趣のあるレトロな雰囲気がおしゃれでかわいいと、いま改めて注目を集めている純喫茶。そんな純喫茶の定番メニューを自宅でも楽しんでみませんか? 今回は、喫茶店メニューの再現レシピを数多く提案している料理家の高山かづえ先生に、簡単なのに本格的な喫茶店メニューのレシピを教えてもらいました。定番の「オムライス」と「カツサンド」をニチレイの冷凍食品を使って再現します。オムレツをふわとろに作る方法や盛り付け方など、喫茶店らしく仕上げるコツも伝授!
冷凍食品を活用すれば、本格的な喫茶店メニューが手軽に作れる!
例えば定番の「オムライス」ならチキンライスを作って、オムレツを作って……と手間のかかるイメージのある喫茶店メニュー。自宅で作るときには冷凍庫にストックできる冷凍食品を活用すれば、わざわざ食材を買いに行く必要がないだけでなく工程も大幅に短縮できます。ポイントを押さえておけば、写真映えする本格的な仕上がりも簡単に目指せますよ。調理時間も短いので、在宅ワークのランチにもおすすめです!
冷凍食品を利用すれば加熱するだけで使え、ひと手間加えれば喫茶店のような本格的なメニューにアレンジできるので、盛り付けにこだわる時間も作りやすくなります。器はおうちにある白いお皿に、レースペーパーを敷いたり、パセリを添えたりしてみてください。あっという間にいつものごはんが喫茶店風になりますよ!
ふわとろのオムレツがポイント!「オムライス」レシピ
喫茶店の定番メニューといえばやっぱりオムライス! 今回はチキンライスに半熟オムレツがのった、巻かないタイプのオムライスの作り方を教えてもらいました。手間のかかるチキンライスは電子レンジで加熱するだけ! 喫茶店のようなふわとろの半熟オムレツの作り方のコツもご紹介します。
自分で作ると手間のかかるチキンライスに冷凍食品を利用しました。具材がたっぷり入っていて食べごたえ抜群。『チキンライス』は温めるだけなのでオムレツ作りに集中できるのもポイントです。半熟オムレツは、フライパンで多少形が崩れてもアルミホイルで形をととのえることができるので、失敗なく簡単に作れますよ。
【使用する冷凍食品】
材料(1人分)
- 『チキンライス』…1/2袋分(約225g)
- 卵…2個
- 牛乳…小さじ2
- 塩…少々
- バター…10g
- トマトケチャップ…適量
- パセリ…適宜
作り方
1 凍ったままの『チキンライス』を器に盛り付け、ラップをかけて電子レンジで加熱する
凍ったままの『チキンライス』を袋から取り出して皿に平らに盛り付け、ふんわりとラップをかけてパッケージの表示通りに解凍する。
2 ボウルに卵を割りほぐし、牛乳、塩を加えてよく混ぜる
卵は泡立てないよう、ボウルの底面に箸を付けたまま白身を切るようにして混ぜる。
POINT
加熱後の口あたりをなめらかにするため、卵は泡立てない。
3 フライパンにバターを熱して2を流し入れ、手早く混ぜて木の葉型にととのえる
小さめのフライパンにバターを熱して2を流し入れ、手早く混ぜる。半熟の状態になったら木の葉型のオムレツの形にととのえる(オムレツの形を作るのが苦手な方はPOINTを参照)。フライパンは直径20cm程度のものがおすすめ。
POINT
オムレツはアルミホイルを使うと失敗なくきれいに作れる。3の手順で卵が半熟状態になったら弱火にし、3等分にたたむようにして端に寄せる。表面がほんのり固まったら、25×25cm程度の大きさに切ったアルミホイルにのせて木の葉型にととのえる。
4 1に3をのせてトマトケチャップを絞り、パセリを添えて仕上げる
1に3をのせ、トマトケチャップをしぼりかける。パセリを添えて完成。
POINT
トマトケチャップは少し太めに出し、点を連続させたようなラインを描くと喫茶店の雰囲気が出る。
完成! オムレツを割って召し上がれ♪
先生の技を使えば、簡単に憧れのふわとろオムレツが完成!
『極上ヒレかつ』を挟むだけ! 「ヒレカツサンド」レシピ
『極上ヒレかつ』の大きさをいかしたヒレカツサンド。トーストした食パンで調味料や『極上ヒレかつ』をサンドするだけなのでとっても簡単です。細長くカットして盛り付ければ、おしゃれな喫茶店風の仕上がりに!
『極上ヒレかつ』は厚みがしっかりあるのにやわらかく、食パンとの相性がぴったり。練りがらしとソースを加えるだけでどこか懐かしい喫茶店風のサンドイッチになります。盛り付けは細切りにしてレースペーパーの上にのせるのがポイント。今回はポテトと一緒に盛り付けて、ワクワクする盛り合わせプレートに仕上げました。
【使用する冷凍食品】
材料(1人分)
- 『極上ヒレかつ』…2枚
- 食パン(8枚切り)…2枚
- 中濃ソース…小さじ2
- 練りがらし…小さじ1/2 ※チューブでも可
- バター…5g
- パセリ…適宜
- 『北海道産じゃがいものフライドポテトです。(シューストリングカット)』…1/2袋分(約125g)
- 油…適量 ※フライドポテトを油で揚げて調理する場合
- 塩…少々
作り方
【準備】『北海道産じゃがいものフライドポテトです。(シューストリングカット)』を調理する
フライパンに油を加えて180度に熱し、凍ったままの『北海道産じゃがいものフライドポテトです。(シューストリングカット)』を加えて約4分揚げる。きつね色になったら油を切って塩をふる。電子レンジで調理する場合は、パッケージの表示通り電子レンジで加熱し、最後に塩をふる。
1 『極上ヒレかつ』を電子レンジで加熱し、食パンをトーストする
凍ったままの『極上ヒレかつ』を袋から取り出し、パッケージの表示通り電子レンジで加熱する。食パン2枚はオーブントースターに入れ、表面にこんがりと焼き目がつくまで2分程度焼く。
2 食パンにバター、からし、ソースをぬり、『極上ヒレかつ』をのせる
トーストした食パン2枚の片面にバター、練りがらし、ソースを順にぬる。食パン1枚のソース等をぬった面に、解凍した『極上ヒレかつ』を重ならないように2切れのせる。さらにもう1枚の食パンを、ソース等をぬった面が内側になるようにのせてサンドする。
POINT
重石をのせて5分ほど置くと、パンが落ち着いて次の工程で切りやすくなる。
3 パンの耳を切り落として3等分にカットする
もう1枚のトーストした食パンを2にのせてサンドし、パンの耳を包丁で切り落とす。縦に包丁を入れて3等分にする。
POINT
切り幅を細めにすると喫茶店の雰囲気が出る。写真のように包丁を持たない手の指を使って、カットする位置の両側を押さえるようにして切ると重なりがずれずにきれいに切りやすい。
4 器にカツサンドとフライドポテトを盛り付け、パセリを添える
器に3と揚げたフライドポテトを盛り付け、パセリを添える。
POINT
レースペーパーを器に敷き、カツサンドの断面が上になるように並べると喫茶店の雰囲気が出る。