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唐揚げを年間2,000個食べる「唐揚げマニア」が作る、究極の唐揚げとは?

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効き唐揚げの様子の写真

冷凍食品の唐揚げで、日本でもっとも売れている『特から®2017年の発売当初からあまりに売れ行き好調で、なんと発売1年半でカテゴリー売上No.1になったそう。

そんな『特から』の生みの親は、年間2,000個もの唐揚げを食べる「唐揚げマニア」でした! 今回はニチレイフーズの開発者をインタビュー。唐揚げへのマニアックすぎるこだわりを語っていただきました。
「日本一の唐揚げ」の秘密とは?
※冷凍唐揚げカテゴリー売り上げNo.1。インテージSRI(2018年3月〜2019年2月)冷凍調理・からあげカテゴリー販売金額(累計)より

インタビュー風景の写真

鋭い眼光が印象的な藤井宏之さん。ニチレイフーズ 家庭用開発グループ マネジャー。調理師免許、フードコーディネーターの資格を有し、日本唐揚協会認定カラアゲニストでもある。

毎日唐揚げ食べても平気!唐揚げマニアは「食」にアグレッシブ!

インタビュー風景の写真

—藤井さんは日本唐揚協会認定の「カラアゲニスト」であり、食品メーカー、ニチレイフーズの大ヒット冷凍唐揚げ『特から』を生み出したすごい人だとお伺いしました。

藤井さん:「これが日本唐揚協会公認『カラアゲニスト』の証であるピンバッジです」

カラアゲニストのピンバッジの写真

—そ、そんなバッジがあるんですね。リアルな再現度に本気を感じます。藤井さんは実際、どの程度唐揚げを食べているのですか?

藤井さん:「仕事で試食しますから、毎日ですね。仕事の日は、1日に30個くらい食べることもあります。年間で…2,000個ほどでしょうか」

—そんなに! 胃もたれしそうです。

藤井さん:「全然大丈夫。胃腸が強いというのも開発者の大切な素質ですから」

インタビュー風景の写真

—藤井さんはやっぱり「唐揚げ」が好物なのですか?

藤井さん:「いえ、一番の好物はラーメンです。ラーメン二郎」

—……唐揚げじゃないのですね。

藤井さん:「僕にとって唐揚げは『仕事』なんですよ。もちろん好きですが、毎日食べていますから。食品に携わる人間として、仕事とは別に何か熱く語れるものがほしかったんです。それで行き着いたのがラーメン二郎でした」

—どのくらい食べに行かれるのですか?

藤井さん:「週2ペースで食べ歩いていて年間100杯を目標にしています。ちなみにマイカップも二郎です。もちろん、食品メーカーの開発者としての視点も大事にしています。例えばラーメンの残り汁にもやしが浮くか沈むかで、スープが乳化しているかを調べたり……」

インタビュー風景の写真

乳化スープはもやしが沈む。

—……すごいです。

藤井さん:「さらに手作りもしています。弊社で百数十名の従業員が参加するバーベキュー大会があるのですが、そこで僕は毎年、手作りのラーメンを振る舞っているんです。麺も粉から製麺し、スープはもちろん豚骨から炊きます」

—(話題を唐揚げに戻さなければ)ちなみに、ラーメン二郎の次に好きな食べ物が……?

藤井さん:「パフェです」

インタビュー風景の写真

甘いのも好き。

—……そんなに食べて、よく太りませんね。

藤井さん:「そこはプロとしての僕のポリシーです。食の知識は豊富なので、ストイックに栄養バランスを考えています。管理さえすれば、毎日唐揚げ食べて週2でラーメン二郎通って合間にパフェを食べていても太りません。それに野球をしていますからね」

『特から®の秘密
年間2,000個の唐揚げを食べるカラアゲニストが開発している!

ジューシーさは「技術」にあり! 4年間研究して気づいた事実

藤井さんが開発を担当している居酒屋シリーズの写真

これまでに藤井さんが手がけた冷凍食品の数々。

—「唐揚げ」に話を戻しますね。藤井さんはいつからカラアゲニストになったのでしょうか?

藤井さん:「3年前ですね、唐揚げの開発担当になった後です」

—意外と最近なのですね。それまでは好きではなかったのですか?

