【トマトの冷凍】の正解はコレ! 解凍なしで使える保存テクニック

2018.6.12
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冷凍トマトのイメージ

下処理いらず、生のままで保存OK。毎日の料理にどんどん使えるトマトの冷凍方法を料理研究家・栄養士の阪下千恵先生に教えてもらいました。
「まとめて冷凍しても、解凍が面倒で使い切れない」、「大量消費に困っている」という方も必見! 便利な2つの冷凍方法と、いつもの料理にちょい足しするだけの冷凍トマトの活用法も伝授します。

【トマトの冷凍①ざく切り】皮つきのまま、切って冷凍

阪下先生がいろいろ試した結果、最も使い勝手がよかった方法がこれ。皮はそのまま食べられますが、加熱するとはがれてくるので、気になる方は調理後に取り除いてもOK。普通サイズのトマト1個で、Mサイズの冷凍用密閉保存袋1つ分(1食分)ができます。

【準備するもの】
普通のトマト…1個
Mサイズの冷凍用密封保存袋…1枚

1 トマトはヘタを取り除き、皮つきのままざく切りにする

トマトをざく切りにした写真

トマトは種と、ゼリー状の部分に酸味とうま味があるので、どちらも取り除かないで。ただし、水分が多すぎると霜の原因になるので、切った時にまな板に染み出た水分は使いません。トマトが熟しすぎていると切りにくかったり、水分が出やすかったりする場合があるので、ほどほどの硬さのものを使うといいでしょう。

2 冷凍用密封保存袋に重ならないように入れ、空気を抜いて薄くして冷凍する

ザク切り冷凍トマトの写真

トマトが重ならないように入れて冷凍しておくと、使うときに必要な分だけバラして取り出しやすいです。冷凍庫で2週間程度保存可能。

【トマトの冷凍②皮つき丸ごと】ヘタを外し、そのまま冷凍

2つ目は、切らずに丸ごと冷凍する方法。普通のトマトでもミニトマトでも使える方法です。ミニトマトならMサイズの冷凍用密封保存袋に15~20個、中玉サイズのトマトなら4個入ります。

*普通のトマトの場合

【準備するもの】
普通のトマト…4個
Mサイズの冷凍用密封保存袋…1枚

1 トマトは皮つきのまま、ヘタをくり抜いて取り除く

皮つきのまま、ヘタをくり抜いて取り除いているところ

トマトはへたの部分に雑菌がつきやすいので、ヘタのまわりに包丁の刃先でぐるりと切り込みを入れて、きれいに取り除きます。

2 冷凍用密封保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍する

冷凍丸ごとトマトの写真

使うときは必要な個数だけを取り出します。冷凍庫で2週間程度保存可能。

【ここが便利!】凍ったまま流水に当てるだけで、皮がツルンとはがれる

冷凍トマトの皮をむいている写真

流水に当てると皮がむきやすくなります。さらに、半解凍状態になるので包丁の刃が入りやすくなり、好きな大きさ、形に切りやすくなります。

*ミニトマトの場合

【準備するもの】
ミニトマト…1パック(15~20個)
Mサイズの冷凍用密封保存袋…1枚

1 ミニトマトのヘタを取り除く

ミニトマトのヘタを取っている写真

ミニトマトのヘタのつけ根はやわらかいので、普通のトマトのようにくり抜く必要はありません。

2 冷凍用密封保存袋に重ならないように入れ、空気を抜いて冷凍する

冷凍ミニトマトの写真

使うときは必要な個数だけを取り出します。冷凍庫で2週間程度保存可能。

【ちょい足しレシピ①】野菜炒めにプラス!「豚とトマトと野菜のみそしょうが炒め」

生のままざく切りで冷凍したトマトは、いつもの炒め物に凍ったまま加えてOK。トマトのうま味で全体の味がまとまりやすくなります。
※トマトは生で冷凍しているので、食べるときは必ず加熱調理が必要です。

