余った焼き芋をリメイクして、簡単にスイートポテトが作れるって知っていますか? 手軽に美味しいスイートポテトを作るレシピを、料理研究家の吉田先生に教えてもらいました。さらにお弁当などに活躍する小さいサイズのスイートポテトの作り方や、冷凍保存方法も解説します。
スイートポテトは焼き芋で作ると簡単で美味しい!
生のさつまいもから作ると時間や手間がかかるスイートポテトも焼き芋を使えば簡単に作れます。じっくり時間をかけて加熱された焼き芋は、甘みが凝縮しているので、手軽に美味しいスイートポテトを作ることができます!
■電子レンジで作る焼き芋についてはこちら!
さつまいもを電子レンジで【甘〜い焼き芋】にするテク
焼き芋で作るスイートポテトのレシピ。オーブン&生クリーム不要で簡単!
レシピは焼き芋2本(約400g)を使用したものになります。
【材料】(1個あたり約100gのもの4個分)
A
- 卵黄…1/2個
- 水…小さじ1
作り方
1 ボウルに焼き芋を入れて潰す
耐熱ボウルに皮をむいた焼き芋を入れ、フォークの背などで潰す。大きなかたまりがなくなったら、ラップをして電子レンジ(500W)で2分加熱する。
2 バターを加えて混ぜる
1が温かいうちにバターを加え、溶かしながらゴムべらなどで練り混ぜる。
3 卵黄、砂糖、牛乳を加えて、混ぜ合わせる
水っぽくならないように様子を見ながら牛乳を少量ずつ加える。焼き芋のかたまりがなくなり、なめらかなペースト状になればOK。
POINT
焼き芋の甘さや水分量次第で必要な砂糖と牛乳の量が大きく異なるので、その都度調整する。
砂糖…甘い焼き芋には控えめに、甘くない焼き芋には少し多めに入れて、好みの甘さになるまで少量ずつ加える。
牛乳…入れすぎるとゆるくなって成形できなくなるので、少量ずつ加えて混ぜ、味噌より少し固いくらいになるよう調整する。
4 3をアルミカップに入れ、形をととのえる
3を4等分(1個あたり約100g)してラップで包み、手のひらでラグビーボール状に形をととのえる。アルミカップに入れ、奥から手前に引くようにしてスプーンの背をすべらせ、表面を山形にならす。このとき、スプーンを水で濡らしておくと成形しやすい。
POINT
お弁当用ならアルミカップには入れず、1個あたり約50gのボール状に丸めると、詰めやすくて便利。
5 表面に Aを塗る
天板に4を並べ、表面に混ぜ合わせたAを刷毛で塗る。
POINT
卵黄を表面に塗ることで、つやよく仕上がる。
6 オーブントースターで焼く
あらかじめ温めておいたオーブントースター(200℃)で表面に焼き色がつくまで焼く。普通サイズは5〜10分、お弁当用に丸めたものは4〜8分が目安。
POINT
お弁当用の丸めたスイートポテトをオーブントースターで焼く際は、フライパン用アルミホイルを天板に敷くとくっつきにくい。焼き芋の糖度によって焼き時間に差があるので、表面に焼き色がつくまでこまめに様子を見る。元の焼き芋が甘い方が早く焼ける。
完成したスイートポテトは冷凍保存が可能です!
全部食べ切れない場合は、冷凍保存も可能。ひとつずつラップで包んで冷凍しておくと、食べたい分だけ解凍できて便利です。
【冷凍方法】
粗熱がとれたスイートポテトを、ラップでひとつずつ包んで冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じて冷凍する。約1ヵ月保存可能。
【解凍方法】
スイートポテト1個(約100g)につき室温で50〜75分自然解凍する。時間がない場合は、凍ったままアルミカップから外してラップで包み、電子レンジ(500W)で1個につき30秒〜1分加熱してもOK。
お弁当用のスイートポテト(約50g)をお弁当に入れるときは、凍ったまま詰めて自然解凍できる。すぐに食べたい場合は電子レンジ(500W)で20〜50秒加熱する。
■こちらも凍ったまま使えて便利!
スイートポテトは凍ったまま食べても美味しい!
冷凍したスイートポテトは、凍ったまま食べても美味しい。スイートポテトを室温に15分ほど置いて、半解凍状態にすると、しっとり濃厚なさつまいもアイスのような味わいに。
■こちらもチェック!