家庭で作った焼きそば、冷凍したことありますか? 小分けで保存しておけば、お弁当やおかずにひと品プラスしたいときに便利。上手な冷凍・解凍方法と、冷凍に向く焼きそば作りのコツを冷凍生活アドバイザーの根本早苗先生が教えてくれました。
【焼きそばの冷凍1】おかずカップで小分け保存
おかずカップで冷凍しておくとお弁当に入れやすくて便利です。おかずカップのサイズは8号カップがおすすめ。2週間程度保存できます。
1 焼きそばをおかずカップに入れる
麺をおかずカップの底に入れてから、具材を上に乗せる。この状態で冷凍、解凍すると、お弁当に入れたときに見栄えがいい。
2 おかずカップごとラップで包む
おかずカップはまとめてではなく、1個ずつラップで包むのがポイント。麺の水分が飛ぶのを防ぎ、美味しさをキープできる。
3 冷凍用保存袋に入れる
おかずカップをまとめて冷凍用保存袋に入れて冷凍する。1人分は8号サイズのおかずカップ9個分に分けられるので、Mサイズ相当の冷凍用保存袋だとまとめて入れるのにちょうどいい。
【解凍方法/食べ方】
1 電子レンジで加熱
ラップは外さずに耐熱皿にのせ、電子レンジ(600W)で、1個あたり45秒程度加熱する。
2 しっかり冷ましてからお弁当へ
しっかりと冷めていることを確認してからお弁当箱に詰める。
【焼きそばの冷凍2】ラップに包んで小分け保存
おかずカップより多めに保存したいときは、ラップで小分けに包んで冷凍を。そのまま食べてもいいですが、焼きそばパンにするなどアレンジしても楽しい。こちらも2週間程度保存できます。
1 焼きそばをラップで包む
小分けの量は好みでOK。1人分の1/4量程度が使いやすく、おすすめ。
2 冷凍用保存袋に入れる
ラップで包んだ焼きそばを冷凍用保存袋に入れる。しっかり空気を抜いてから冷凍庫へ。
【解凍方法/食べ方】
1 電子レンジで加熱
ラップは外さずに耐熱皿にのせ、電子レンジ(600W)で、1人分の1/4量につき1分30秒程度加熱する。
【アレンジ】焼きそばパンがおすすめ!
解凍した焼きそばをロールパンや食パンに挟めば、焼きそばパンが完成。細かく刻んでチャーハンに入れ、そば飯にするのもおすすめです。
焼きそばを冷凍するなら【玉ねぎと油多め】が鉄則!
冷凍しても美味しい焼きそば作りのコツを3つご紹介します。
1 食感が損なわれないよう、材料は小さめにカット
野菜はすべて小さめに切る。肉類は小さく切りやすいハムやソーセージなどがおすすめ。
2 玉ねぎを入れると、冷凍で美味しくなる!
玉ねぎは冷凍することで甘みが増すので、多めに加えることで冷凍焼きそばの美味しさが格段にアップ。薄切りにするとおかずカップに入れやすい。
3 多めの油で麺のくっつき・ベタつきを防止
炒めるときの油は焼きそば1人前に対して、大さじ2杯くらいを目安に。油は多めにして炒めておくと、解凍したときに麺がパサパサになるのを防ぐことができる。油が多すぎる状態で、レンチンの加熱時間が長くなりすぎるとラップが溶ける可能性があるので、油の量と加熱時間は守る。