豚とトマトと野菜のみそしょうが炒め

材料(2~3人分)
普通のトマト(皮つきのままざく切りで冷凍)…1個分
※Mサイズの冷凍用密封保存袋に保存した場合、1袋分
豚バラ薄切り肉…150g
キャベツ…1/8個
玉ねぎ…1/4個
サラダ油…小さじ2

A
しょうが(すりおろし)…小さじ1
みそ…大さじ1
みりん…大さじ1/2
醤油…小さじ1
砂糖…小さじ

作り方
1 豚肉は4㎝幅に切る。キャベツはざく切りに、玉ねぎは薄切りにする。
2 フライパンにサラダ油を中火で熱し、1の豚肉を炒める。
3 肉の色が変わってきたら1の野菜を加え、全体に油が回ってしんなりしてくるまで強めの中火で炒める。
4 混ぜ合わせたAを加えて絡め、トマトを凍ったまま加えて、トマトに火が入るまでさっと炒める。

冷凍トマトを炒める写真

【ちょい足しレシピ②】スープにプラス!「卵とトマトの春雨スープ」

皮つきのまま、丸ごと冷凍したミニトマトは味はもちろん、見た目もとってもかわいらしい! いつもの中華スープに加えるだけで、ちょっとしたご馳走感もプラスされます。
※トマトは生で冷凍しているので、食べるときは必ず加熱調理が必要です。

卵とトマトの春雨スープの写真

材料(3〜4人分)
ミニトマト(皮つきのまま丸ごと冷凍)…4~6個
※Mサイズの冷凍用密封保存袋に保存した場合、約1/4袋分
長ねぎ…1/5本(約6㎝分)
春雨(ショートタイプ・乾燥)…10g
溶き卵…1個分

A
しょうが(すりおろし)…小さじ1/2
水…2カップ
鶏がらスープの素(顆粒)…大さじ1
醤油…小さじ1
酒…大さじ1/2
こしょう…少々
ごま油…小さじ1

片栗粉…大さじ1/2(水大さじ1で溶く)

作り方
1 ミニトマトは凍ったまま流水に当て、皮をむく。長ねぎは粗みじん切りにする。
2 小鍋に混ぜ合わせたAを入れて中火で沸騰させ、春雨、1を加える。

ミニトマトを入れている写真

3 2に分量の水で溶いた片栗粉を入れてとろみをつけ、溶き卵を回し入れる。卵が浮いて固まってきたらひと混ぜして火を止める。

【ちょい足しレシピ③】炊き込みごはんにプラス! 「イタリアン風ピラフ」

炊き込みごはんの材料に、丸ごと冷凍したトマトをそのまま入れて炊く大胆なレシピ。トマトから出る水分が米に染み込み、ほのかな甘みと酸味が食欲をそそります。
※トマトは生で冷凍しているので、食べるときは必ず加熱調理が必要です。

イタリアン風ピラフの写真

材料(3〜4人分)
米…2合
普通のトマト(皮つきのまま丸ごと冷凍)…1個
※Mサイズの冷凍用密封保存袋に保存した場合、約1/4袋分
ベーコン(スライス)…2枚
むきえび…150g
玉ねぎ(みじん切り)…大さじ1と1/2
にんにく(みじん切り)…1片分
塩…小さじ1/2
こしょう…少々

A
オリーブ油…大さじ1/2
コンソメ(固形)…1と1/2個
パセリ(みじん切り)…適量(お好みで)

作り方
1 米はといで普通に水加減し、30分ほど吸水させる。
2 トマトは、凍ったまま流水に当てて皮をむく。ベーコンは1㎝幅に切る。
3 むきえびは背ワタがあれば取り除き、塩(分量外)でもんで水で流し、ペーパータオルで水気をふき取る。塩、こしょうを入れてもみ込んで、むきえびに下味をつける。
4 1から水を1/4カップ分すくって捨てる。Aを加えて軽く混ぜ合わせ、2のベーコン、3、玉ねぎ、にんにくを米の上にのせる。
5 4の中央に2のトマトを米に少し埋め込むようにのせて普通に炊飯し、炊き上がったらトマトを崩すように混ぜ合わせる。器に盛り、お好みでパセリを散らす。

米にトマトを埋め込んでいる写真

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