HOME食材の冷凍【イクラの冷凍】正しい保存方法とプリプリ食感にする解凍テク

【イクラの冷凍】正しい保存方法とプリプリ食感にする解凍テク

公開日: (更新日:
LINE
冷凍したイクラと生のイクラの写真

冷蔵での消費期限が3日程度と足が早いイクラですが、冷凍すれば約1ヵ月間保存が可能です。小分けに冷凍すれば粒がつぶれにくく、冷蔵庫でじっくり解凍すれば美味しさをキープできます。正しい冷凍・解凍方法と、プリプリに美味しく解凍するテクニックを料理研究家の吉田瑞子先生に教えてもらいました。

【イクラの冷凍保存】カップや瓶に入れて急速冷凍

少量使いの多いイクラは小分けにして冷凍しておくと便利です。小分け用のアルミカップと密閉できる保存容器を使って、におい移りや粒がつぶれてしまうのを防ぎます。

アルミカップにイクラを入れている写真

冷凍可能なふた付きの密閉保存容器にアルミカップを並べ、イクラを入れる。ふたをして金属製のバットにのせ急速冷凍する(冷凍で約1ヵ月保存可能)。

POINT

冷凍すると体積が増えるので、イクラを入れる量はアルミカップの8分目までを目安に。写真は約40gずつを冷凍したもの。

冷凍したイクラの写真

自家製のイクラ醤油漬けも冷凍できる!

生筋子から作った手作りのイクラ醤油漬けも同様の方法で冷凍できる。

まとめて瓶に入れて冷凍保存してもOK!

イクラを保存容器と瓶に入れ冷凍した写真

まとめて冷凍したいときは小瓶や小さいふた付きの密閉保存容器を使うのもおすすめ。こちらも容器の8分目までを目安に入れ、金属製のバットにのせて急速冷凍する。
※写真はそれぞれ約100g

【イクラの解凍方法】冷蔵庫でじっくり解凍して美味しさキープ

電子レンジ解凍はNG。食べる前日~半日前に冷蔵庫に移し、5℃以下の低温で自然解凍します。解凍後は1~2日以内に食べ切りましょう。

冷凍イクラにラップをかけた写真

においが移らないようラップをかけ、解凍したときに汁や水滴などがこぼれないようにバットか皿にのせる。冷蔵庫(あればチルド室)に入れ、約1時間(イクラ約40gの場合)で完全に解凍できる。
※保存容器や瓶で冷凍した場合は、冷蔵庫に入れて自然解凍する。イクラ約100gで2時間~2時間半ほどで完全に解凍できる。

解凍で注意すること

○温かい料理なら凍ったまま加えてもOK 温かい料理には凍ったまま使っても良い。ただし高温になるとイクラが煮えて食感が失われてしまうので、お雑煮やうどんなどの温かい汁物に使う場合は器に盛り付けたあとに加える。

○電子レンジ解凍や流水解凍はNG 電子レンジで解凍すると、部分的に熱が加わってイクラが煮えてしまう可能性があるのでおすすめできない。また、流水解凍もNG。水道水の水温は最高で30℃近くになるため、特に夏場はイクラが傷んでしまうことがあるので避ける。

○こんな場合は食べない 解凍後に糸をひいている、異臭がする場合は傷んでいる可能性が高いので食べずに処分する。

【解凍の裏技】日本酒をかけて解凍するとプリプリに!

冷蔵庫で解凍する際にアルコールを飛ばした日本酒をかけると、解凍後のイクラがシワシワにならず、プリプリ感がアップします。

凍ったイクラに清酒をかけている写真

日本酒小さじ1(5ml)を500Wの電子レンジで約30秒加熱してアルコールを飛ばす。冷めたら冷凍庫から取り出したイクラに振りかけ、ラップをして冷蔵庫に約1時間(イクラ約40gの場合)置いて完全に解凍する。

POINT

料理酒には塩分が含まれていてしょっぱくなるので、清酒(にごりのない飲料用の日本酒)を使用するのがおすすめ。

※掲載情報は公開日時点のものです。本記事で紹介している商品は、予告なく変更・販売終了となる場合がございます。