タイ料理の定番メニュー、ガパオライス。本来はナンプラーを使いますが、より手軽に作るために、ナンプラーなしのレシピを料理研究家の吉田瑞子先生に教えてもらいました。また、ガパオライスの具の部分を冷凍保存する方法も紹介。多めに作って冷凍しておけば、解凍してごはんにのせるだけで一食が完成するので便利です。
ナンプラーの代わりは「白だし+ちりめんじゃこ」!
ガパオライスは本来、魚醤の一種であるナンプラーを使う料理ですが、ナンプラー特有の魚の風味が苦手な人や、家にナンプラーがないという人も。そこで、ナンプラーの代わりに白だしを使うことで、魚の風味を加えつつ、くせの強すぎない味に仕上げることができます。
●白だしは「塩分の強いうす口醤油」を使用しているのでナンプラーの塩分濃度に近づきます
●白だしに含まれる「かつお」や「さば」などのだしが、ナンプラーの材料となる発酵魚のエキスのような役割になります
さらに魚の風味をプラスしたい場合はちりめんじゃこを加えましょう。魚の風味が苦手な場合は、白だしの代わりにしょうゆを使います。
【ガパオライスのレシピ】ナンプラーなし、バジルは大葉でもOK
ナンプラーなしで作れるガパオライスのレシピを紹介します。味付けに白だしを使うのがポイント。バジルがなければ、大葉で代用できます。
材料(2人分)
- 鶏挽き肉…200g ※豚挽き肉や合い挽き肉でも可
- 玉ねぎ…1/4個
- 赤パプリカ…1/4個
- にんにく…1かけ
- ちりめんじゃこ…大さじ1 ※好みで加える
- ごま油…大さじ1
A
- 白だし…大さじ1と1/2 ※しょうゆ大さじ1/2でも可
- オイスターソース…小さじ1
- 酒…大さじ1
- 塩・こしょう・一味唐辛子…各少量
- バジル…3〜4枝(小葉14〜16枚程度) ※大葉数枚でも可
- ごはん…2皿分
- 目玉焼き…2個
- きゅうり、ミニトマト、レモン…各適量
作り方
1 玉ねぎ、赤パプリカ、にんにくを切り、バジルは葉を摘む。
玉ねぎは1cm厚さのくし形に、赤パプリカは1cm幅の斜め切りに、にんにくはみじん切りにする。バジルの葉は飾り用に一部取り分け、残りは葉を一枚ずつ摘んでおく。大きな葉の場合は半分にちぎる。
2 フライパンにごま油を熱し、にんにくを加えて炒め、鶏挽き肉を加えて炒める
にんにくを炒め、香りが立ったら鶏挽き肉を加える。
3 ちりめんじゃこを加えて炒め、玉ねぎと赤パプリカを加えて炒め合わせる
肉が均等にパラパラになったら、先にちりめんじゃこを加えて少し炒め、その後玉ねぎと赤パプリカを加える。
4 Aで調味し、バジルを加える
Aの調味料を加えて軽く混ぜ、バジルを加える。全体に調味料がなじんだら火を止める。
5 皿にごはんを盛りつけ、4をかけ、目玉焼きをのせる
目玉焼きはふちがカリッとするよう強火で焼く。斜め薄切りにしたきゅうり、半分に切ったミニトマト、くし形切りのレモン、バジルの葉先を飾る。
【ガパオライスの保存】冷凍作り置きが便利!1ヵ月保存可能
ガパオライスの具を冷凍作り置きしておけば、食べたいときに解凍してごはんにのせるだけで一食が出来上がり。ごはん以外にもパスタ、うどん、そうめん、中華麺にあわせても美味しく食べられます。おかゆにのせて食べるのもおすすめです。
【冷凍方法】
粗熱をとったガパオライスの具を1食分ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れ、金属製のバットにのせて急速冷凍する(冷凍で約1ヵ月保存可能)。
【解凍方法】
凍ったガパオライスの具を冷凍用保存袋から出し、ラップを外して耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかける。1人分(120g)の場合、500Wの電子レンジで1分加熱して半解凍状態にし、一度電子レンジから取り出して全体を混ぜ、再びラップをして1分加熱して解凍する。