水菜はすぐにしなびてしまう野菜の代表格。しかし、野菜ソムリエ根本早苗先生に聞いたところ、ちょっとしたコツを押さえれば、しっかり2週間も鮮度をキープできるそう。そこで今回は新鮮さを保つ冷蔵のテクニックをご紹介。あわせて、1ヵ月保存できる冷凍方法も解説します。
【水菜の冷蔵保存】 キッチンペーパーに包めば2週間保存可、生食OK!
より長く鮮度を維持するためには、水分を逃がさないことが大切。そのため、切らずに丸ごと冷蔵保存します。この保存方法だとシャキッと食感を14日間キープできます。
1 洗わずにキッチンペーパーで包む
乾いたキッチンペーパーで全体的に包む。
POINT
葉に水をかけると痛みやすくなるので、洗わずにそのまま包む。
2 根の部分だけ水で湿らせる
ボウルに水を入れ、根元に手でそっと水をかける。根元に水分を含ませておくと、水を吸い上げて葉に水気が行きわたるので、ハリが出て鮮度が保てる
3 買ったときの梱包袋、またはポリ袋に入れる
キッチンペーパーに包んだ水菜は乾燥を防ぐため、購入時に入っていた梱包袋、もしくはポリ袋に入れて野菜室へ。
POINT
買ったときの梱包袋は、野菜の鮮度を維持するように作られているので、捨てずに保存用に使用するのがおすすめ。キッチンペーパーはカビが生えやすいので5日を目安に交換する。
【水菜の冷凍保存】カットして冷凍すれば、解凍なしで使える!
シャキッと感をキープするならベストは冷蔵ですが、冷凍しておけば1ヵ月まで保存できます。大量に買ったときなどは、冷凍保存がおすすめです。解凍せずに鍋や煮物、汁物にそのまま使えるので便利。
1 食べやすい長さにカットする
水洗いしてから、5~6cmの食べやすい長さに切る。
2 キッチンペーパーで水気を取る
キッチンペーパーで軽く水気を拭き取る。
3 冷凍用保存袋に入れる
冷凍用保存袋にカットした水菜を入れて、しっかり空気を抜く。この状態で冷凍庫へ。
冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存する。1ヵ月保存可能。
【解凍方法/食べ方】
冷凍した水菜は生食ではなく加熱調理する。解凍せずに、そのまま調理可能。鍋や煮浸しなどへの活用がおすすめ。