スーパーの鮭で「究極の鮭フレーク」を作る方法、知りたくありませんか? 今回は築地の天然鮭専門店・昭和食品の佐藤友美子さん(通称:しゃけこさん)が「究極の鮭フレーク」のレシピを紹介! 市販のものとは別次元のしっとり&ふっくら感が味わえますよ。
鮭フレークレシピの極意
・焼くより“ゆでる”ことで身がしっとり!
・味付けは“手早く一気に”でふっくら仕上げる!
しゃけこさん
鮭フレークのポイントはいかに“しっとり”“ふっくら”仕上げるか。何度も試作を重ねてたどり着いた自信のレシピ、ぜひチャレンジしてください!
プロが徹底解説! 鮭フレークのレシピ
材料(鮭の切り身1切れ分)
- 塩鮭…1切れ ※1
- 酒、みりん…各小さじ2 ※2
- しょうゆ…少々
※1 生鮭を使う場合は軽く塩を振って5分程なじませておく
※2 鮭の量を増やす場合は、1切れ増えるごとに酒・みりんを小さじ1ずつ増やす。しょうゆは風味付けのため増やさなくてよい
しゃけこさん
鮭には生鮭や塩鮭、さらに塩鮭でも甘口、中辛、辛口といろいろな種類がありますよね。でもこのレシピなら、どの鮭を使っても美味しく作ることができます。スーパーで入手しやすいもので試してください。
1 鮭をアルミホイルで包む
隙間ができないように、手で押さえながらアルミホイルでしっかり包む。
しゃけこさん
私のレシピでは、鮭を直接お湯に入れず、アルミホイルに包んでゆでます。これによって鮭にゆっくりと火が入り、絶妙な“しっとり”食感になるのです。
2 沸騰したお湯で30秒ゆで、火を止め5分、鍋から出してさらに5分置く
フライパンまたは鍋に、鮭が浸かる程度の湯を沸騰させる。アルミホイルに包んだ鮭を入れて、弱火で30秒ゆでる。火を止め、ふたをしないで5分放置する。湯から取り出し、そのままさらに5分置いて粗熱を取る。
しゃけこさん
鮭は弱火&余熱でゆっくりと加熱します。やわらかさを保ちながらも、鮭の中心部まで火を通すテクニックです。
3 骨と皮を取り除き、粗くほぐす
アルミホイルを外し、水気を拭き取る。骨と皮をはずし、菜箸などで粗く身をほぐす。
4 フライパンで一気に味付け!
フライパンにほぐした鮭と調味料を入れて味付けをする。以下の7工程を手早く一気に行うこと。
味付けの工程
- フライパンを熱する(油は使わない)
- 弱火にする
- ほぐした鮭を入れる
- 酒・みりんを加える
- 中火にして酒とみりんをとばす
- 風味付けに醤油をひとたらし
- 火を止める
しゃけこさん
ここからはスピード勝負! 手早く仕上げることで身がつぶれず、ふっくらとした食感になります。焦がさないように注意しましょう。
しっとり&ふっくら鮭フレークの完成!
手作り鮭フレークが完成です! 粗めにほぐした身は食べ応えがあり、噛むごとに鮭の旨みが口いっぱいに広がります。できたてはもちろん、冷めるとより味が染み込み、コク深い味わいに。熱々ごはんにのっけてどうぞ!
【鮭フレークの保存】冷蔵で1週間、冷凍で1ヵ月
鮭フレークは冷蔵・冷凍保存ができます。安い時にまとめ買いし、ストックしておくと便利です。
冷蔵方法
鮭フレークをよく使う人は冷蔵保存が便利。ふた付きの保存容器に入れて冷蔵庫へ。約1週間保存可能。
冷凍方法
使いやすい量に小分けにしてラップで包む。冷凍用保存袋に入れて口を閉じ冷凍庫へ。約1ヵ月保存可能。
解凍方法
電子レンジ(600W)で50秒~1分(小分けにした鮭1/2切れ分あたり)加熱する。
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