給食の定番デザートである「冷凍みかん」。おうちでも簡単に作れるって知っていますか? みかんに含まれる果糖は冷やすと甘みが増すため、上手に冷凍したみかんは、生で食べるより甘みを感じやすくなり、シャリシャリとシャーベットのような食感に。冷凍生活アドバイザーの根本早苗先生に、冷凍みかんの作り方と食べ方、おすすめのアレンジアイデアを教えてもらいました。
【冷凍みかんの作り方①】たくさん作るなら「皮ごと冷凍」が簡単!
冷凍みかんは水にくぐらせ、薄い氷の膜を作る方法が一般的ですが、頻繁に開閉する家庭用冷凍庫では上手く冷凍できない場合も。1個ずつラップで包むことで、酸化や乾燥を防ぎながら、手軽に冷凍みかんが作れます。
【冷凍方法】
1 みかんを軽く水洗いし、水気を拭き取る
みかんの表面についた汚れを落とすため、軽く水洗いし、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
2 1個ずつラップで包む
みかんに霜が付くのを防ぐため、ラップの端をねじるようにしてぴったり包む。
3 冷凍用保存袋に入れて、冷凍する
冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。冷凍庫で2ヵ月程度保存可能。
【解凍方法/食べ方】
冷凍庫から出してすぐのみかんは皮がかたくてむきづらいので、室温に40分ほど置いてから皮をむき、半解凍状態で食べる。急ぐ場合は、ラップを外して凍ったまま水道水に1分ほどつけ、表面だけ解凍してから皮をむいて食べると良い。
POINT
解凍具合は好みでOK。室温や水温にも左右されるので、解凍時間は様子を見ながら調整を。
【冷凍みかんの作り方②】「皮なし冷凍」なら、食べるときお手軽!
冷凍みかんは、皮をむいてから作る方法も! 皮なし冷凍なら、冷凍庫から取り出してすぐに食べたり、調理したりできるので、とっても便利です。
【冷凍方法】
1 みかんの皮をむき、1個ずつラップで包む
みかんの皮をむき、ラップの端をねじるようにしてぴったり包む。みかんは1房ずつわけるよりも、丸ごとの状態で冷凍した方が、乾燥しにくく、風味も損なわれにくいのでおすすめ。
POINT
みかんの白い筋は、ビタミンや食物繊維が豊富。冷凍することでえぐみや繊維っぽさが感じにくくなるので、取らなくてもよい。
2 冷凍用保存袋に入れて、冷凍する
冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。冷凍庫で1ヵ月程度保存可能。
【解凍方法/食べ方】
冷凍庫から取り出してすぐに食べられる。凍ったまま1房ずつわけることもできるので、食べる分だけ取り出して、残りは冷凍庫に戻しても。ヨーグルトにのせたり、アイスティーに入れて味わっても美味しい。
プロおすすめ! 冷凍みかんの食べ方アレンジ
冷凍みかんは、そのまま食べるだけでなく、いろいろな料理にアレンジが可能! 根本先生おすすめの食べ方アイデアを紹介します。
【食べ方①】牛乳とミキサーにかけて、スムージーに
冷凍みかんと牛乳、レモン汁をミキサーにかければ、ひんやり美味しいみかんスムージーに。時間が経つと分離しやすいので、完成後はすぐに飲んで。
【食べ方②】バゲットにクリームチーズと一緒にのせて
甘みがぐっと増した冷凍みかんは、パンやチーズとの相性が抜群。バゲットにクリームチーズを塗って、薄切りにした冷凍みかんをのせれば、見た目も華やかなオードブルが完成。甘みが足りなければ、はちみつやメープルシロップをかけても。