1cm厚さに切り、レモン汁をかけて、塩・こしょうをふり、オリーブオイルを熱したフライパンで両面こんがり焼く。
【にんじん】千切りにしてから塩で揉んで水気を切り、フレンチドレッシングを加えて混ぜ、キャロットラペにしておく。
そのほか、スライスしたきゅうり、焼いたズッキーニやかぼちゃ、ゆでたいんげんやブロッコリー、にんじんグラッセなどもおすすめ。
【目玉焼きの準備】お弁当用の食材はしっかり加熱が基本!
【焼き方】
1 フライパンにオリーブオイルを入れ、卵を割り入れる
フライパンにオリーブオイル適量を入れて弱めの中火で熱し、卵1個を割り入れ、塩・こしょう各少々をふる。
2 ふたをして3分、蒸し焼きにする
弱火にしてふたをし、3分〜3分30秒蒸し焼きにする。
3 黄身まで火が通ったら完成!
黄身までしっかり火が通ったら器に取り出し、冷ましておく。
【詰め方】バランスよく盛り付けるコツ
【詰め方】
1 お弁当箱にごはんを入れる
具材がのるので、ごはんは入れすぎないこと。ハンバーグがのる部分はごはんを薄く詰めるといい。
2 ハンバーグをのせて冷ます
ハンバーグをソースごとのせて、冷ます。
POINT
ごはんやハンバーグが温かいまま、生野菜をトッピングしてしまうと傷みやすくなるので、このタイミングでしっかり冷ますこと。
3 付け合わせをトッピングする
レタス、ミニトマト、アボカド、にんじんを彩りよくのせる。
4 目玉焼きをのせる
最後に目玉焼きをのせればロコモコ弁当のできあがり。
【持って行き方】夏場はしっかり保冷するのがおすすめ!
夏場など気温の高い季節は、傷まないよう工夫を。保冷バッグにお弁当箱を入れ、その上に保冷剤をのせて持って行くと安心。
POINT
保冷バッグがない場合は、レタスやミニトマトなどの生野菜は避けて、代わりにゆでたブロッコリーやいんげん、焼いたかぼちゃなど加熱野菜をトッピングするといい。