作るのが面倒なわりに、日持ちしにくいポテトサラダは、冷蔵保存だと1~2日しか持ちません。そこで今回は、料理研究家の吉田瑞子先生がポテトサラダの冷凍保存テクニックを紹介! まとめて作っておけば、お弁当のおかずとしても役立ちますよ。
ポテサラの冷凍3ヵ条
じゃがいもはなめらかになるまで潰す
じゃがいものかたまりが残っていると、解凍時にジャリジャリした食感になります。作る時にしっかり潰すのがポイントです。
具材は水分の少ないものを選んで、必ず加熱する
きゅうりやコーン、生玉ねぎなど「水分の多い具材」は冷凍に不向きです。野菜を入れる場合はいんげんなど水分の少ないものを、必ず加熱してから入れるようにしましょう。そのほか、ハムやウィンナー、ベーコンなどの加工品も加熱調理はマストです。
酢で下味を付けて、マヨネーズはたっぷりと!
酢で下味を付けると、より日持ちしやすくなります。また、マヨネーズの量は多めが◎。油分でしっとり出来上がり、解凍後も美味しく食べられます。
★冷凍保存向きのポテトサラダの詳しいレシピはこちら。
【ポテトサラダの冷凍方法①】ラップで小分けして保存袋に入れて保存
【冷凍方法】
ポテトサラダを1食分(約90g)ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍。保存期間は2~3週間。
【解凍方法・食べ方】
電子レンジ(500W)で、1食分(約90g)につき1分30秒加熱。ポテトサラダを器に移して、スプーンやフォークでよく混ぜる。
※冷たい状態で食べたい場合も常温や冷蔵で解凍はせず、必ず電子レンジで加熱解凍をしてから冷蔵庫で冷やす。
POINT
電子レンジで解凍するとポテトサラダから少量の水分が出てくるので、熱いうちによく混ぜてなじませて。
【ポテトサラダの冷凍方法②】お弁当に使える!シリコンカップに入れて保存
【冷凍方法】
ポテトサラダをお弁当用のシリコンカップに入れる(1カップにつき約20g)。冷凍用保存容器に入れ、ふたをして冷凍。保存期間は2~3週間。
【解凍方法・食べ方】
電子レンジ(500W)で、1カップにつき30秒加熱し、スプーンやフォークでよく混ぜる。
※お弁当に入れる場合、常温解凍ではなく必ず事前に加熱解凍する。
POINT
電子レンジで解凍するとポテトサラダから少量の水分が出てくるので、熱いうちにシリコンカップの中でよく混ぜてなじませて。
【冷凍保存向け】ポテトサラダの作り方
ここからは、冷凍しても美味しいポテトサラダのレシピをご紹介します! ごはんやお弁当のおかずだけでなく、お酒のお供としてもぴったりのレシピです。
材料(2人分)
- じゃがいも…2個(約300g)
- 酢…小さじ1
- マヨネーズ…大さじ4
- 塩・こしょう…各少量
[具材はお好みで]
- 炒め玉ねぎとウィンナー…玉ねぎ1/4個(約40g)粗みじん切りとウィンナー2本(約40g)の輪切りをサラダ油小さじ1で炒める
- ゆでいんげんの小口切り…40g(8~10本分)
ほかにも、こんな具材が冷凍保存向き。
[生はNGだけど、加熱すればOKな具材]
[加熱する必要がない具材]
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作り方
1 じゃがいもをラップで包んでレンチンする
じゃがいもをよく洗ってから、ラップで包む。ラップの合わせ目を下にして耐熱皿にのせ、電子レンジ(500W)で8分加熱する(じゃがいも1個約150gにつき約4分加熱する)。
POINT
ポテトサラダのじゃがいもは電子レンジ加熱がおすすめ。短時間でじゃがいもの中心から熱が入り、潰しやすくなる。
2 フォークでしっかり潰す
じゃがいもの粗熱がとれたら皮をむき、ボウルに入れてフォークで潰す。
POINT
じゃがいものかたまりが残っていると、冷凍して解凍したときにジャリジャリとした食感になるので、なめらかになるまでしっかり潰して。
3 酢で下味を付ける
酢小さじ1(じゃがいも1個につき小さじ1/2)を加えて、じゃがいもに下味を付ける。
POINT
酢で下味を付けると、より日持ちしやすくなる。
4 マヨネーズ大さじ4を加えて混ぜる
ゴムべらやスプーンを使って、全体をムラなく混ぜる。
POINT
一般的なポテトサラダのマヨネーズは、じゃがいも1個に対して大さじ1~1と1/2程度ですが、冷凍するならじゃがいも1個に対してマヨネーズ大さじ2がおすすめ!マヨネーズの油分でしっとりとなめらかな食感になり、冷凍しても美味しく食べられる。
5 加熱済みの具材を加えて混ぜる
事前に加熱調理した具材を加え、ゴムべらやスプーンを使って混ぜ合わせる。
6 塩・こしょうで味をととのえる
味見をして、塩・こしょうで味をととのえたら完成。