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もっとチャレンジして 
事例紹介

ハミダス interview

自身の殻を破る”その一歩”が
「当たり前」を打破する
原動力となる

キューレイ総務部
岩崎浩之さん
  • 入社 1年目製造部 オムレツライン
  • 3年目製造部 かに玉ライン
  • 4年目製造部 今川焼・たい焼きライン
  • 5年目製造部 生産管理担当
  • 8年目製造部 今川焼ライン
  • 14年目総務部 経理・労務管理担当

「もったいない」から生まれた新しい挑戦
~端数品をふるさと納税返礼品として活用する~

2024年7月より、キューレイの拠点がある福岡県宗像市のふるさと納税返礼品として、製品の端数品を提供する取り組みが始まりました。「せっかく作った商品を一人でも多くのお客様に届けたい」という想いから生まれたこの取り組みについて、企画者の岩﨑さんにお話を伺いました。

Qこの企画にチャレンジしようと思ったきっかけや背景は?

総務部に異動するまでは、ずっと生産現場で働いていました。 ラインの安定稼働はもちろん、歩留や能率向上、廃棄削減といった生産性改善にも力を入れていました。
その中で、どうしても気になっていたのが「端数品」の存在でした。端数品とは、1ケースに満たない状態でパックされた製品のことで、賞味期限管理の関係で次回生産に回すことができず、廃棄せざるを得ない状況でした。
自分たちが丁寧に作った製品が廃棄されてしまう...これにずっとモヤモヤしていて、「どうにかしてお客様に届ける手段は無いか」と常に考えていました。
そんな時、総務部への異動と同時に、 宗像市から「ふるさと納税の返礼品」の取り組みの積極的な要望があることを知ったんです。「これだ!」と思いました。ふるさと納税に端数品を活用できれば、長年抱いていた想いを実現できると考え、担当させていただくことになりました。

Q企画を通して「嬉しかったこと」や「苦労したこと」は?

2023年10月頃から、ハミダス推進部、宗像市、JAの皆さんと話し合いを重ね、セット内容、価格設定、パッケージデザインなどを検討していきました。
ふるさと納税制度を先行導入された白石工場の方々にもご協力頂きながら進めていきましたが、関わる方々が初対面の人ばかりで、人見知りの自分にとって当時は話すだけでも精一杯の状況だったのを今でも覚えています。それ以外にも、端数品の在庫管理やトレーサビリティ、売価・原価からの逆算による商品組み合わせ設定など、製造畑出身の私には初めてのことばかりで、まさに手探り状態でした。
そんな中で支えになったのは、「廃棄されてしまう端数品をお客様に届けたい」という当初の想いでした。この想いを何度も振り返り、「自分が行動しなければ前に進まない」と腹を決めて、受け身な性格の自分を鼓舞し続けました。
様々な困難を乗り越えて運用開始に至り、当初計画を上回る注文をいただいた時は、心の底から「実現することができてよかった」と感じました。 店舗販売とは違う形で、より多くのお客様にキューレイの商品をお届けできる仕組みを作ることができたんです。

Qこの企画が普段の業務に与えた影響は?

今回の取り組みを通じて、自分自身が大きく成長できたと実感しています。
受け身だった性格から、多くの関係者を巻き込んで主体的に行動できるようになりました。未知の分野でも自分を鼓舞して前進する力も身につきました。
現在の総務部業務でも、社内外の様々な方々との関わりや新しい取り組みを担当する際に、この経験が活かされています。 受け身にならず、主体的にチャレンジすることを常に意識して取り組めるようになりました。

Q最後に、この企画に対してコメントをお願いします。

ふるさと納税の取り組みを通じて、本当に多くのことを学ばせていただきました。
私自身のこういった成功体験を後輩の皆さんにも経験してもらえるよう、総務部内での教育にも力を入れています。また、2025年度からはハミフレ応援団として、ハミフレの皆さんのサポートにも積極的に関わっています。
キューレイで働く皆さん、業務で関わる皆さんが、様々なことにチャレンジする一歩を踏み出せるよう、これからもサポートし続けたいと思います。

この取り組みにより、従来廃棄されていた端数品が有効活用され、より多くのお客様にキューレイの商品をお届けできる仕組みが確立されました。一つの「もったいない」という想いが、新しい価値創造につながった事例です。

廃棄せざるを得なかった端数品に対し、「せっかく作った商品を一人でも多くのお客様に届けたい!」との想いのもと、2024年7月よりキューレイの拠点がある福岡県宗像市のふるさと納税返礼品として提供することを実現。