お土産などでもらう機会の多いさつま揚げ。一度開封してしまうとあまり日持ちしないさつま揚げも、上手に冷凍すれば約3ヵ月長持ちします。冷凍したさつま揚げは凍ったまま煮物やおでんに入れて調理できるので、とっても便利。冷凍生活アドバイザーの根本早苗先生に、正しい冷凍方法と解凍方法、おすすめの食べ方を教えてもらいます。
【さつま揚げの冷凍】ラップで包んで保存するだけ!
一度開封したさつま揚げは、時間が経つと乾燥して味が落ちてしまいがち。すぐに使わない場合は、早めに冷凍しましょう。
【冷凍方法】
1 さつま揚げの両面に熱湯を軽くかける(油抜き)
さつま揚げをザルなどにのせ、両面に熱湯を軽くかける。
POINT
油抜きをしてから冷凍すると、解凍後に味がしみこみやすくなり、おでんや煮物などの煮込み料理が美味しく仕上がる。
2 キッチンペーパーで水気を拭き取る
キッチンペーパーで表面の水気を拭き取る。
3 さつま揚げをラップで包む
乾燥を防ぐため、ラップで1枚ずつぴったりと包む。
4 冷凍用保存袋に入れて、冷凍する
そのまま冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。約3ヵ月保存可能。
【解凍方法/使い方】
冷凍したさつま揚げは凍ったまま包丁でカットできるので、適当な大きさに切って、煮たり、焼いたりして加熱調理をする。
【さつま揚げの解凍/使い方】凍ったまま料理に使える!
冷凍したさつま揚げは、そのまま料理に使えるので便利! おすすめの食べ方を紹介します。
【食べ方①】オーブントースターで焼いて、そのまま食べて
冷凍したさつま揚げは、揚げたてに近い食感や風味を復活させることが可能。アルミホイルを敷いた天板の上に凍ったままのさつま揚げを並べ、オーブントースター(1000W)で1枚あたり7分加熱すると、香ばしい風味が楽しめる。
【食べ方②】凍ったまま煮て、おでんや煮物に
冷凍したさつま揚げは、冷凍効果で細胞が破壊され、味がしみこみやすくなるので、おでんや煮物に最適! 煮汁やつゆが煮立ったら、凍ったままカットしたさつま揚げを加え、温まるまで煮るだけで食べられる。
【食べ方③】凍ったまま炒めて、ソテーに
炒め物やソテーも、冷凍したさつま揚げで簡単に作れる。さつま揚げを凍ったままカットし、油を熱したフライパンで他の具材と一緒に炒める。
【番外編】さつま揚げのおかずは、冷凍作り置きも可能。お弁当に大活躍!
さつま揚げのおかずは、シリコンカップに入れて冷凍しておけばお弁当にも便利。朝は、そのままお弁当箱に詰めるだけでいいので、とっても簡単です!
【冷凍方法】
おかずはしっかり冷ましてから、冷凍&電子レンジ加熱可能のシリコンカップに入れる。冷凍用保存容器に並べて入れ、ラップをし、ふたをして冷凍する。冷凍庫で1ヵ月程度保存可能。
【解凍方法/使い方】
お弁当に入れる場合は、凍ったまま詰めて自然解凍でOK。常温に置いて30分程度で食べごろになる。すぐに食べる場合は、ラップを外してシリコンカップ1個(約45g)につき、電子レンジ(600W)で30秒加熱し、解凍する。
※野菜と一緒に炊いた煮物の場合、自然解凍すると水分が出やすいので、あらかじめ電子レンジで解凍し、汁気をきってからお弁当箱に詰めるといい。