冷凍肉をすぐに使いたい! ムラなし、ドリップなしの「時短解凍テクニック」

2019.4.23
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ボウルに冷凍肉を入れ、ペットボトルで重しをしながら流水解凍している写真/ボウルに冷凍肉を入れ、流水解凍している写真/デジタル温度計で測りながらぬるま湯流水解凍をしている写真/半解凍状態の合いびき肉を手で割っている写真

冷凍肉を急いで解凍するときのテクニックを紹介。さらに「解凍時にドリップが出てしまう」、「電子レンジ解凍すると加熱ムラができてしまう」など、肉の解凍時によくある悩みを、料理研究家の舘野鏡子先生が解決します。

■肉の冷凍に関してはこちらから
【肉の冷凍】賞味期限は大丈夫? 安全で美味しい保存テクニック

Q1 冷凍肉を今すぐ使いたい! 時短で解凍する方法は?

A 冷水を当てる流水解凍がおすすめ

ボウルに水を張って冷凍肉を入れ、水を入れたペットボトルを重しにして冷水を流しながら解凍する写真

ボウルに冷凍肉を保存袋ごと入れ、水を入れたペットボトルを重しにして冷水を流しながら解凍します。重しで肉を水中に沈めて、水の対流にしっかりさらすのがコツ。100gで5~7分が解凍目安ですが、寒い時期は水の温度も冷たいため、様子を見ながら解凍しましょう。

もっと急ぎたいならぬるま湯で!

デジタル温度計で測りながらぬるま湯流水解凍をしている写真。

ボウルに冷凍肉を保存袋ごと入れ、35〜40℃くらいのぬるま湯を流しながら、ときどき上下を返して解凍します。100gで3~4分が目安。早さを追求した解凍法なので、流水解凍よりも多少ドリップは出ます。

1cm以下の薄さの冷凍肉なら、「鍋底サンドイッチ法」がおすすめ!

裏返したフライパンの底の上に冷凍肉をおき、水を入れた鍋をのせた写真

アルミの熱伝導率の高さを利用した解凍方法。アルミタイプの鍋やフライパンの底で肉をはさみ、上の鍋(フライパン)に30~35℃のぬるま湯を入れて解凍します。1cm以下の薄さで冷凍保存したひき肉や薄切り肉などの場合、4~5分程度で解凍可能。肉は途中で一度ひっくり返しましょう。

■ ポイント
冷凍肉が平らでなく鍋(フライパン)がガタつく場合、ぬるま湯でぬらしたタオルで冷凍肉を包むと安定します。

Q2 電子レンジで解凍すると加熱ムラができちゃう…

A 弱モードで1分ずつ、上下を返しながら解凍する

耐熱皿にペーパータオルを敷き、その上に鶏もも肉がのっている写真

耐熱皿にペーパータオルを敷き、ラップをはずした冷凍肉を置きます。電子レンジ(100〜200Wの弱モードもしくは解凍モード)で1分ずつ、上下を返しながら様子を見て解凍しましょう。100gあたり4~5分が解凍の目安。ペーパータオルを敷くことで、解凍時に出るドリップを吸い取ります。

Q3 解凍時に出たドリップはどうすればいい?

A 臭みの元になるのでペーパーでふき取る

解凍した鶏もも肉から出たドリップをペーパータオルでふいている写真

解凍時に出たドリップをそのままにすると、料理が水っぽくなったり、アクや臭みの元になったりします。ペーパータオルでよくふき取ってから料理に使いましょう。

Q4 肉は完全に解凍すべき?

A 「半解凍」が正解。ドリップが出にくく、調理もしやすくなる

半解凍状態の鶏もも肉を切っている写真、半解凍状態の合いびき肉を手で割っている写真

調理しやすい解凍状態の目安は、外側だけが溶けている半解凍状態。かたまり肉は包丁が入りやすく、ひき肉は手で割れやすくなります。バラ肉など脂の多い肉ほど溶けやすく、解凍しすぎるとドリップが出る原因となるので、途中で様子を見ながら徐々に解凍しましょう。

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