懐かしい味わいが人気のナポリタンの簡単レシピを紹介します。スパゲッティのゆで方やトマトケチャップなどの調味料の煮詰め方など、喫茶店で食べるようなナポリタンに仕上げるコツをプロが丁寧に解説します。より本格的な味わいに仕上げるアドバイスも紹介。料理研究家の吉田瑞子先生に教えてもらいました。
誰でも簡単に喫茶店のようなナポリタンの作り方
②トマトケチャップなどの調味料は煮詰めて酸味を飛ばす
③ウスターソースとバターでコクのある味わいに!
【ナポリタンの簡単レシピ】プロのコツを徹底解説!
喫茶店で食べるような懐かしい味わいのナポリタンのレシピです。身近な材料で作れるのでとっても簡単です! それぞれのプロセスのポイントも丁寧に解説します。
〈材料(2人分)〉
- スパゲッティ(1.9mm)…200g
- ウィンナー…4本
- 玉ねぎ…1/4個
- ピーマン…2個
- マッシュルーム(水煮缶・スライス)…30g
- オリーブオイル…大さじ1と1/2
A
- トマトケチャップ…大さじ5
- ウスターソース…大さじ1/2
- バター…大さじ1
- 塩・こしょう…各少々
〈作り方〉
1 ウィンナーを切る
ウィンナーは8mm厚さの斜め切りにする。
※ウィンナーの代わりにベーコンやハムを使ってもOK。好みで使い分けるといい。
2 玉ねぎ・ピーマンを切る
玉ねぎは繊維に沿って2〜3mm幅に切る。ピーマンは種をのぞいて2〜3mm幅の輪切りにする。
3 マッシュルームは汁気を切る
マッシュルームはザルにあげ、汁気を切る。
※マッシュルームは生でも可。しいたけやしめじなど、好みのきのこでアレンジしてもおいしい。
4 スパゲッティをゆで始める
鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩少々(分量外)を入れ、スパゲッティを麺がくっつかないようときどきトングなどでかき混ぜながら袋の表示時間通りにゆでる。
〈POINT〉
喫茶店のようにスパゲッティをやわらかく仕上げるには、しっかりゆでるのがおすすめ。
5 ウィンナー・玉ねぎを炒める
フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、ウィンナー・玉ねぎを炒める。
6 ピーマン・マッシュルームを加えて炒める
玉ねぎがややしんなりしたらピーマン・マッシュルームを加えて炒める。
〈POINT〉
ピーマンとマッシュルームはすぐに火が通るので、さっと炒めるだけでいい。
7 調味料を加える
具材をフライパンの脇に寄せ、空いたスペースにAを加え、混ぜながら加熱する。
〈POINT〉
トマトケチャップなどの調味料は、具材と合わせる前に煮詰めることで、酸味と余分な水分を飛ばす。味付けはトマトケチャップにウスターソースを少し加えることで、コクと旨みがアップする。
8 具材と混ぜ合わせる
調味料がぐつぐつと煮詰まってきたら具材と混ぜ合わせる。
9 ゆで上がったスパゲッティを加える
ゆで上がったスパゲッティを加え、全体を混ぜる。
10 バターを加える
バターを加え、溶かしながら全体を混ぜたら塩・こしょうで味をととのえる。
〈POINT〉
仕上げにバターを加えることで、味わいがマイルドになり、コクも加わる。
11 ナポリタンの完成!
器に盛り、好みで粉チーズ、ホットペッパーソース(ともに分量外)をかければナポリタンの完成!
スパゲッティは太めを選ぶとより◎
ナポリタンは普段使いの麺(1.6〜1.9mm)でも作れるが、太めの麺もよく合う。太さ2.2mmのものを使うと、太めの麺にソースがよく絡んで、おいしい。好みで麺の太さを選ぶのがおすすめ。
スパゲッティはゆでて置いておくともちもちに!
時間に余裕があるときはスパゲッティをゆでてしばらく置いておくのがおすすめ。スパゲッティをゆでてからそばのように流水で締め、よく水気を切ってから麺同士がくっつかないようにサラダ油(またはオリーブオイル)適量をまぶす。保存容器などに入れ、ふたをして冷蔵庫で数時間から一晩置いてからナポリタンに使用すると、麺がしっかりと水分を吸収して、もちもち食感に仕上がる。
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