スペイン料理のパエリアは、パーティーなどのイベント時にぴったりなメニュー。ホットプレートで作るとそのまま食卓に出せて、華やかになるのでおすすめです。今回は、シーフードミックスを使ったお手軽なレシピを、料理研究家の吉田瑞子先生に教えてもらいました。さらに簡単で楽しい冷凍食品を使うアイデアも取り上げます。
【パエリアのレシピ】シーフードミックスでも美味しい!
材料(2〜3人分)
- 無洗米…2合 ※無洗米がない場合は事前に米を洗ってから乾かしておく
- シーフードミックス(冷凍)…200g
- ウィンナー(縦半分に切ってから格子に切り込みを入れ、さらに斜め半分に切る)…3本
- 玉ねぎ(みじん切り)…1/4個
- にんにく(みじん切り)…1かけ
- ミニトマト(ヘタを除く)…8個
- ピーマン(種とヘタを除いて輪切り)…1個
A
- サフラン…0.2g ※ない場合はこちら!
- 白ワイン…1/2カップ
B
- 水…1と1/2カップ
- 固形コンソメ…1個
- オリーブ油…大さじ1
C
- 塩・こしょう…各少々
- ローリエ…1枚
- 黒オリーブ…6個
- レモン(くし形切り)…1/2個
作り方
1 サフランは色出しする
耐熱容器にAを入れ、ふんわりとラップをして電子レンジ(500W)で30秒加熱する。そのまま冷まし、サフランの色を出す。
POINT
余裕があれば、1時間ほど置くとしっかり発色するのでおすすめ。
サフランがない場合は?
サフランは香りや色付けに使われるスパイス。ない場合はターメリックで代用すると、サフランに近い色に仕上げることができる。そのほかカレー粉を使うアイデアも。もしくは分量の水の一部をトマトジュースに変えても、きれいに色が付き、美味しくしあげることができる。
2 シーフードミックスを解凍する
ボウルに3%濃度の塩水を作り、シーフードミックスを入れ、30分〜1時間ほど置いて解凍する。ザルにあげてキッチンペーパーで水気を拭き取る。
■シーフードミックスの解凍方法についてはこちら!
3 固形コンソメを溶かす
Bの固形コンソメは砕いてから分量の水と合わせ、溶かす。
4 ホットプレートでにんにく、玉ねぎ、②、米を炒める
ホットプレートにオリーブオイルを入れて高温(190〜250℃)で熱し、にんにく、玉ねぎを炒める。玉ねぎが透き通ってきたら②、ウィンナーを加え、さっと混ぜたら米を加えて炒める。
POINT
米は乾燥状態のまま入れられる無洗米を使うと、スープがしみこみやすくなるのでおすすめ。
5 ①、③、Cを加え、ミニトマトをのせる
米が透き通ってきたら低温(100〜130℃)に落とし、①、③、Cを加え、さっと混ぜてから平らにならす。シーフードミックスを米の中に埋め、ミニトマトをのせる。
POINT
①のサフラン液は、容器の内側にサフランと液が残りやすいので、③のスープで容器をすすぐようにすると、余すことなく活用できる。シーフードミックスは米の中に埋めると、乾燥しないので、かたくなるのを防げる。
6 ふたをして炊く
ふたをして高温(190〜250℃)にし、煮立ったらふたをしたまま中温(160〜200℃)と低温(100〜130℃)の間の温度(150℃が目安)にして20分炊く。
7 ピーマンをちらし、蒸らす
炊き上がったらスイッチを切る。ピーマンをちらし、再びふたをして15分ほど蒸らす。
POINT
ピーマンは仕上げに加えることで、色味を鮮やかにキープする。
8 黒オリーブ、レモンをのせたらパエリアの完成
さっと全体を混ぜ、黒オリーブ、レモンをのせたらパエリアのできあがり。
【応用編】冷凍食品を使えば、手軽で楽しい!
パエリアは冷凍食品を使うと、味のバリエーションが広がります。準備もとっても簡単なので、ぜひいろいろな味を試してみてください。
【こんな具材がおすすめ!】
吉田先生おすすめの冷凍食品をピックアップ。すべて凍ったまま工程⑤で加え、米と一緒に炊き上げれば完成。
下処理に手間のかかる魚介の代わりにシューマイを使って、食べ応えもアップ!
ほうれん草は彩りに、ベーコンは旨みアップの働きも。
※『ベーコンほうれん草』は販売を終了しております。
甘みのあるコーンを加えると、子どもも喜ぶ味わいに!