冬瓜スープのレシピを、料理家・矢島南弥子先生が紹介します。味付けはコンソメ・中華・和風・味噌の4種。どれも10分程度でできる簡単&時短レシピです。さらに冬瓜の基本の切り方や保存方法も解説。余った冬瓜は切り分けて冷凍すれば、そのまま調理ができて便利です。
冬瓜のとろとろスープレシピ4選
【洋風】冬瓜とベーコンのコンソメスープ
すべての材料を鍋に入れて煮込むだけのシンプルなスープ。仕上げの黒こしょうが味を引き締めます。
材料(2人分)
- 冬瓜(2~3cm角切り)…200g(約1/8個分)
- ベーコン(1cm幅に切る)…1枚
- 顆粒コンソメスープの素…小さじ1
- 塩…小さじ2/3
- 粗びき黒こしょう…少々
- 水…600ml
作り方
- 黒こしょう以外のすべての材料を鍋に入れ、強火にかける。煮立ったら弱めの中火にして冬瓜が透き通るまで8分ほど煮る。
- 黒こしょうをふる。
【中華風】冬瓜と卵の鶏ガラスープ
ラー油がアクセントの鶏ガラスープ。冬瓜とスープの片栗粉の2種のとろとろ感を楽しめます。
材料(2人分)
- 冬瓜(2~3cm角切り)…200g(約1/8個分)
- 水溶き片栗粉…片栗粉小さじ2+水大さじ1
- 溶き卵…1個分
- ラー油…少々
合わせ調味料A
- 鶏ガラスープの素…小さじ2
- 酒…小さじ1
- 塩…小さじ1/2
- 水…600ml
作り方
- 鍋に冬瓜とAを入れて強火にかける。煮立ったら弱めの中火にして冬瓜が透き通るまで8分ほど煮る。
- 水溶き片栗粉を加え、とろみを付ける。溶き卵を回し入れ、卵が浮かんできたら火を止める。卵は菜箸に伝わせて回し入れると、ふわっと仕上がる。
- ラー油を少々かける。
【和風】冬瓜と鶏ひき肉の生姜スープ
生姜の風味が食欲を刺激するボリュームスープ。めんつゆを使えば味付けも簡単に決まります。
材料(2人分)
作り方
- 鶏ひき肉に塩・こしょうをふる。
- 鍋にサラダ油大さじ1/2(分量外)と挽き肉を入れて中火で炒める。色が変わってきたら千切り生姜を加えて香りが立つまで炒める。
- 冬瓜、めんつゆ、水を入れて強火にし、煮立ったら弱めの中火にして冬瓜が透き通るまで8分ほど煮る。
【味噌】冬瓜と油揚げの味噌汁
お箸で食べやすいよう、冬瓜は薄切りに。煮込み時間わずか5分のスピードメニューです。
材料(2人分)
- 冬瓜(8mm厚さの薄切り)…200g(約1/8個分)
- 油揚げ(油抜きして短冊切り)…1枚
- だし…600ml
- 味噌…大さじ2
- 万能ねぎ(小口切り)…少々
作り方
- 鍋にだしと冬瓜を入れて強火にかけ、煮立ったら弱めの中火にする。冬瓜が透き通るまで5分ほど煮る。
- 油揚げを加え、味噌を溶き入れてひと煮立ちさせる。器に盛り、万能ねぎを散らす。
【冬瓜の基本の切り方】
好みや用途に合わせて、カットする厚さを変えましょう。
ここではスーパーなどで入手しやすい「1/4カット冬瓜」の切り方を紹介します。
❶ 1/4サイズの冬瓜を縦半分に切る。(丸ごとの場合、まず冬瓜を1/4にカットする)
❷ スプーンで種とわたを除く。
❸ ピーラーを使って皮をむく。皮の翡翠色が実に残る程度に薄くむくこと。
❹ 縦2~3cm角切り、または1cm弱の薄切りにする。
2〜3cmの角切りは食感が残るのでスープにおすすめ。1cmの薄切りは火の通りが早く、味噌汁などに向いている。
【冬瓜の保存】余ったら冷凍が便利!
カットした冬瓜は2~3日しか持たないため、使わない分はすぐに冷凍しましょう。1ヵ月程度保存可能。使うときはそのまま調理できるので便利です。
【冷凍方法】
角切り、または薄切りにした冬瓜を冷凍保存袋に入れて保存する。
【解凍方法】
凍ったまま鍋に入れて加熱する。冷凍することで味がしみ込みやすくなり、短時間でとろとろになる。スープに使う目安は1人分約200g(冬瓜1/8個)。