みなさん、あけましておめでとうございます!
新しい年がスタートし、ご家族とおせち料理を囲んで和やかな時間を過ごしている方も多いのではないでしょうか。
今年も「ほほえみごはん」では、みなさんのお役に立てるような『食の情報』を発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!
2017年最初のテーマは、お餅のアレンジ方法。
「焼き餅やお雑煮には、そろそろ飽きてきた……」「お弁当にも入れられるような、お餅のレシピが知りたい……」など、いつもと変わったお餅の楽しみ方を知りたい!という方のために、お餅を飽きずに食べられるちょっとひと手間加えた、アレンジレシピを紹介します。
王道は「磯辺焼き」!みんなの家では、お餅をどうやって食べている?
各ご家庭では、お餅をどのようにして食べているのでしょうか。
「ほほえみごはん編集部」では、お餅の代表的な食べ方である「磯辺焼き」「砂糖醬油」「きなこ餅」「あんころ餅」の中で、どのお餅の食べ方が人気なのかをアンケート調査しました!
アンケートには100名以上の回答が集まり、磯辺焼きが全体の約4割、次いで砂糖醤油が約3割を占めました。香ばしいのりと醤油の組み合わせは編集部でも人気が高い組み合わせ!砂糖醤油やきなこ餅も捨てがたい食べ方ですね。
こうしたお餅の食べ方は、そのままでも十分美味しいですが、ちょっとしたひと手間を加えるだけで、違った美味しさを楽しめるのをご存知ですか?
次の章では、アンケートで人気が上位だった3つの食べ方「磯辺焼き」「砂糖醤油」「きなこ餅」 をいつもと違った美味しさで味わえるアレンジ方法について紹介します!
いつもの磯辺焼きが大変身!?ちょっと意外なアレンジ方法
① 磯辺焼き+梅干し
まずは「磯辺焼きに梅干し」という、あまり見慣れない組み合わせ。種を取った梅干しを練って、お餅と海苔の間に挟むだけであっという間に出来上がり。
磯辺焼きの香ばしさに梅干しの酸味がアクセントとして加わり、より引き締まった味になります。
② 磯辺焼き+鶏そぼろ
一見すると、何とも不思議な組み合わせですが、こちらもとっても美味しいんです。
まず、磯辺焼きに鶏そぼろ(作り方は下記参照)を乗せます。万能ネギを散らせば、腹持ちのよい主食にあっという間に早変わり!
<鶏そぼろの作り方>
材料(作りやすい分量)
- 鶏挽き肉…200g
- 醤油…小さじ3
- みりん…小さじ3
作り方:オリーブオイルをひいたフライパンで鶏挽き肉を炒め、火が通ったら、みりん、醤油の順に入れ味をつけます。
「さっぱりお餅を楽しむ」新感覚が味わえる!砂糖醤油のアレンジ方法
① 砂糖醤油餅+大根おろし
あっさりとした味がお好みの方におすすめしたいのが、大根おろしをかけて仕上げる「砂糖醬油餅と大根おろし」の組み合わせです。
大根おろしにはアミラーゼというデンプンを分解する酵素が含まれているため、消化を助けてくれます。「お正月に食べ過ぎてしまった……」という方にもぴったりのアレンジです。きざみのりを散らして食べるのも美味。
② 砂糖醤油餅+しらす
砂糖醬油餅のもうひとつの組み合わせは、「しらす」です。
砂糖醤油餅の上からしらすを振りかけてあげるだけで、磯の風味が加わります。しらすにはタンパク質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれているので栄養価がアップ!
さらに、チーズをかけてオーブンで1〜2分焼いてもよし。大葉を組み合わせて、さっぱりと大人の味にしてもよし。食べる方の好みに合わせて、さまざまな応用が利く一品です!
抹茶や豆乳を入れて大人の味わいを!きなこ餅のアレンジ方法
① きなこ餅+抹茶粉末
きなこ餅に抹茶粉末をかけるアレンジです。
作り方はいたって簡単で、きなこ餅に抹茶の粉末を少量かけるだけ!甘いきなこ餠に抹茶のほろ苦さが加わり、ちょっぴり大人な味に仕上がります。
「きなこ餠は甘すぎてちょっと苦手……」という方にも、美味しく召し上がっていただけることでしょう。
② きなこ餅+豆乳
続いては、きなこ餠に豆乳を加える、とてもユニークな組み合わせを紹介します!
きなこ餅(切り餅50g)に対して、無調整豆乳を20〜25cc加えて、500Wのレンジで1分〜1分半ほど温めお餅を柔らかくします。そうするとお餅がトロンとして、ミルキーでコクのある味に仕上がるのです。
豆乳は栄養満点なので、健康にもいいのが嬉しいところ。ぜひ一度試してみてください!
