発酵いらずで混ぜるだけのピザ生地レシピを、料理研究家の吉田瑞子先生に教えてもらいました。
イーストも強力粉も不要。使うのは家にある「薄力粉」でOK。薄めの生地ならではのクリスピーな食感が楽しく、簡単なのにきちんと美味しいレシピです。まとめて作って冷凍保存も可能。凍ったまま具材をのせて焼けるのも便利です。
超簡単! 発酵なしの簡単ピザレシピ
生地は4枚分、具材は2枚分の分量を紹介しています。4枚全部を一度に食べる場合は具材の量を倍にしてください。余った生地は冷凍OK! 冷凍方法もご紹介します。
材料
●生地(20cm×15㎝の楕円形 4枚分)
- 薄力粉…400g
- 砂糖…小さじ2
- 塩…小さじ1/5
- ぬるま湯…200~240ml
●トッピング具材(生地2枚分)
- オリーブ油…適量
- トマトソース(市販品) …大さじ4
- モッツアレラチーズ…1袋
- バジルの葉…1~2枝
作り方
1 ボウルに薄力粉、砂糖、塩を入れてさっと混ぜ、ぬるま湯を中央から少しずつ加え、混ぜる
粉類を混ぜ終わったら、湯を入れるために中央をくぼませる。湯の温度は40℃が目安だが、大体でOK。湯を100mlくらい入れて軽く混ぜ、残りの100mlも混ぜながら何度かに分けて加えていく。合計200ml入れても生地がボソボソなら、しっとりするまでさらに少しずつ加えて混ぜる。
2 なめらかになるまでしっかりこねる
力を入れて体重を生地にのせる。生地が手につかなくなって表面がなめらかになるまで、しっかりこねる。
3 生地をまとめる
表面にしわが寄らないようしわを後ろ側に持っていき、後ろでねじって空気が入らないようにする。表面がなめらかだと、生地を伸ばしたときに段差がない美しい仕上がりになる。
4 生地を15分寝かせる
ラップで包み、常温で約15分寝かせる。
5 生地を4等分して丸める
生地をスケッパーや包丁で4等分し、それぞれを丸くまとめる。4と同じように、表面にしわが寄らないようしわを後ろ側に持っていき、後ろでねじって空気が入らないようにする。
6 生地を麺棒で伸ばし、トースターの天板のサイズにする
作業台に生地がくっつくのを防ぐためにラップを広げる。生地をラップにのせ、麺棒でオーブントースターの天板に合わせた大きさ(20cm×15㎝、厚み5mm程度)の楕円形に伸ばす。上下に伸ばしてから、横方向にも伸ばす。
7 トッピングをする
オーブントースターの天板にフライパン用アルミホイル(※)をしき、生地をラップごとひっくり返してのせ、ラップをはがす。オリーブ油を生地表面に薄く伸ばし、トマトソースを塗る。8mm厚さに切ったモッツアレラチーズとバジルの葉(大きければちぎる)を散らし、オリーブ油少量を回しかける。
※くっつきにくいのでオススメだが、なければ普通のアルミホイルで可
8 オーブントースターで10〜13分程度、焼き色がつくまで焼く
230℃(あるいは目盛り「強」か、1000〜1300W設定)のオーブントースターで10〜13分焼く。チーズにこんがり焼き色がついたらできあがり。もう1枚も同様にトッピングして焼く。
多めに作ったピザ生地の冷凍方法
生地をオーブントースターの天板のサイズに合わせて伸ばしてから、1枚ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れ、袋の口を閉じて冷凍する。冷凍庫で3〜4週間程度保存可能。
冷凍ピザ生地の使い方
凍ったままの生地にオリーブ油をぬり(※)、トマトソース(またはピザソースなど)をぬる。お好みの具、チーズの順にのせ、230℃(あるいは目盛り「強」か、1000〜1300W設定)のオーブントースターで13〜15分焼く。チーズにこんがり焼き色がついたらできあがり。
※冷凍した場合は、必ず生地にオリーブ油をぬりましょう。ぬった部分が高熱になることで、生焼けになりにくくなります
パーティーで盛り上がる! ピザのトッピング3選
① 子どもも大好き「焼き鳥ピザ」
材料
●ソース
- トマトケチャップとマヨネーズ(格子状になるように、それぞれ斜めに絞る)
●具
作り方
生地にオリーブオイルをぬってからソースと具をのせ、オーブントースターで焼く。
② 生地だけ焼いて、具をのせる「サラダピザ」
材料
●具
- ハム
- きゅうりのマヨネーズ和え
- ゆで卵
- カッテージチーズ
作り方
生地にオリーブオイルをぬり、アルミホイルに包んでオーブントースターで生地だけを焼く。具をのせれば完成。
③ パーティーの人気者!「スイーツピザ」
材料
●ソース
- クリームチーズとはちみつを混ぜる
●具
- いちご(好みのフルーツや、フルーツの缶詰でOK)
- チョコクランチ(チョコスプレーでもOK)
- スライスアーモンド
作り方
生地にオリーブオイルをぬり、アルミホイルに包んでオーブントースターで生地だけを焼く。ソースをぬり、具をのせれば完成。