一度は食べた!? ニチレイが生んだ懐かしの給食メニューを再発掘

2021.3.10
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多くの方が一度は食べたことがあるはずの、給食の『アセロラゼリー』。実はニチレイの冷凍食品だったってご存じでしたか? 『原宿ドッグ®』や『バブルフルーツ®』など世代ごとの思い出も語り尽くせない給食メニューたち。誕生の裏側にはどんなエピソードがあったのでしょうか? 今回は、懐かしの給食メニューの歴史や開発秘話をニチレイフーズ広報・原山さんとともに振り返ります!

原山さん

お話を聞いたのは……
ニチレイフーズ 広報グループ・原山高輝さん

 

アイテム①
半シャリ感がたまらない『アセロラゼリー』

40歳代以下ならきっと一度は食べている『アセロラゼリー』。 給食に出た日はクラスで仁義なきじゃんけん大会が勃発しました。甘酸っぱくて半解凍のちょっとシャリッとするのが美味しかった……。アセロラというフルーツを知ったのもこのデザートから。

『アセロラゼリー』の写真

――給食のデザートの定番、『アセロラゼリー』はいつ頃誕生したのでしょうか?

原山さん
原山さん

『アセロラゼリー』の誕生は1987年。そのきっかけは1980年はじめに、ブラジルの水産事業会社で働いていた社員がアセロラと運命の出会いを果たしたことでした。その後日本へアセロラを持ち帰り、さまざまなアセロラ商品が誕生したんです。

――ブラジルが原産なんですね! そもそもアセロラって何ですか?

原山さん
原山さん

アセロラは西インド諸島や中南米原産の植物の果実で、さくらんぼのような見た目から「西インドチェリー」などと呼ばれています。天然のビタミンCの含有量が100g当たり約1,700mg、レモン果汁の約34倍にも相当するんですよ!

――『アセロラゼリー』は美味しいだけじゃなくてビタミンCも豊富なんですね。

原山さん
原山さん

そうなんです。でも、アセロラはとってもデリケートで栄養が壊れやすい果実。ニチレイフーズの冷凍技術で、アセロラの豊富なビタミンCを失うことなく日本に運ぶことができるんです。

――アセロラってゼリーにするのが難しいと聞きましたが……。

原山さん
原山さん

アセロラの酸味の成分であるクエン酸はゼリーを固まりにくくしてしまい、逆にクエン酸を減らすと甘ったるくてアセロラ感がなくなってしまう。研究所や工場で何度も試行錯誤した末、現在の配合にたどりついたんです。そのアセロラらしい酸味と甘みの絶妙なバランスをぜひ味わってほしいです。

アイテム②
給食デザートの定番! 『原宿ドッグ®』

『原宿ドッグ®』も、おなじみの給食デザート。ほんのり甘いふわふわの生地、半解凍の冷たいチーズがたまらない! 原宿への謎の憧れとともに、思い出に残るひと品です。

原宿ドッグの写真

――ふんわりと甘いワッフル生地の中に、ほんのり塩気のある棒状のチーズや、なめらかなカスタードが入った『原宿ドッグ®』。この商品はいつ頃誕生したのでしょうか。

原山さん
原山さん

1987年、手軽に食べられるおしゃれなワンハンドスナックとして誕生しました。当初はスーパーマーケットのお惣菜売り場やパン屋さんなどさまざまな場所で販売されましたが、学校給食のデザートにも採用されたんです。

――長年の疑問だったのですが、「原宿」の由来とは?

