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新技術の開発

AIを活用した最適生産・要員計画自動立案システムの運用開始

生産計画立案イメージ

ニチレイフーズは、AIを活用して最適な生産計画と要員計画を自動立案するシステムを(株)日立製作所と協創し、2020年度から国内の2工場で運用を開始しています。本システムは、熟練者が複雑な制約条件をもとに立案していた計画を、高度なAI技術により再現・進化させるものです。例えば要員計画の作成には「法規制」のほか、「個々の力量」「残業、有休」などさまざまな条件を考慮する必要があり、これまでは熟練者が経験に基づく勘に頼って、「なるべく、できるだけ」それらの条件に配慮しながら計画を作成していました。今回、こうした「なるべく、できるだけ」という感覚までもAI技術を用いて数値化し、さまざまな組み合わせの中から最適解を自動立案することに成功。これにより計画立案にかかる時間を従来の10分の1程度に短縮することができるほか、熟練者以外の従業員も計画を作成できることから、労働時間の低減や休暇取得の向上など「働き方改革」の一助となることが期待されます。また、近年、食品メーカーでは、需要変動に対応して商品を生産・供給することが求められるため、先進のデジタル技術を活用し、効率の良い生産体制を構築することで、顧客満足度の向上にも寄与します。
ニチレイフーズではこれからもデジタル技術の活用を通じて、生産性向上・リードタイム短縮・在庫圧縮への取り組みや働き方改革をさらに推進していきます。

ニュースリリース「ニチレイフーズと日立が協創 AI技術を活用した、食品工場の「最適生産・要員計画自動立案システム」本格稼働へ 熟練者の計画立案を再現・進化させ、需要変化に即応する生産体制の構築と働き方改革をめざす」

近畿大学とAIでの異物除去診断技術の共同開発

血合い 打ち身

2018年2月、ニチレイフーズは近畿大学と共同で人工知能(AI)※1を使用した選別技術を開発しました。自社の鶏肉加工品の製造ラインでは、原料受け入れ時に金属探知、X線、近赤外線、光学・色彩などの選別技術を活用して原料の品質保持・管理をしています。しかしながら、不定形な原料や混入している夾雑物※2の位置や角度などにより、判別の精度が下がるため、選別後に人手や目視による検品が必要となることも多くあるのが現状です。特に鶏肉原料選別では3大夾雑物である「硬骨」「羽根」「血合い」をいかに取り除くかがポイントとなります。夾雑物をピンポイントで探し当てるので、余分に良品を除去することがなく、フードロスの削減につなげていきます。

※1:人工知能(Artificial Intelligence, AI)とは、コンピュータを使って、人間の知能のはたらきを人工的に実現したもの。具体的には人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論を行ったり、経験から学習するコンピュータプログラムなどのことをいう。
※2:夾雑物(きょうざつぶつ)とは、食材由来の通常食用としない部位で、鶏肉であれば骨、羽根などを指す。

ニュースリリース「人工知能を使用した原料選別技術を共同開発~冷凍食品の原料品質が飛躍的に向上~」

鶏肉加工品のAI選別技術

鶏肉加工品のAI選別技術

ニチレイフーズは、自社の鶏肉加工品製造ラインにおいて、包装前段階の鶏肉加工品に残存する可能性がある「硬骨」を人工知能(以下、AI)で選別する技術を機器メーカーと共同で開発しました。当該機器メーカーの開発した検出プログラムをベースに、当社鶏肉加工品の膨大な情報を学習させることで、現状の鶏肉加工品廃棄量を大幅に削減できるようになります。
ニチレイフーズでは現在、包装前段階の鶏肉加工品に残存する可能性がある「硬骨」の検出目的でX線検査機を活用し、品質保持・管理をしております。
しかしながら、商品が不定形であり、また商品の重なり、位置、角度によってX線検査機での判別精度が下がるため、硬骨混入のリスクを避けるために、本来「良品」である可能性のあるものも、やむを得ず廃棄しておりました。
今回のAI検出技術を導入することで、下記の効果を見込んでおります。

1)良品を硬骨混入品と誤認する比率1/5に低減
2)製品廃棄削減率約50%(半減)

ニュースリリース「機器メーカーと共同で鶏肉加工品のAI選別技術を開発。同技術導入後、フードロス80%削減を目指す」

ニチレイフーズの取り組み