島らっきょうの食べ方を徹底ガイド。ピリ辛な味わいとシャキシャキ食感が魅力の島らっきょうは、沖縄料理店の定番メニューですが、ご家庭でも簡単に調理できます。そこで今回はお酒大好きな料理研究家の吉田瑞子先生に、上手な調理法からおすすめレシピまで教えてもらいました。
【島らっきょうの下処理】水に浸ければ簡単!
【島らっきょうの塩漬け】定番の漬け物をマスター
【島らっきょうの天ぷら】カラッと揚げて、塩でいただく
【島らっきょうとベーコンの炒め】ベーコンの塩気がお酒に◎
【青い部分も捨てないで】独特の風味がクセになる!
【島らっきょうの保存】土付き・漬け物は冷蔵、調理済は冷凍
島らっきょうをお弁当に入れるときは温度とニオイに気をつけて!
【島らっきょうの下処理】水に浸ければ簡単!
1 白い部分と葉の部分に切り分ける
白い部分だけで売っていることもある。主に白い部分を食べる。
2 水に10分ほど浸けてから薄皮をむく
水に浸けてやわらかくなってから薄皮をむくと、むきやすい。
3 水洗いし、ザルにあげる
流水でさっと洗い、ザルにあげて水気をしっかりきる。
4 根元は切り落とす
下処理した島らっきょうは漬物や揚げ物作りに。
【島らっきょうの塩漬け】定番の漬け物をマスター
シンプルで飽きのこない味わい。ぽりぽりとした歯ごたえと程よい辛みに箸が止まりません。
材料(作りやすい分量)
- 島らっきょう(白い部分・下処理済みのもの)…65g
- 塩…小さじ1/3(2g)※らっきょうの重量の3%
- かつお節(好みで)…適量
作り方
- ポリ袋に島らっきょうを入れ、塩をふる。袋の上から揉み込む。
- 保存容器に移して冷蔵庫に入れ、1〜2日置く。
- 食べるときは器に盛り、かつお節をのせる。
【塩漬けのアレンジ】甘酢漬けも美味しい!
塩漬けをアレンジして簡単に作れます。甘みと酸味のバランスがGOOD!
材料(作りやすい分量)
- 島らっきょうの塩漬け…65g
A
- 酢…大さじ3
- 砂糖…大さじ2
- 水…大さじ1
- 赤唐辛子(輪切り)…1本
作り方
- 保存容器にAを入れ、混ぜる。島らっきょうの塩漬けを加え、混ぜる。
- 冷蔵庫で1週間ほど置く。
【島らっきょうの天ぷら】カラッと揚げて、塩でいただく
揚げ焼きレシピなので簡単!
材料(2人分)
- 島らっきょう(白い部分・下処理済みのもの)…65g
A
- 天ぷら粉…1カップ
- 冷水…約1カップ(※パッケージに表記された分量に合わせる)
- 揚げ油、塩…各適量
作り方
- ボウルにAを入れ、さっくりと混ぜる。
- フライパンに油を深さ1㎝ほど入れて中火で熱する。島らっきょうを1本ずつ❶にくぐらせて衣を付け、フライパンに入れる。1〜2分揚げ焼きにしたら裏返し、さらにカリッとするまで揚げ焼きにする。
- 器に盛り、塩を添える。
【島らっきょうとベーコンの炒め】ベーコンの塩気がお酒に◎
香りの強い島らっきょうに負けないよう、肉厚なベーコンを組み合わせて。
材料(2人分)
- 島らっきょう(白い部分・下処理済みのもの)…65g
- 厚切りベーコン(1cm幅の棒状に切る)…50g
- オリーブ油…小さじ2
- 塩・こしょう…各少々
作り方
- 島らっきょうは長さを半分に切り、さらに根元側は縦半分に切る。
- フライパンにオリーブ油を入れて中火で熱し、ベーコンを炒める。焼き色がついたら❶を加えてさっと炒め、塩・こしょうで味をととのえる。
【青い部分も捨てないで】独特の風味がクセになる!
島らっきょうの葉の部分も料理に使えます。茶色い部分だけを取り除いたら、あとはねぎやニラと同じように調理するだけ!
おすすめ!「葉の味噌漬け」
島らっきょうの葉を小口切りにし、保存容器に入れて味噌に2〜3日漬ければ、味噌漬けの完成。野菜スティックに添えたり、おにぎりの具に使ったりすると美味しい。味噌の代わりに醤油に漬けてもOK。
【島らっきょうの保存】土付き・漬け物は冷蔵、調理済は冷凍
島らっきょうは、土付きのままなら長期保存可能。薄皮をむいたものは、塩漬けなど、漬け物にすると長持ちします。天ぷらなど加熱調理したものは冷凍保存が可能です。
【生の島らっきょうの保存方法】
土付きのまま新聞紙(大きめの茶封筒・クラフト紙・キッチンペーパーなども可)に包み、野菜室に入れる。約1ヵ月保存可能。
【島らっきょうの漬け物の保存方法】
島らっきょうの漬け物は保存容器に入れ、「落としラップ」(料理の表面を覆うようにラップをする)をして冷蔵庫に入れる。約1ヶ月保存可能。
【島らっきょう料理の冷凍方法】
天ぷらと炒め物は小分けにしてラップで包む。冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。冷凍庫で3〜4週間保存可能。
【解凍方法/使い方】
天ぷらはラップを外し、凍ったまま余熱済みのオーブントースターで中心が温まるまで(※200℃で1分30秒ほど)焼く。
炒め物は凍ったまま電子レンジ(500W)で1分加熱(※60gにつき)する。
島らっきょうをお弁当に入れるときは温度とニオイに気をつけて!
島らっきょうの漬け物をお弁当に入れるときは、温度とニオイに注意。温まってしまうと美味しくないので、必ずごはんや他のおかずが冷めてから最後に入れて。ニオイが強いので、ラップで包むか、別の小さな容器に入れて持って行くのがおすすめ。