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【カレー弁当詰め方ランキング】食べやすい・漏れにくい・手軽な方法とは?

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ルウをラップで包んだカレー弁当の写真

お弁当にカレーを詰めて持って行きたい! でもカバンの中でこぼれないか、容器に色やニオイがつかないかなど、心配ですよね。そこで、料理研究家の中村美穂先生がさまざまな方法を徹底的に検証! ベストなお弁当の詰め方を提案します。

今回の検証項目はこれ!

今回は、一般的なご家庭にあるお弁当箱や容器でカレーを持って行く方法を6つピックアップ! ベストな詰め方はどれか? 中村先生と編集部が総合的に評価し、ランキングにしました。シーンに合わせて、実践しやすい方法を選んでみてください。

*今回の検証ポイント

  • 手軽さ
  • 食べやすさ
  • こぼれにくさ
  • 色やニオイ移りのしにくさ

【1位】ごはんでルウをサンドする!

ルウをごはんではさんだカレー弁当の写真

評価
手軽さ ★★☆
食べやすさ ★★★
こぼれにくさ ★★★
色やニオイ移りのしにくさ ★★★
食べるときのレンジ加熱

推奨

向いている容器

ふたがカチッと閉まるもの。
少し深さがあるとベスト!

詰め方

お弁当箱にごはんを薄く敷き、その上にルウをかけ、さらにごはんをのせてサンドする。

先生の評価

とにかく食べやすく、こぼれにくく、お弁当箱が汚れない方法がこちら! ごはんでルウをはさむことで、容器やふたにルウがつきにくく、色やニオイ移りしづらいのが特徴。ごまやパセリをふったり、副菜などをのせたりすれば、見た目の味気なさをカバーできます。ごはんの量がルウに対して多くなりがちなので、ごはんはなるべく薄く広げるのが詰め方のポイントです。

【2位】冷やごはん&冷たいカレーのまま詰める

冷たいルウを冷やごはんにのせたカレー弁当の写真

評価
手軽さ  ★★★
食べやすさ ★★★
こぼれにくさ ★★★
色やニオイ移りのしにくさ ★☆☆
食べるときのレンジ加熱

必須

向いている容器

電子レンジ加熱可能なものならどんなものでもOK!
ふたがスクリュー式(ねじ式)で深めのものだとより◎

詰め方

電子レンジ加熱可能な容器に冷やごはんと冷たいカレーを入れる。食べるときは、容器のふたをずらして電子レンジで温めなおす。

先生の評価

詰めるのが簡単な方法なので、とにかく手軽な方法がいい人におすすめ。冷たいルウはややかたまっているので、こぼれにくいのが○。ごはんに染み込みすぎないのもうれしいですね。ただし、容器の素材によっては色やニオイ移りが気になることも。食事後は早めに洗うようにしましょう。

【3位】スープジャーにルウを入れる

ルウをスープジャーに入れたカレー弁当の写真

評価
手軽さ ★★★
食べやすさ ★★☆
こぼれにくさ ★★★
色やニオイ移りのしにくさ ★☆☆
食べるときのレンジ加熱

不可(※別容器のごはんは可)

向いている容器

スープジャー。あらかじめ熱湯で温めておくと温度が下がりにくい。
ごはんの容器はどんなものでもOK。大きめの容器を選ぶと、ルウをかけて食べることができる。

詰め方

スープジャーに温めたルウを入れる。ごはんは加熱可能な別容器に詰める。

先生の評価

学校や職場に電子レンジがない人におすすめの方法。ジャーならふたがきちんと閉まるので、こぼれる心配はほぼありません。ただし、ルウとごはんの容器が別なので、1位、2位の方法に比べ食べにくいのが難点。また、スープジャーはふたのパッキンの部分にニオイがつきやすいというデメリットも。食べ終わった後はよく洗いましょう。

【4位】薄焼き卵でルウを包んでオムカレーに!

