家庭料理の定番である、ふわとろオムライスのレシピを初心者にもわかりやすく紹介します。チキンライスの作り方や卵で包む、形をきれいにととのえる方法などを解説。より簡単な卵で包まない作り方やチキンライスの冷凍方法も紹介。料理研究家の吉田瑞子先生に教えてもらいました。
【基本のオムライスレシピ】ふわとろ卵が美味しい!
定番の包むスタイルのオムライスの作り方を紹介します。卵が半熟のうちにチキンライスを包むことがふわとろに仕上げるポイント。初心者でも慌てず作業するためのコツも解説します。
〈材料(2人分)〉
- 温かいごはん…280g
- 鶏もも肉…1/4枚(約80g)
- 玉ねぎ…1/4個
- ピーマン…2個
- オリーブオイル(チキンライス用)…小さじ2
- トマトケチャップ(チキンライス用)…大さじ3
- 塩・こしょう…各少々
- 卵…4個
- オリーブオイル(卵用)…小さじ4
- トマトケチャップ(仕上げ用)…適量
〈作り方〉
1 ピーマン、玉ねぎを切る
ピーマンは粗みじん切り、玉ねぎはみじん切りにする。
2 鶏肉を切る
鶏肉は1.5cm角に切る。
3 玉ねぎ、鶏肉を炒める
フライパンにオリーブオイル(チキンライス用)を入れて中火で熱し、玉ねぎ、鶏肉を炒める。
4 トマトケチャップを加える
鶏肉に火が通ったらトマトケチャップ(チキンライス用)を加え、さっと炒める。
〈POINT〉
トマトケチャップを軽く炒めることで、酸味を飛ばす。
5 ごはん、ピーマンを加える
温かいごはん、ピーマンを加え、軽く炒め、塩・こしょうで味をととのえたら、一度ボウルなどに取り出す。
ボウルで形をととのえておくと◎
チキンライスはあらかじめ1人分ずつボウルなどに入れ、ラグビーボール状に形をととのえておくのがおすすめ。卵にのせるときに慌てず作業することができる。
6 卵液を作る
ボウルに卵の半量を割り入れ、菜箸などで溶きほぐす。塩・こしょうを加え、混ぜる。
〈POINT〉
卵液は、1人分ずつ作ること。余裕があればザルなどで一度こすと、黄色が均一で美しいオムライスに仕上がる。
7 卵液を半熟状にする
フライパンにオリーブオイル(卵用)の半量を入れて強めの中火で熱し、6の卵液を一気に加え、フライパン全体に広げる。火の通りにくい中心の膨らんだ部分だけを菜箸で潰すようにし(かき混ぜないでOK)、半熟状になったら火を止める。
〈POINT〉
卵がくっつきにくいフッ素樹脂加工のフライパンがおすすめ。しっかりとフライパンを熱してから卵液を加えると、卵に火が入りやすい。卵液はかき混ぜると、オムライスの表面がシワになりやすいので、あまりいじらないこと。
8 チキンライスをのせる
7の卵の中央にチキンライスをラグビーボール状にしてのせる。
〈POINT〉
必ず火を止めてから作業すること。慌てずにチキンライスをのせて、卵で包むことができる。
9 奥、手前の順に卵をかぶせる
奥側、手前側の順に卵をチキンライスにかぶせる。
10 ゴムベラで全体を奥に寄せる
フライパンを奥に傾け、卵の手前からゴムベラで押し、全体を奥に寄せる。
11 器に移す
フライパンの柄を利き手で持ち、器をもう片方の手で持ってフライパンに近づけ、卵の合わせ目が下になるようにひっくり返し、器に移す。
12 形をととのえる
形が悪い場合は、オムライスが熱いうちにキッチンペーパーをかぶせてラグビーボール状に形をととのえる。もう1人分も同様に作る。
13 トマトケチャップをかければ完成!
トマトケチャップ(仕上げ用)をかけ、好みでパセリ・ミニトマト適量(分量外)を添えれば、オムライスの完成!
簡単に作るなら、包まずのせるだけのオムライスも!
チキンライスを包むのが難しい場合は、半熟の卵をのせるだけのスタイルがおすすめ! 作り方はチキンライスをあらかじめ器に盛り、その上に、工程7の半熟状にした卵をのせるだけ。半熟加減を好みの状態に調整しやすく、ふわとろオムライスが完成する。
チキンライスは冷凍しておくと便利!
チキンライスは冷凍作り置きが可能。多めに仕込んで1食分ずつ冷凍しておくと、食べたいときにいつでも、簡単にオムライスを作ることができます!
【冷凍方法】
チキンライスを1食分ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れる。空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍庫で保存する。1ヵ月程度保存可能。
【解凍方法】
冷凍したチキンライスはラップをしたまま電子レンジ(500W)で1食分(約200g)につき3分加熱する。
■こちらもチェック!
■チキンライス