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離乳食のじゃがいもは冷凍がおすすめ!月齢別の量の目安やレシピも解説

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じゃがいもとじゃがいもの離乳食の写真

じゃがいもは味にクセがなく、赤ちゃんも食べやすい食材。ただし、一度に少量ずつしか食べないので、まとめて準備して冷凍しておくと便利です。月齢別おすすめのじゃがいもの食べ方とその冷凍方法を野菜ソムリエの根本早苗先生が解説します。

離乳食のじゃがいもはいつから?

加熱するとやわらかくなるじゃがいもは、離乳食初期から赤ちゃんが食べることができる食材です。月齢によって、食べられるじゃがいもの形状や量などが変わってくるので、ポイントをおさえましょう。

【じゃがいもを食べられる時期と食べ方のポイント】

時期 じゃがいもの食べ方と1回あたりの量の目安
初期(5〜6ヵ月) ○ やわらかくなるまで加熱してすり潰したものをベビースプーン1杯程度
じゃがいもペーストの写真
中期(7〜8ヵ月) ○ 舌で潰せるかたさに加熱して粗く潰したもの、または5mm角に切って加熱したものを20〜30g
加熱したじゃがいもの写真
後期(9〜11ヵ月) ○ 歯茎で潰せるかたさに加熱して7mm〜1cm角に切ったものを30~40g
加熱したじゃがいもの写真

※厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」に準拠する

【離乳食初期(5〜6ヵ月)】やわらかくなるまで加熱が基本

「ゴックン期」とも言われる初期は、赤ちゃんの喉を通りやすいよう、じゃがいもをペースト状にしてからあげるのがポイント。じゃがいもは加熱すると崩れやすい男爵がおすすめです。

おすすめレシピ:じゃがいもペースト

じゃがいもペーストの写真

材料(4食分)
  • じゃがいも…小1/4個(正味20g) ※男爵がおすすめ
  • 水…大さじ1
  • 白湯…大さじ1
作り方
  1. じゃがいもは芽を除いて皮を厚めにむく。1cm角に切ってから水(分量外)に10分ほどさらし、ザルにあげて水気を切る。
    ※じゃがいもの皮下はえぐみがあるので、皮は包丁で厚めにむくこと
  2. 耐熱容器に分量の水、❶を入れ、ふんわりとラップして電子レンジ(600W)で1分加熱する。
    ※菜箸で刺してみてスーッと通るくらいのかたさになっていないようなら、追加で10秒ずつ加熱する
  3. ❷が熱いうちにすり潰して白湯を加え、ペースト状にする
【冷凍方法】

じゃがいもペーストを入れた製氷皿の写真

粗熱がとれたら、小さじ1ずつ製氷皿に入れ、ふたをして冷凍する。冷凍で1週間程度保存可能。
※ふた付きの製氷皿がない場合は凍ったら、中身だけ冷凍用保存袋に移すと、ニオイ移りや酸化を防げる

【解凍方法/使い方】

1食分ずつ耐熱皿に移し、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で20秒加熱する。粗熱をとってから赤ちゃんに食べさせる。
※大人が食べるのなら自然解凍でも構わないが、赤ちゃんには必ず再加熱してから食べさせること

【離乳食中期(7〜8ヵ月)】徐々にほかの食材と組み合わせても

中期は、舌で潰せるぐらいのかたさまで加熱するのがポイント。味や舌触りを楽しめるように、他の食材と組み合わせて食品の種類を増やしてみましょう。

おすすめレシピ:じゃがいもと玉ねぎのことこと煮

じゃがいもと玉ねぎのことこと煮の写真

材料(4食分)
作り方
  1. じゃがいもは芽を除いて皮を厚めにむく。1cm角に切ってから水(分量外)に10分ほどさらし、ザルにあげて水気を切る。玉ねぎはみじん切りにする。
  2. 鍋に❶、分量の水を入れ、弱火で約15分煮る。じゃがいもと玉ねぎがやわらかくなったら、そのまま熱いうちにフォークの背などで粗く潰す。
    ※舌で潰せるかたさ(指で簡単に潰せる豆腐くらいのかたさが目安)になっていないようなら、追加で1分ずつ加熱する。
【冷凍方法】

じゃがいもと玉ねぎのことこと煮を入れた製氷皿の写真

粗熱がとれたら、20~30gずつ製氷皿に入れ、ふたをして冷凍する。1週間程度保存可能。
※ふた付きの製氷器がない場合は凍ったら、中身だけ冷凍用保存袋に移すと、ニオイ移りや酸化を防げる

【解凍方法/使い方】

1食分ずつ耐熱皿に移し、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で40秒加熱する。粗熱をとってから赤ちゃんに食べさせる。
※大人が食べるのなら自然解凍でも構わないが、赤ちゃんには必ず再加熱してから食べさせること

【離乳食後期(9〜11ヵ月)】手づかみ食べの練習をスタート!

赤ちゃんもだいぶ離乳食に慣れてきた後期は、赤ちゃんの「自分で食べたい。触りたい」という意欲が旺盛になります。手づかみできるおやきは、そんな離乳食後期の赤ちゃんにぴったりのメニューです。

おすすめレシピ:じゃがいもと青のりのおやき

じゃがいもと青のりのおやきの写真

材料(4食分)

A

  • 青のり…小さじ1/2
  • 粉チーズ…小さじ1
  • 片栗粉…小さじ1
  • 水…大さじ2
  • サラダ油…大さじ1
作り方
  1. じゃがいもは芽を除いて皮を厚めにむく。1cm角に切ってから水適量(分量外)に10分ほどさらし、ザルにあげて水気を切る。
  2. 耐熱ボウルに❶を入れ、ひたひたになるくらいの水(分量外)を加える。ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で4分加熱する。
    ※菜箸で刺してみてスーッと通るくらいのかたさになっていないようなら、追加で10秒ずつ加熱する
  3. ❷の水を捨ててマッシャーなどで潰す。Aを加えて混ぜ、8等分にし、直径2〜2.5cm大の小判型に成形する。
  4. フライパンにサラダ油を入れて弱火で熱し、❸を片面約4分ずつ、両面焼き色が付くまで焼く。
【冷凍方法】

ラップで包んだじゃがいもと青のりのおやきの写真

粗熱がとれたら、2個ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れる。空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。1〜2週間程度保存可能。

【解凍方法/使い方】

ラップごと耐熱皿にのせ、電子レンジ(600W)で2個につき30秒加熱する。粗熱をとってから赤ちゃんに食べさせる。

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