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【離乳食の食パン】初期・中期・後期のレシピ。パンがゆの冷凍方法も!

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食パンとパンがゆの写真

食パンは離乳食の主食として活躍する食材です。初期や中期はパンがゆを、後期は食べやすく切ったものなど、月齢によって食べ方が異なります。そこで、離乳食のおすすめ食パンレシピとその冷凍方法を冷凍生活アドバイザーの根本早苗先生が解説します。

離乳食の食パンはいつから? どんなものを?

食パンは手に入りやすく、アレンジもしやすい食材です。ただし、耳はかたいので取り除いて与えます。なるべく塩分や脂質が控えめなものを選びましょう。

※小麦はアレルギー特定原材料等28品目の1つに該当します。また、食パンによってはアレルギー特定原材料等28品目に該当する卵や牛乳を使用している場合があります。最初にあげるときにはベビースプーン1さじから始めましょう。

【食パンを食べられる時期と食べ方のポイント】

時期 食パンの食べ方と1回あたりの量の目安
初期(5〜6ヵ月) ○ 水と(または溶いた粉ミルク)一緒に加熱し、すり潰したものベビースプーン1さじ程度
初期の食パンの写真
中期(7〜8ヵ月) ○ 食パン15〜20gを細かくちぎってから水(または溶いた粉ミルク)と一緒に加熱したもの
中期の食パンの写真
後期(9〜11ヵ月) ○ 食パン20〜35gを1cm角に切ったもの、または1×5cm長さのスティック状にカットしたもの
後期の食パンの写真

※厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」に準拠する
※上記はあくまでも目安です。赤ちゃんの成長に応じて量や大きさを調整してください

離乳食初期(5〜6ヵ月)パンがゆのレシピ

食パンは複数の食材を使っているので、最初は米のおかゆから赤ちゃんに与えましょう。米のおかゆに慣れてきたタイミングで、パンがゆから試してみましょう。

パンがゆの写真

材料(3食分)
  • 食パン(耳なし・8枚切り)…3/8枚(12g)
  • 水…90ml

※上記の分量はパンがゆをベビースプーン1さじから始めて、慣れてきたタイミングでの目安量です

作り方
  1. 耐熱ボウルに食パンを細かくちぎって入れる。分量の水を加え、ふんわりとラップして電子レンジ(500W)で1分30秒加熱する。
  2. 粗熱がとれたらすり鉢でなめらかなペースト状になるまですり潰す。
【冷凍方法】

パンがゆを製氷皿に入れた写真

粗熱がとれたら3等分し、製氷皿に入れ、ふたをして冷凍する。1週間程度保存可能。
※ふた付きの製氷皿がない場合は製氷皿にラップをして冷凍庫に入れ、凍ったら、中身だけ冷凍用保存袋に移すと、ニオイ移りや酸化を防げる

【解凍方法】

1食分ずつ耐熱皿に移し、ふんわりとラップをして電子レンジ(500W)で1分加熱する。粗熱をとってから赤ちゃんに食べさせる。

離乳食中期(7〜8ヵ月)ほうれん草入りミルクパンがゆのレシピ

離乳食に慣れてきた中期は、パンがゆに他の食材を加えたり、初期よりも少しパンの形を残したりして、少しずつ味や食感を楽しめるように工夫するのがおすすめです。

ほうれん草入りミルクパンがゆの写真

材料(3食分)
  • 食パン(耳なし・8枚切り)…1と1/2枚(48g)
  • 牛乳(または溶いた粉ミルク)…135ml
  • ほうれん草(葉先)…2枚(5g)

※牛乳はアレルギー特定原材料等28品目の1つに該当します。最初にあげるときにはベビースプーン1さじから始めましょう。

作り方
  1. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、ほうれん草をゆでる。やわらかくなったら水にさらしてアク抜きをし、みじん切りにする。
  2. 耐熱ボウルに食パンを細かくちぎって入れる。牛乳を加えて混ぜ、ふんわりとラップして電子レンジ(500W)1分30秒加熱する。
  3. ❷に❶を加えて混ぜる。
【冷凍方法】

ほうれん草入りミルクパンがゆを保存容器に入れた写真

粗熱がとれたら3等分し、1食分ずつ冷凍用保存容器に入れ、ふたをして冷凍する。1週間程度保存可能。

【解凍方法】

冷凍用保存容器のふたをずらし、電子レンジ(500W)で2分加熱する。粗熱をとってから赤ちゃんに食べさせる。

離乳食後期(9〜11ヵ月)かぼちゃディップのオープンサンドレシピ

後期は、食パンをスティック状にカットし、手づかみ食べの練習を始めましょう。赤ちゃんの「自分で食べたい」という意欲を大切に。

かぼちゃディップのオープンサンドの写真

材料(3食分)
  • 食パン(耳なし・8枚切り)…2枚と1/4枚(約72g) ※1食分は3/4枚(約24g)
  • かぼちゃ(皮と種をのぞいたもの)…60g
  • 削りぶし…3g
  • 青のり…1g
作り方
  1. かぼちゃはひと口大(2cm角目安)に切る。耐熱ボウルに入れ、水大さじ2(分量外)を加え、ふんわりとラップをして電子レンジ(500W)で3分加熱する。
    ※菜箸で刺してみてスーッと通るくらいのかたさになっていないようなら、追加で20秒ずつ加熱する。
  2. ❶を熱いうちにゆで汁ごとフォークの背などで潰し、削りぶし・青のりを加えて混ぜる。
  3. 食パンは1×5cm長さのスティック状に切り、オーブントースターで薄く焼き色が付くまで焼く。
    ※焼くのは1食分のみ。残りは冷凍保存する
  4. ❸に❷を塗る。
【冷凍方法】

かぼちゃディップを製氷皿に入れた写真

かぼちゃディップと食パンを別々に冷凍する。かぼちゃディップは粗熱がとれたら3等分し、製氷皿に入れ、ふたをして冷凍する。1〜2週間程度保存可能。食パンは1食分(3/4枚)ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。1〜2週間程度保存可能。
※ふた付きの製氷皿がない場合は製氷皿にラップをして冷凍庫に入れ、凍ったら、中身だけ冷凍用保存袋に移すと、ニオイ移りや酸化を防げる

【解凍方法】

かぼちゃディップは1食分ずつ耐熱皿に移し、ふんわりとラップをして電子レンジ(500W)で50秒加熱する。食パンは室温で10分ほど自然解凍し、1×5cm長さのスティック状に切ってからオーブントースターで薄く焼き色が付くまで焼く。粗熱をとってからかぼちゃディップを食パンに塗って赤ちゃんに食べさせる。
※大人が食べるのなら自然解凍でも構わないが、赤ちゃんには必ず再加熱してから食べさせること。

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