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【焼き芋の作り方】電子レンジで甘みを引き出すテク

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電子レンジとさつまいもの画像

さつまいもを電子レンジで加熱調理すると、パサついたり甘みが出なかったりすること、ありませんか? 実は、じっくりオーブン加熱したときと同等の甘さを短時間で引き出す、加熱方法があるんです。

さつまいも料理研究家・鈴木絢子さん直伝の焼き芋(ふかしいも)テクニック、試さないと損です!

レンジで甘さ引き出す、焼き芋レシピ

さつまいもの甘みを引き出すポイントは、レンジで70℃まで一気に加熱し、そのまま70℃をキープする「2段温め法」。でんぷん質が糖に変わる70℃でじっくり温めると、甘みがぐんぐん増して、レンジでチンしただけとは思えない美味しさに。品種によって「ホクホク」「ねっとり」など食感に違いが出るので、いろいろ食べ比べても楽しいですよ。

さらに、甘さを最大限に引き出したいなら、掘ってすぐより寝かせるのがおすすめです。
詳しい方法はこちら。

【準備するもの】
  • 中サイズのさつまいも(約300g)※
  • キッチンペーパー
  • 竹串
  • ラップ
    ※大きいものは300gくらいになるように切る。小さいものは加熱時間を短くする

準備するものの画像

作り方

1 さつまいもを水洗いし、濡れたままキッチンペーパーでくるむ

さつまいもをキッチンペーパーでくるんだ写真

適度な水分が必要なので、全体をしっとり濡らすのがポイント。

2 1の上からラップでくるむ

ラップでくるんだ写真

ラップが蒸気を閉じ込めて温度を保つので、隙間ができないようにくるむ。

3 600Wの電子レンジで1分30秒加熱する

一気に70℃まで加熱する。200g程度の小さめのさつまいもなら1分でOK。

4 200Wの電子レンジで8〜10分加熱する

小さいW数で70℃を保って甘みを引き出す。小さめのさつまいもなら8分程度、200Wがなければ解凍モードでもOK。

5 竹串でやわらかさを確認

竹串を刺している写真

ラップとキッチンペーパーをめくり、太い部分に竹串を刺してスッと通れば完成(さつまいもが熱くなっているのでやけどに注意)。かたさが残っていればキッチンペーパーとラップを元に戻し、竹串が通るまで200Wの電子レンジで30秒ずつ、追加で加熱する。

【さつまいもの冷凍】加熱後に冷凍が美味

左:マッシュで冷凍する写真、右:角切りで冷凍する写真

作った焼きいもが食べきれない場合は冷凍保存を。解凍後に食べやすいのは、マッシュか角切りです。やわらかくて包丁で切りにくければマッシュがおすすめ。マッシュの場合、300gなら冷凍用保存袋Sサイズ2枚がぴったりです。

【冷凍方法】
  1. 加熱後、粗熱が取れたら、皮をむいてマッシュか、皮つきのまま角切りにする。
  2. 冷めたらマッシュはそのまま冷凍用保存袋に入れて平たくし、空気を抜くように袋の口を閉じて、一食分ずつ菜箸などで線をつけてから冷凍する。角切りの場合は、1食分ずつラップに包んでから冷凍用保存袋に入れ、口を閉じて冷凍する。どちらも冷凍庫で2週間程度保存可能。
【解凍方法&食べ方】

冷蔵庫で自然解凍か、電子レンジの解凍モードで解凍する。マッシュはポタージュやスイートポテトに。リンゴやレーズンと一緒にマヨネーズであえてサラダにも。角切りはそのままおやつとして食べたり、野菜サラダのトッピングに。

<豆知識>さつまいもは寝かせると、さらに甘みがアップ!

さつまいもは掘ってすぐではなく、2〜3カ月寝かせてから調理すると、さらに甘くなります。冬以降に売られているのは寝かせたものですが、旬の秋は掘ってすぐ出荷されることも。すぐに食べない場合は常温(13〜16℃)でダンボール箱に入れて保存を。ダンボールが寒さから守ってくれます。18℃以上の環境では芽が生え、栄養が減ってしまうので気をつけて。また、冷蔵庫で保存すると低温障害を起こして腐ってしまうので、常温保存できないときは上記のレシピで加熱してから冷凍しましょう。

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