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実は簡単、丸鶏ローストチキンのレシピ。タコ糸も詰め物も不要!

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TOP用ローストチキン背景

クリスマスの定番料理、ローストチキン。市販品も多くありますが、手作りしてみたいと思ったことありませんか?

初めてでも失敗しにくい作り方を、料理研究家の吉田瑞子先生に教えてもらいました。手間とテクニックを極力省いた、超シンプルなレシピ。パーティー当日にぶっつけ本番で作っても、きっと成功間違いなし。

丸鶏ローストチキンのレシピ。初めてでも失敗知らず! 

一人分を取り分けた写真

材料・1羽分

※丸鶏が1100gの場合の目安量。丸鶏の大きさに合わせて量は加減する

作り方

1 丸鶏をよく洗い、ペーパータオルで拭く

ペーパータオルで拭いているところ

お腹の中も洗い、ペーパータオルを入れてしっかり拭く。もし毛が残っていたら、引き抜く。

2 塩、こしょう、にんにくをすりこみ、ハーブをまぶして1~2時間おく

にんにくをすりこんでいる写真、ハーブをまぶしている写真

塩、こしょうはあらかじめ混ぜ合わせてからすり込む。にんにくの切り口を鶏肉にこすりつけて鶏肉の外側に香りをつける。タイム2枝とローズマリー1枝は葉先をちぎり、鶏肉の外側と内側にまぶしつける。ローズマリー1枝は後で使用するので、使わずに取っておく。にんにくも後で鶏肉と一緒に焼くので、とっておく。

ラップをして常温でおいている写真

バットに鶏肉とにんにくを入れ、ラップをかけて常温で1〜2時間おく。

3 つけ合わせの野菜を切る

野菜を切り終わった写真

じゃがいもは皮つきのままくし形切りにし、赤パプリカと黄パプリカは6つ割りにする。

4 ローズマリーをお腹に差し込む

ローズマリーの枝を詰めている写真

ローズマリーの枝を4等分に折りたたみ、鶏肉のお腹から差し込んで首の穴に詰め、えびピラフを詰めたときに首の穴からこぼれ出ないように栓をする。

5 レンジで温めたえびピラフを詰める

えびピラフを詰めている写真

えびピラフを袋の表示通りに解凍し、鶏肉のお腹に詰める。オーブンで焼くとえびピラフが鶏の肉汁を吸って少し膨らむので、9割程度の詰め具合にする。

6 お腹の穴に近い部分の皮を引っ張り、包丁で切れ目を入れる

包丁で穴を開けている写真

お腹の穴に向かって右側の皮を引っ張り、皮の端から1〜2cm程度の箇所に、包丁で5mm〜1cm程度の切れ目を入れる(穴が端に寄りすぎないように注意する)。

7 6で作った切れ目に、チキンの足を通す

穴に足を入れ終わった写真

穴に向かって左側の足を持ち、穴の内側から外側へ向かって足を通す。穴が小さくて足が通らない場合は、指で少し広げると通しやすくなる。

8 もう一方の足も同様に穴に通す

反対側に穴を開けている写真、両足を固定し終わった写真

左側の皮にも同じように穴を開け、右足を通す。

9 オリーブ油を回しかけ、250℃のオーブンで計40分焼く

焼く前にオリーブ油をまわしかけている写真

天板にフライパン用アルミホイルをしき、鶏肉は中央に置き、手羽部分をたたんで胴の下に入れる。周囲ににんにく、じゃがいもを並べ、すべての材料にオリーブ油を回しかけ、250℃に温めたオーブンに入れる。

10 焼き始めから20分と、10分のタイミングで脂を回しかける

一度取り出して油をまわしかけている写真

20分経ったら一度取り出し、じゃがいもの上下を返し、天板に流れ出た鶏の脂をすくって鶏全体に回しかける。焦げ目にムラがあれば天板の前後を入れ替える。

パプリカを並べ入れてさらに10分焼き、再度取り出して脂を回しかけ、さらに10分焼く。

11 竹串を刺し、透明な肉汁が流れ出てきたら完成!

竹串をさしている写真

鶏肉のもも部分を竹串で刺し、火の通りを確かめる。透明の肉汁が流れ出てきて、竹串に血がつかなければ焼き上がり。にんにく、じゃがいも、パプリカとともに皿に盛り付け、ゆでたブロッコリーを添える。

*焼きが足りないときは…?

透明の肉汁が出なかったり、竹串に血がついたりしたら、さらに250℃のオーブンで焼き、5分ごとに竹串で刺して様子を見る。鶏肉の表面が焦げそうな場合は、アルミホイルを上からふわっとかける。

ローストチキンの上手な切り分け方

美味しく焼けたローストチキン、せっかくならきれいに盛り付けたいもの。正しい切り分け方も解説します。

4つのパートに切り分けます

斜めから見た切り分け写真

下記の①〜④の線に沿って、包丁を入れていきます

斜めから見た切り分け写真

切り分け方の手順

1 股関節を外して足〜もも肉のブロックを切り分ける

足の皮を切っている写真

足を固定していた皮をキッチンバサミで切る。

股関節に向けてナイフを入れている写真、股関節を外し終わった写真

写真の赤い線に沿って股関節までナイフを入れ、股関節の骨に当たったら手でねじるようにして外す。もう一方の足も同様に外す。

2 胸肉〜手羽先のブロックを切り分ける

胸にナイフを入れている写真、胸肉を外し終わった写真

写真の青い線、胸の中心の骨よりもやや外側にずれた部分にナイフを入れる。肋骨に沿って、胸肉をはがすようにナイフを差し入れ、胸肉〜手羽先のブロックに切り分ける。反対側も同様に切り分ける。

TOP用電子レンジを拭いている写真

4つの大きなかたまりと、胴に分け終わったところ。胴に入っているピラフを取り出し、野菜とともに皿に盛り付ける。胴の骨についている肉はナイフで削ぐようにして取るとよい。

余ったローストチキンは冷凍保存を

冷凍用保存袋に入れている写真、バットに乗せている写真

骨を取り除き、使いやすい大きさに裂いたり切ったりして、1回使用分ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れ、袋の口を閉じて金属製のバットにのせ、急速冷凍します。冷凍庫で3〜4週間保存可能。

解凍するときは電子レンジの解凍モードで解凍を。すでに火が通っているので、チキンサラダやサンドイッチなど、蒸し鶏のような感覚で使えます。

※掲載情報は公開日時点のものです。本記事で紹介している商品は、予告なく変更・販売終了となる場合がございます。

今回使ったニチレイの冷凍食品

えびピラフ

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