原山さん
原山さん

実は原宿が発祥ではないんです(笑)。発売当時に流行最先端の街である原宿のイメージと、片手で食べられる「ホットドッグ」のイメージを合わせ命名しました。1989年に家庭用商品が発売されたときには、原宿で撮影したCMも放映されたんですよ。

――原宿名物じゃなかった! 現在は『チーズワッフル』という名前で市販されていますね。

原山さん
原山さん

家庭用の『原宿ドッグ®』は終売後、2000年に再発売。その時ブームだった「ベルギーワッフル」と生地の表面が似ていたことから、より一般的な名称として『チーズワッフル』と名前を変えたんです。今でも根強いファンが多くいらっしゃいます。

■現在販売中の『チーズワッフル

チーズワッフルのパッケージ写真

アイテム③
バブル世代も食べた!? 『バブルフルーツ®』

1970年~80年代に登場したババロアが半分凍ったようなデザート。つぶつぶのみかんやパイナップルの果実とともに、小さい泡が口の中で弾ける不思議な食感! SNS上では、今でもあの味が忘れられないと復刻を望む声も多数。

『バブルフルーツ®』の写真

――『バブルフルーツ®』はいつ頃誕生したのでしょうか。

原山さん
原山さん

1969年に発売したと聞いています。社内にもほとんど資料が残っていないのですが、給食ではもっと早い段階から採用されていたかもしれません。みかんとパイナップルの果実のつぶつぶ感と、ババロアのやさしい味わいが人気のデザートです。

■実は市販もされていたそう(当時の市販用商品のパッケージ画像)

『バブルフルーツ®』市販用発売当時のパッケージ写真

――1970年~80年代に学校給食を食べていた現在の40~50歳の方たちには思い出深いデザートかもしれませんね。SNS上では「給食で一番好きだった」「もう一度食べたい幻の味」と復刻を待ち望む声があるほか、中には記憶を頼りに自分で作ってしまった猛者も……。

原山さん
原山さん

実は2015年に復刻版が販売されていました。現在は取り扱いがないのですが、もしかしたら、いつかどこかで出会えるかもしれません。

■復刻版のパッケージ

『バブルフルーツ®』復刻版のパッケージイメージ

アイテム④
あの人気おかずもニチレイの商品だった!『安心逸品®』シリーズ

給食で人気のおかずといえばハンバーグや春巻、焼売……。実はこの定番メニューもニチレイの商品だったかも?

『安心逸品®』シリーズの写真

――給食の定番メニューには冷凍食品が採用されていると聞きました。給食でニチレイの商品を食べている可能性もあるんですね。

原山さん
原山さん

みなさんがお好きだった定番おかず、ハンバーグや春巻などはニチレイの冷凍食品だったかもしれないですね。ニチレイでは学校栄養士の方々の声を受けて、2001年、着色料、化学調味料、香料は使用せずに作った『安心逸品®』シリーズを発売しているんです。

――着色料や香料などを使っていないとは……知りませんでした!

原山さん
原山さん

『安心逸品®』シリーズは副原料まで徹底的にこだわっているので、学校給食に携わる栄養士さんたちにも大変好評なんですよ。

半世紀以上も前から給食に登場していた! ニチレイの冷凍食品

『三色スチック』の写真

原山さんがエピソードを教えてくれた『アセロラゼリー』や『原宿ドッグ®』などのデザート、そしておかずに至るまで、私たちの給食に欠かせないニチレイの冷凍食品。その開発の根底にあるのは、いつの時代も私たちの健康を願う気持ちでした。

歴史をたどれば、1952年に学校給食が始まった時代から、ニチレイ(当時の日本冷蔵)はいち早く給食向けメニューを開発。五人に一人が栄養失調と言われた時代、育ち盛りの子どもに安定的に栄養価の高い食事を届けるために開発されたのが、フィッシュフライ『三色スチック』(上記写真)でした。品質・規格が一定かつ短時間に大量調理が可能ということで大変重宝されたといいます。

その後、今回の記事で紹介してきたような私たちが大好きだった給食メニューが開発され、さらに今ではバラエティに富んだメニューが充実。食の安全・安心への取り組みはもちろんのこと、さらなる進化をし続けています。

日本の冷凍食品が事業化してから100年余り。この機会に、私たちの成長を支えてくれた思い出の給食メニューや懐かしの冷凍食品たちに、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

冷凍食品100周年ヒストリーバナー

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