ルウを卵で包んだカレー弁当の写真

評価
手軽さ ★☆☆
食べやすさ ★★★
こぼれにくさ ★★☆
色やニオイ移りのしにくさ ★★☆
食べるときのレンジ加熱

推奨

向いている容器

お弁当箱。形を問わずどんなものでもOK

詰め方
  1. お弁当箱の半分程度にごはんを詰める。
  2. 薄焼き卵を作る。
    (溶いた卵2個に塩少々を加えて混ぜる。フライパンにサラダ油適量を入れて弱火で熱し、卵液を入れて広げる。乾くまで焼いたら裏返し、卵が固まるまで焼く)
  3. ❶の残りのスペースに薄焼き卵を広げる。薄焼き卵の上にルウを入れ、卵を折りたたんで包む。
先生の評価

お弁当箱を汚さず持って行けるアイデアです。薄焼き卵を作るという手間が最大のネックですが、オムカレーのような味わいで、食べやすく、子どものお弁当にもおすすめ。

【5位】冷凍用保存袋でルウを凍らせて持参!

ルウを冷凍用保存袋に入れたカレー弁当の写真

評価
手軽さ ★☆☆
食べやすさ ★★☆
こぼれにくさ ★★☆
色やニオイ移りのしにくさ ★★☆
食べるときのレンジ加熱

必須

向いている容器

冷凍用保存袋。1枚だけだとやや不安なので、ビニール袋などで2重に包むと安全。
ごはんは電子レンジ加熱可能で、大きめの容器ならどんなものでもOK。

詰め方・食べ方

前日、冷凍用保存袋にルウを入れて、冷凍する。当日の朝、大きめの耐熱容器にごはんを詰める。
食べる時は、ごはんの上にルウを出す。電子レンジで温めなおして食べる。

先生の評価

食べ終わった後、冷凍用保存袋を捨てられるのがうれしい方法。冷凍用保存袋は液体を入れて持ち運ぶのには向かないので、一度冷凍してから持って行きます。ただしカレーの具の定番・じゃがいもは冷凍には向いていないので、できる限り入れないようにしましょう。冷凍したカレーは2〜3週間保存可能なので、1食分ずつ冷凍ストックしておくと、寝坊した朝など緊急時に大助かりします。

【6位】ルウをラップで包んで詰める

ルウをラップで包んだカレー弁当の写真

評価
手軽さ ★★☆
食べやすさ ★☆☆
こぼれにくさ ★☆☆
色やニオイ移りのしにくさ ★☆☆
食べるときのレンジ加熱

推奨

向いている容器

お弁当箱なら形を問わずどんなものでもOK。ただしふたはカチッと閉まるタイプを選んで。

詰め方

お弁当箱の半分程にごはんを詰める。残りのスペースに長めにラップを敷いて、ルウを入れる。上からさらにラップをかぶせて包む。

先生の評価

ラップで包むだけなので、詰めるのはとっても簡単です。ただし、ラップからルウが漏れやすいく、食べるときはラップを取り除かないと邪魔なため、どうしてもルウと容器が接して色やニオイがついてしまいます。

【番外編】ドライカレーはお弁当にうってつけ!

お弁当にするならひと手間かけて、汁気の少ないドライカレーやピラフにするのもおすすめ。今回は残りもののカレーをリメイクして作る、ドライカレーのレシピを紹介します。

ドライカレー弁当の写真

材料(1人分)
  • カレー…1人前(約200ml)
  • ごはん…1人前
  • ツナ缶(水煮)…1/2缶(35g)
  • レーズン…大さじ1
  • 塩…少々
  • ゆで卵・ドライパセリ(各好みで)…各適量
作り方
  1. フライパンにカレーを入れ、木べらなどで具をつぶす。中火にかけ、缶汁をきったツナ、レーズンを加え、混ぜなから汁気が飛ぶまで煮詰める。ごはんを加えてほぐしながら炒め、塩で味をととのえる。
  2. お弁当箱に詰めてゆで卵をのせ、ドライパセリをふる。

余ったカレーは冷凍できます!

多めに作ったカレーは冷凍保存もひとつの選択。すぐに食べない場合は、なるべく作りたてのうちに冷凍するようにしましょう。

カレーの冷凍方法はこちら!
【カレーの冷凍】容器のニオイが気にならない!プロが教える保存の裏ワザ

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