おひたし、ごま和え、味噌汁……。冷凍ほうれん草料理がワンパターンになりがちとお悩みの方も多いのでは? そこで、世界各国のレシピが3ステップで簡単に作れるうえに美味しいと人気の料理研究家・ヤミーさんに、冷凍ほうれん草で作る世界の家庭料理レシピを教えてもらいました。ヨーロッパ、アジア、北米の個性あふれる冷凍ほうれん草料理をぜひお楽しみください!
冷凍ほうれん草は、洗う、下ゆでするといった下ごしらえが省けるから料理がぐっとらくに! また1年を通して価格と品質が安定しているのもポイントです。世界にはほうれん草を使った料理がたくさんありますが、今回は、冷凍ほうれん草を使った、3ステップで作れるレシピを3つご紹介します。
【今回使った冷凍野菜】
「ほうれん草のケフテデス」野菜で作るナゲットのようなギリシャ料理
「ケフテデス」とはギリシャのミートボールのことで前菜として食べられる料理。魚介や野菜の場合もあり、今回のようにほうれん草を使った場合は「ほうれん草のケフテデス」に。
材料(2人分)
- 『そのまま使える 九州産のほうれん草』…1/2袋(100g)
- レモンのくし切り…適量
- オリーブオイル…適量
A
- パン粉…1カップ
- 小麦粉…大さじ2
- 卵…2個
- にんにくのすりおろし…小さじ1/2
- 塩…小さじ1/4
- こしょう…少々
作り方
1. 材料を準備する
『そのまま使える 九州産のほうれん草』をパッケージの表示通り600Wで2分20秒加熱する。
2. タネを作る
ボウルに1とAを入れて、よく混ぜ合わせる。
3. 揚げ焼きにする
フライパンにオリーブオイルを深さ1㎝程度入れて中火にかけ、170℃(菜箸を入れて箸先から小さい泡が出る程度)に熱する。2をスプーン2本で一口大にまとめて落とし入れ、両面にこんがりと焼き色がつくまで揚げ焼きにする。器に盛り、レモンを添える。
POINT
ハーブやスパイスを加えるとさらに本格的な味に。オレガノやミント、カレー粉、クミン、ターメリックなどがおすすめ。
ほうれん草を解凍して、ほかの材料と混ぜ合わせて揚げるだけ! あらかじめほうれん草がカットされているので、包丁もまな板も使わず作れます。副菜に使われることが多いほうれん草ですが、「ほうれん草のケフテデス」はメインのボリュームおかずとして食べられますよ。おつまみやお弁当にもおすすめです。
「サグチキン」ほうれん草の甘みとコクが魅力!北インドのカレー
ほうれん草の甘みとコクを味わう北インドのカレーです。ミキサーにかけてペースト状にして作ることが多いですが、家庭では刻んで作る方が手軽でおすすめ。
材料(2人分)
- 『そのまま使える 九州産のほうれん草』…1袋(200g)
- 鶏もも肉…1枚
- 玉ねぎ…1/2個
- トマト…1個
- にんにく・しょうが…各1かけ
- カレー粉…大さじ1
- 塩…小さじ1/2
- 生クリーム…100ml
- 水…200ml
- サラダ油…大さじ2
- ナンまたはごはん…2人分
作り方
1. 材料を準備する
『そのまま使える 九州産のほうれん草』をパッケージの表示通り600Wで4分20秒加熱する。粗熱がとれたら、粗みじん切りにする。鶏もも肉は一口大に切り、玉ねぎ、にんにく、しょうがはみじん切りにする。トマトは1㎝角に切る。
2. 旨みの素を作る
フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、玉ねぎ、にんにく、しょうがを焼き色が付くまで炒める。トマトを加えて炒め、しっかり水分を飛ばしてペースト状にしたら、カレー粉、塩を加えて炒め合わせる。
3. 煮る
鶏もも肉を加えて炒め、肉の色が変わったら水を入れる。ひと煮立ちしたら蓋をして火を弱火にし、10分ほど煮る。ほうれん草と生クリームを加えて、味がなじむまで3分ほど煮る。味をみて塩(分量外)で整える。器に盛り、ナンかごはんとともにいただく。
『そのまま使える 九州産のほうれん草』を丸ごと1袋使った栄養満点のカレーです。アクを抜くための下ゆでをしなくていいから、フライパンひとつで作れるのがうれしいですね。ほうれん草の食感を楽しみたい場合は、刻まずに冷凍のままフライパンに入れてもOK。
「ほうれん草のディップ」アメリカのパーティーメニューの代名詞
アメリカのホームパーティーでよく前菜として出される定番料理。アメリカでも冷凍ほうれん草で作るのが定番です。サワークリームを使うレシピが一般的ですが、より手軽に手に入るクリームチーズとヨーグルトでも美味しく作れます。
材料(2~3人分)
- 『そのまま使える 九州産のほうれん草』…1/2袋(100g)
- クリームチーズ…100g
- プレーンヨーグルト(無糖)…大さじ3
- マヨネーズ…大さじ1
- にんにくのすりおろし…小さじ1/4
- 塩…小さじ1/4
- こしょう…少々
- バゲット…適量
作り方
1. 材料を準備する
『そのまま使える 九州産のほうれん草』をパッケージの表示通り600Wで2分20秒加熱する。粗熱がとれたら、キッチンペーパーなどで包み、しっかりと絞って水気を切ってからみじん切りにする。バゲットは薄切りにして、軽く焼く。
2. 混ぜる
ボウルにクリームチーズを入れてゴムべらでなめらかになるまで混ぜ、ヨーグルト、マヨネーズ、塩、こしょうを加えてよく混ぜ合わせる。
3. 仕上げる
全体が混ざったら、ほうれん草を加えてさらに混ぜ合わせる。器に盛り、バゲットを添える。
ほうれん草を下ゆでしなくていいので、火を一切使わずに作れるのがポイントです。アメリカではクラッカーに付けて食べることが多いですが、パンと合わせれば朝ごはんにもなって◎。白と緑の色合いがとてもきれいなので、食卓がぐっと華やかになりますよ。