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【豚バラチャーシューレシピ】ゆでて漬けるだけ!簡単に本格的な味わいに

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チャーシューの完成写真

家庭で作れるチャーシューのレシピです。豚バラ肉をゆでて漬け汁に漬けておくだけで、やわらかくおいしいチャーシューが完成! 圧力鍋もオーブンも使わず、とても簡単に作れるのに味は本格的です。完成したチャーシューのアレンジや冷凍方法も紹介するので、多めに作るのもおすすめ。料理研究家の吉田瑞子先生に教えてもらいました。

簡単に本格チャーシューに仕上げるポイント

一般的なチャーシューは焼き付けたり調味料で煮込んだりしますが、実は「ゆでる」と「漬ける」だけのシンプルな工程で、簡単にやわらかなチャーシューを作れます。3つのポイントだけ押さえて、風味豊かなチャーシューを堪能しましょう。

① 豚肉は煮込まず、水からゆでる
② アクを除いたら弱火でコトコト
③ 味付けは豚肉が熱いうちに漬け汁に漬ける

豚バラチャーシューの簡単レシピ

豚肉をゆでてから保存袋で漬け汁に漬けるだけの簡単レシピです。紐でしばったり焼き付けたりする面倒な仕込みはなし、ゆでる時間も30分程度なので、気軽に作ることができます。豚肉を漬けた漬け汁には旨みが溶けこんでいるので、たれに活用します。

チャーシューの材料写真

〈材料(2人分)〉

  • 豚バラブロック肉(肩ロースでも可)…約300g(3.5cm×4.5cm×長さ20cm)
  • 水…4カップ ※目安量。鍋の大きさによる

A

  • 酒…大さじ3
  • 長ねぎの青い部分…10㎝
  • 生姜…1かけ分

<漬け汁用>

  • 酒…大さじ2
  • 砂糖…大さじ2
  • 醤油…大さじ4

<たれ用>

  • 酒…大さじ2
  • 水溶き片栗粉…水小さじ2+片栗粉小さじ1
  • 長ねぎ(彩り用)…10㎝

〈作り方〉

1 豚肉を切る

2等分した豚バラブロックの写真

豚肉は鍋や漬け込む保存袋のサイズに合わせて長さを2等分に切る。

2 鍋に入れる

豚バラブロックと香味野菜が入った鍋の写真

生姜は1~2mmの厚さの薄切りにする。1を鍋に入れて、かぶるくらいたっぷりの水を注ぎ、Aを加える。

3 豚肉をゆでる

アクを除いている写真

2を強火にかけて沸騰したらアクを除き、弱火にして約30分ゆでる。

〈POINT〉

強火にするのはアクを早く出すため。そのままぐらぐらと煮るとたんぱく質が急激に縮んでかたくなってしまうので、アクを除いたら弱火にする。

4 漬け汁を作る

砂糖を入れている写真

醤油を入れている写真

豚肉をゆでている間に別の小鍋で酒を沸騰させ、砂糖を加える。砂糖が溶けたら火を止め、醤油を加える。

〈POINT〉

醤油も一緒に沸騰させると香りが飛んでしまう。火を止めてから入れることで、風味豊かな味わいになる。

5 豚肉を取り出す

豚バラブロックに竹串を刺している写真

3の豚肉の中心部に竹串を刺し、透明な肉汁が出たら火が通ったサイン。ゆで汁はスープ等に使うとよい。

〈POINT〉

ゆで時間は肉の大きさで前後するため、必ず火の通りを確認する。肉汁が赤い場合はまだ完全に火が通っていないので、さらに少し加熱する。

6 豚肉を漬ける

豚バラブロックを漬けている写真

豚肉を取り出して、やけどに注意しながら水気を拭く。密閉できる保存袋に豚肉と4を入れ、空気を抜いて密閉する。そのまま常温で30~40分置いておく。途中で一度袋をひっくり返し、まんべんなく漬かるようにする。

〈POINT〉

豚肉が冷める過程で味が染み込んでいくので、豚肉が冷めないうちに作業するのがコツ。保存袋の空気をしっかり抜くことで漬け汁が密着し、少ない調味料でも味が全体に行きわたる。

7 チャーシューと長ねぎを切る

チャーシューを切り分けている写真

斜め切りにした長ねぎの写真

保存袋から豚肉を取り出し、8mm~1cm幅に切る。長ねぎは縦半分に切り、3~5mm程度の斜め薄切りにする。

〈POINT〉

漬け汁はたれにするので、捨てないこと。

8 漬け汁をたれにする

水溶き片栗粉を加えている写真

保存袋に残った漬け汁を小鍋に入れ、酒を加えてから中火にかける。沸騰したら弱火にして1分ほど煮詰める。火を止めて水溶き片栗粉を加える。再度中火にして加熱しながら混ぜ、とろみがついたら火を止める。

〈POINT〉

とろみのあるたれは味が絡みやすく、チャーシューにジューシーさもプラスできる。

9 豚バラチャーシューの完成

チャーシューの完成写真

7を皿に盛り付け、8を適量かける。

チャーシュー丼へのアレンジレシピ

チャーシューはそのまま食べてもおいしいですが、たれがごはんに染み込んだ丼にするのもおすすめ。かいわれ大根と紅生姜の爽やかな辛みがアクセントになり、満足感がありながらもしつこさを感じない一品になります。

チャーシュー丼の完成写真

〈材料(2人分)〉

  • チャーシュー…16切れ(約150g)
  • チャーシューのたれ…大さじ4
  • ごはん…丼2杯分
  • かいわれ大根…1/2パック
  • 紅生姜…大さじ1
  • 温泉卵…2個

【作り方】

  1. かいわれ大根は根を除き、長さを半分に切る。
  2. 丼にごはんを盛り付け、チャーシューのたれの半量をかけ、❶、チャーシューを盛り付ける。
  3. 残りのたれをかけ、紅生姜、温泉卵を添える。

チャーシューの冷凍保存方法

チャーシューは冷凍保存が可能。多めに作って冷凍保存しておくと、「あと一品ほしい!」ときに便利です。おいしさを保ちやすいのはかたまりのままでの冷凍ですが、使い勝手を優先したい場合は切り分けてから冷凍してもOK。

冷凍用保存袋に入れたチャーシューと冷凍用保存容器に入ったたれの写真

チャーシューはラップでくるみ、冷凍用保存容袋に入れる。たれは冷凍用保存容器に入れる。冷凍可能なたれビンに詰めても使いやすい。それぞれ冷凍で3〜4週間保存可能。

【解凍方法/温め方】

冷凍したチャーシューは、電子レンジ(500W)で100gにつき1分加熱し常温まで解凍する。
たれは電子レンジ(500W)で50mlにつき30秒加熱する。

■豚肉の冷凍保存方法についてはこちら!

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