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【栗きんとんの冷凍・冷蔵保存】日持ち期間と保存方法をプロが解説!

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栗きんとんと冷凍した栗きんとんの写真

おせちの代表的な料理である栗きんとん。好みの甘さに仕上げるために手作りする人も多いですが、手作りの栗きんとんは傷みやすく、保存方法に悩むことも。そこで今回は、冷凍生活アドバイザーの根本早苗先生に正しい保存方法や保存できる期間を教えてもらいました。記事の後半では、冷凍保存向きの栗きんとんのレシピも紹介します!

手作り栗きんとんは冷蔵で3〜5日、冷凍で1ヵ月日持ちします!

栗きんとんの写真

手作り栗きんとんは、水分が多いと傷みやすくなります。調理段階でしっかりと汁気を飛ばし、作ったらなるべく早めに冷やすようにすれば冷蔵で3〜5日間保存可能。
また、甘さを控えめにして作る場合は、砂糖を少なくする代わりにレモン汁を入れるのがおすすめ。レモンに含まれる酸が、細菌の増殖を防いでくれます。
すぐに食べきれない場合は、冷凍保存が基本。美味しさをキープしたまま約1ヵ月保存できます。

【栗きんとんの保存①】数日以内に食べきるなら、冷蔵がおすすめ

3〜5日以内に食べきる場合は、冷蔵保存しておくと解凍の手間もなく、すぐに食べられるので便利。美味しさをキープするためのポイントは小分けにしておくこと。正しい冷蔵保存の方法を紹介します。

【冷蔵方法】

1 栗きんとんをバットに広げ、なるべく早く冷ます

バットに広げた栗きんとんを氷水に当てている写真

栗きんとんを作ったら、すぐにバットに広げ、保冷剤または氷水に当てて粗熱をとる。

POINT

手作りの栗きんとんは鍋のまま常温で放置すると傷みやすいので、保存する分はなるべく早めに冷まして、冷蔵庫に入れる。ステンレスやアルミなど、熱伝導が良い素材の鍋の場合は、鍋底をそのまま保冷剤や氷水に当てて冷やしてもOK。

2 小さめの保存容器に栗きんとんを入れる

保存容器に栗きんとんを入れている写真

小さめの保存容器に1回に食べきれる量を入れる。

POINT

栗きんとんは、全量をひとつの保存容器に入れてしまうと、食べる分だけ取り出す際に菌が付着しがち。一度取り出したらすべて食べきれるよう、複数の保存容器に1食分ずつ小分けにして入れるのがおすすめ。

3 落としラップをして冷蔵庫で保存する

保存容器に入れた栗きんとんの写真

落としラップ(料理の表面を覆うようにラップをする)をし、ふたをして冷蔵庫に入れる。冷蔵庫で3〜5日間保存可能。

POINT

栗きんとんは乾燥しやすいため、ラップで表面を覆った上でふたをすること。

【栗きんとんの保存②】冷凍なら1ヵ月美味しさキープ!

砂糖を控えめにしたい場合や、食べきるまで時間がかかりそうな場合は、作ってすぐに冷凍保存するのがおすすめ。砂糖が控えめでも1ヵ月保存することができ、美味しさもキープできます。

【冷凍方法】

栗きんとんを入れた冷凍用保存袋写真

粗熱をとった栗きんとんを1食分ずつ冷凍用保存袋に入れる。空気を抜いて袋の口を閉じ、できるだけ平らになるようにならす。アルミやステンレスのトレイやバットの上に置き、冷凍庫で急速冷凍する。1ヵ月程度保存可能。

POINT

冷蔵保存と同様、全量をまとめて保存するのではなく、複数の冷凍用保存袋に小分けにして、一度に食べきれる量ずつ入れるのが長持ちさせるコツ。

【解凍方法】

栗きんとんを器に絞り出している写真

冷蔵庫で1袋(約200g)につき5時間ほど置き、解凍させる。すぐに食べたい場合は、冷凍用保存袋の口を開け、1袋につき電子レンジ(200W)で5分加熱する。

POINT

解凍後、冷凍用保存袋の底の角を切って押し出すと、手も汚れず、きれいに栗きんとんを取り出すことができる。

【栗きんとんの作り方】手軽にできて冷凍可能なレシピを紹介!

甘さ控えめで、冷凍保存向きの栗きんとんのレシピを紹介します。砂糖を少なくする代わりにレモン汁を入れることで、色よく、美味しさを長持ちさせることができます。

栗きんとんの写真

材料(4人分)

A

  • 栗の甘露煮のシロップ…大さじ6
  • 砂糖…70g
  • みりん…大さじ1
  • レモン汁…小さじ1/2
作り方

1.さつまいもは皮を厚めにむき、2cm幅の輪切りにする。水に15〜30分さらし、水気を切って鍋に入れる。
2.くちなしの実を包丁の腹で潰し、お茶パックに入れる。
3.1の鍋に2を入れ、たっぷりの水を注ぐ。弱火にかけ、さつまいもがやわらかくなるまで煮る。
4.さつまいもが熱いうちに裏ごしする。

POINT

裏ごし器がない場合は、マッシャーなどで細かく潰すだけでもいい。

5.煮汁を捨てた鍋に4、Aを入れる。

さつまいもにレモン汁を加えている写真

POINT

レモン汁を入れることで色よく仕上がり、傷みも防ぐことができる。

6.5を弱火にかけ、焦げないように木べらなどでかき混ぜながら、水分を飛ばす。

栗きんとんを混ぜている写真

POINT

木べらの筋が残るくらいまで水分が飛べばOK。

7.火を止めて、栗の甘露煮を加えて混ぜる。

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