藤井さん:「もちろん好きでしたよ。でも唐揚げだけというより、料理全般が好きでした。調理師免許の資格も持っていますからね。パーティーで友人たちにコース料理を振舞ったり、自宅ですっぽんやあんこうを捌いたりもしています」

—すごい、プロの料理人みたいですね。

藤井さん:「そういう下地はあったのですが、唐揚げの専門知識については仕事で猛勉強&研究しました。とにかく試食はたくさんします。ライバルメーカーはもちろん、コンビニや唐揚げ専門店、さらに居酒屋まで。このはかりを持ち込んで量ったりすることもあります」

藤井さんがリサーチに使っている秤の写真

調査するときに使用しているはかり。わりと大きい。

—マイはかり! 唐揚げにとって「重さ」は大切なのですね。

藤井さん:「一般的な冷凍唐揚げは1個あたり25gくらい。だけど専門店の唐揚げって40~50gくらいある。大きければその分『ジューシー感』を表現しやすいことがわかりました」

—なるほど。でもお店で量っていると怪しまれそうですね……。

藤井さん:「もちろん。居酒屋さんなどならテーブルの陰で量ることもありますが、唐揚げはテイクアウト専門店も多いので、近くの公園で試食・測定したり、公園がない場合は物陰に隠れて重量測定したりすることもあります」

『特から®の秘密
唐揚げは大きいほどジューシー感を表現しやすい!

冷凍の唐揚げ、一番美味しいタイミングは揚げたてではない!?

インタビュー風景の写真

—普通の唐揚げは揚げたてが一番美味しいと思うんですが、冷凍の唐揚げでもやっぱりそうなんですか?

藤井さん:「いえ、僕たちはお客様が召し上がるシーンから逆算して、食べるときにベストな食感・味わいになるよう開発しています。たとえば『特から』は食卓用に開発した商品なので、『レンジで温めた時』がもっとも美味しくなるようにしています。逆にお弁当用の唐揚げであれば、冷めた状態で食べることが前提になるので、冷めてもやわらかくジューシーな味わいが楽しめるようにしています」

—食べるシーンからの逆算! そんな秘密があったんですね!

『特から®の秘密
『特から®はレンジ加熱後がもっとも美味しい!

藤井さん渾身の唐揚げ『特から®を実食!

歴代の冷凍唐揚げのパッケージ

歴代の冷凍唐揚げのパッケージ。

—藤井さんが開発した『特から』。実際に試食させていただきます。

藤井さん:「ニチレイは長年にわたり、さまざまな冷凍唐揚げを開発していました。開発を続ける中で、数々の唐揚げを食べ歩き、分析した結果、しょうゆ・ニンニク・コショウを効かせた味にたどり着きました」

—まずは見た目の大きさが衝撃です。そしてずっしりしている!

藤井さん:「専門店のようなジューシー感を存分に味わえるよう、大きさを特に意識しています」

『特から』実食中の写真

—美味しく食べるポイントを伝授してください!

藤井さん:「まずは食べ応えを。ガブッと食べていただいて、肉の歯ごたえとジュワっと出てくる『じゅわ旨っ。®』を感じてください。秘伝のしょう油ベースの深い味わいのあと、こしょうがピリピリと効いてきますよ」

—肉汁がすごい! そしてやわらかい! 香ばしいしょう油の旨みとスパイスが効いていますね。

藤井さん:「夜ごはんのおかずやおつまみにもいいでしょう? ジューシー感と共に、この味付けも大ヒットの要因だと思います」

インタビュー風景の写真

—ドヤ顔が眩しい……! このままでとても美味しいですが、『特から』にちょい足ししてもいいですか?

藤井さん:「マヨネーズやレモンは王道ですよね。個人的には甘いチリソースがおすすめですよ。刻みネギにごま油を合わせてネギ塩みたいにしても美味しいです」

—ゴクリ。お酒がすすみそうですね。ちなみに藤井さんは唐揚げにレモンはOK派ですか?

藤井さん:「いいのですが、最初にバーっとかけてしまう人には『ん!?』と思いますね。かけるべきものならお店の人がかけているはずですから。作り手の意思も読み取って欲しいですね」

—胸に刻みます。最後に『特から』やニチレイの冷凍食品を手にする人々へ、メッセージをお願いします。

藤井さん:「冷凍食品はお得なだけではなく、便利さや手軽さ、安全・安心・安定供給という価値もあります。いろいろな機会で食べてみてください!」

『特から』の写真

『特から®の秘密
年間2,000個の唐揚げを食べてたどり着いたこだわりの味! ごはんのおかずにも、お酒のおつまみにも合う!

効き唐揚げの様子の写真

冷凍唐揚げの「きき唐揚げ」にも挑戦してもらいました。「見たら一瞬でわかる」そうで、アイマスク着用して実施。『特から』はもちろん正解、ライバル商品は匂いで言い当てる唐揚げマニアぶりを発揮しました。

『特から®の商品情報はこちら

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