もち巾着やもちフォンデュ!?お子さんやご主人もきっと喜ぶ、お餅のユニークなアレンジレシピ4選
① ピリッと辛くてコクもある!「キムチ納豆餅巾着」
お餅をあぶら揚げの中に入れた「もち巾着」のアレンジレシピ。キムチと納豆を入れたレシピをご紹介!
<材料2人分>
- あぶら揚げ…2枚
- 納豆…2パック
- キムチ…30g
- ごま油…小さじ1
- 切り餅…1枚
- ポン酢…お好み
<作り方>
1. あぶら揚げを油抜きして半分に切り、袋状に開く。このとき、お箸であぶら揚げの上の方を押すようにすると開けやすくなります
2. 納豆、キムチ、ごま油を混ぜ合わせる
3. お餅を詰めやすい大きさ(1cm程度の角切り)に切る
4. ①に②③を詰め、具が出ないように爪楊枝でぬうように上の部分を止める
5. トースターで4〜5分。フライパンならば10分〜15分焼いて、お餅が柔らかくなったら出来上がり。そのままでも美味しいですし、さっぱりした味にしたいときには、ポン酢をかけるのもおすすめです
② スパイシーな味わいがクセになる。子どもも大人もきっと喜ぶ!「カレー餅」
続いては、大人から子どもまで幅広い年齢層に人気な「カレー」を使ったアレンジレシピです。
スパイシーなカレーの味にもちもちとした食感が加わり、絶妙なハーモニーを生み出す餅料理。ぜひお試しあれ!
<材料2人分>
- 切り餅…2〜3枚
【カレーだれの材料】
- カレー粉…小さじ1
- にんにくすりおろし…1片
- 醤油…大さじ1
- みりん…大さじ1
- 水…大さじ1
- バター…適量
<作り方>
1. バターを引いたフライパンでお餅が柔らかくなるまで焼く
2. ①に対して、あらかじめ「☆」の材料を混ぜ合わせた、調味料をフライパンに入れ、加熱をしながら味を付ける。
※焦げやすいので、弱火〜中火にするようにしてください。
③ 食べてびっくり新食感!栄養も満点の「ナッツ餅」
やわらかいお餅と、カリッとしたナッツの相性が抜群の一品です。ナッツの自然な甘みと香ばしさを味わえますが、砂糖をかけても美味しいですよ!
ナッツ類は総じてビタミン、ミネラルに富み、栄養価も高いので、お子さんやご主人の健康にも気を遣わなければならないお母さんにとっては嬉しいところ。ナッツの中でもおすすめなのが「くるみ」で、他のナッツに比べてまろやかな味が楽しめます。
<材料2人分>
- 切り餅…2〜3枚
- お好みのナッツ…20〜30g
- 砂糖…(お好みで)
<作り方>
1. 鍋にお湯を沸かし、切り餅を沸騰したお湯に入れて柔らかくする
2. ナッツをすり鉢などで砕く
※ナッツの食感が残る大きさに砕くことがポイントです。
3. お餅に砕いたナッツをまぶして完成。(お好みで砂糖をふりかけても、美味しいですよ!)
④ お餅に好きな野菜をつけて食べられる!「白味噌のお餠フォンデュ」
チーズの代わりに、お餅を使ったフォンデュもできます。あっさりとした和テイストな味わいになるので、体にもやさしいお餅料理です。
<材料2人分>
- 切り餅…2枚
- 水…150cc
- 白味噌…大さじ1.5
- ごま油…大さじ1
- オリーブオイル…大さじ1
- 無調整豆乳…大さじ2
- 塩…小さじ半
- 白すりごま…(お好みで)
- 好きな野菜や海鮮類など…(フォンデュしたいもの)
<作り方>
1. 鍋にお湯を沸かし、切り餅を沸騰したお湯に入れて、柔らかくする
2. ボウルに①と白味噌を入れて、さっと混ぜ合わせる
3. ②にごま油、オリーブオイル、無調整豆乳、塩、すりごまを入れて、再び混ぜる。
4. ③をフォンデュ鍋に移して保温しながら、フォンデュしたいものを、③につけて召し上がってください。
最後に、お餅がたくさん余ってしまったときにおすすめのお餅の保存方法を紹介します!
お餅は、時間が経つとカビが生えてきてしまうので、ラップや真空パックなどで空気が触れない状態にして冷凍保存するのがおすすめ。冷凍し始めたときの状態にもよるので厳密なことは言えませんが、1ヵ月程度は保存できます。
今回紹介したお餅のアレンジレシピは、どれも手軽にできるものばかり。お餅はちょっとしたひと手間で食卓に彩りを添えられるので、ぜひみなさんもいろいろなバリエーションを試してみてはいかがでしょうか。