白だしを使った簡単おでんレシピを紹介します。味がしみこんだおいしい大根も、切り方や電子レンジでの下ごしらえを工夫すれば時短で作れます。つゆには白だしを使うので、だし汁不要でお手軽です。料理研究家の吉田瑞子先生に教えてもらいました。
簡単おでんレシピ
時短で味しみしみに仕上がるおでんの簡単レシピです。結び昆布と手羽中を具材に使うのが、吉田先生のおすすめ。だしが出てつゆに旨みが加わるうえに、具材としてもおいしく食べられます! こんにゃくよりも味がしみこみやすい結びしらたきを使うのも時短のポイントです。
〈材料(2人分)〉
- 大根…400g(約8cm)
- 水…2と1/2カップ
- 酒…大さじ3
- 卵…2個
- 結びしらたき…6個
- 結び昆布…4個
- 手羽中ハーフ…8本(約180g) ※手羽中や手羽先でも代用可
- さつま揚げ(3種類程度)…計10個(約180g)
- 焼きちくわ…1本
- はんぺん…1枚
A
- 水…2と1/2カップ
- 白だし…120ml
- 練り辛子(好みで)…適量
〈作り方〉
1 大根を切る
大根は2cmの厚さに切って皮をむき、切り口に包丁の刃を当てて角をそぎ落とし面取りをする。裏面も同様に面取りをする。
片面に1cmの深さの切り込みを十字に入れる。
〈POINT〉
大根は薄めに切り面取りをして断面を増やし、切り込みを入れることで味がしみこみやすくなる。
2 大根を電子レンジで加熱する
耐熱ボウルに1、水2と1/2カップ、酒を入れ、ふんわりとラップをして電子レンジ(500W)で15分加熱する。大根に竹串をさしてスーッと通ればよい。かたい場合は追加で1分ずつ加熱する。大根はゆで汁につけたまま冷ましておく。
■電子レンジを使った大根の下ゆで方法はこちら!
3 卵をゆでる
鍋に卵とひたるくらいの水(分量外)を入れ、強火で沸騰させる。沸騰したら中弱火にして8分ほどゆでる。ゆであがったらすぐに冷水にとり、殻にヒビを入れながらむく。
4 焼きちくわ・はんぺんを切る
焼きちくわは半分の長さに切ってさらに斜め半分に切り、はんぺんは三角形になるように2等分に切る。
5 つゆを合わせる
鍋にAと2の大根を汁ごと入れて中火で加熱する。3の卵と結びしらたき・結び昆布・手羽中ハーフも加える。
〈POINT〉
結びしらたきは短時間でも味がしみこみやすい。結び昆布と手羽中ハーフは、だしが出てさらに具材としてもおいしく食べられる。手羽中ハーフの代わりに、手羽中や手羽先を使ってもOK。
6 アクを取って煮込む
沸騰したらアクを取りのぞく。アクを取り終わったら、沸騰しない程度の極弱火にし、ふたをせずに20分ほど煮込む。
〈POINT〉
沸騰させずに煮込むことで、濁りのないきれいなおでんのつゆに仕上がる。
7 さつま揚げ・焼きちくわを加える
さつま揚げ、4の焼きちくわを加え、沸騰しない程度の極弱火のまま、ふたをせずに8分煮る。煮込んでいる間につゆが少なくなり、具材がひたひたでなくなってきた場合は、水を足す。
〈POINT〉
種類が異なるさつま揚げを3種類程度使うことで、つゆの旨みが増す。練り物は煮込みすぎると旨みが抜けてしまうので、最後の方に加える。時間がある場合は、この工程の後で一度火を止めて冷ますと、具材により味がしみこむ。
8 はんぺんを加える
はんぺんを加え、沸騰しない程度の極弱火のまま、つゆをかけながら2分煮る。
〈POINT〉
はんぺんは加熱しすぎると膨らんで、冷めたときに縮んでしまう。加熱は極弱火で、短時間にとどめる。
9 おでんの完成!
器に取り分け、お好みで練り辛子をつけていただく。
冷凍した大根も使えます
輪切りにして冷凍しておいた大根を使うのも時短テクニックのひとつ。冷凍した大根は繊維が壊れて味がしみこみやすくなっているので、下ゆで不要です。凍ったまま鍋に入れて煮込むだけで、やわらかく仕上がります!
■大根の冷凍方法はこちら!
余ったおでんは冷凍やリメイクがおすすめ!
おでんが余ったら、冷凍保存が可能です。ただし、冷凍NGの具材もあるので、下記の記事でチェックしてみてください。
■冷凍できるおでんの具材についてはこちら!
余ったおでんは、炊き込みごはんやグラタン、天ぷらなどにリメイクできます。