30分でできる桜餅の簡単レシピを、料理研究家・吉田瑞子先生に教えてもらいました。道明寺粉を使った関西風はレンジで、白玉粉と薄力粉を使った関東風はフライパンで作ります。どちらも30分程度でできるので、初心者にも簡単な方法です。
【関西風桜餅】レンジでできる!道明寺粉で作る桜餅
モチモチとやわらかい関西風の桜餅は、もち米を原料にした「道明寺粉」で作ります。電子レンジで加熱するだけの簡単レシピです。
材料(6個分)
- 道明寺粉…100g
- 砂糖…大さじ2
- 塩…少々
- 水…150ml
- 食用色素(赤)…少々
- こしあん…120g
- 桜の葉の塩漬け…6枚
下準備
作り方
1 耐熱ボウルに道明寺粉、砂糖、塩、水を入れ混ぜ合わせ、食用色素で色付けする
しゃもじやゴムべらで道明寺粉、砂糖、塩、水をしっかりと混ぜ合わせたら、水に溶かした食用色素を少しずつ加えて色付けする。
2 500Wの電子レンジで2分加熱する。よく混ぜて、さらに2分30秒加熱する
ボウルにふんわりとラップをかけ、500Wの電子レンジで2分間加熱する。一度取り出し、しゃもじやゴムべらでよく混ぜたら、再度ラップをかけて500Wで2分30秒加熱する。
3 ラップをしたまま10分間蒸らし、生地を6等分して丸める
ラップをしたまま約10分間置いて、蒸らしながら粗熱を取る。その後、しゃもじやゴムべらでさらに生地を混ぜ、6等分にして水に濡らした手で丸める。
POINT
生地が冷めると扱いにくくなるので、少し熱いくらいの状態で作業するのがポイント。
※火傷には注意する
4 手で生地を丸くのばしてこしあんを包み、形を整えて桜の葉でさらに包む
丸めた生地を直径6~7cm程度に丸くのばす。こしあんをのせ、生地を少しずつ伸ばしながらこしあんを包み込むように口を閉じる。手のひらで転がしながら球状に形を整える。水気を拭き取った桜の葉の塩漬けで包んで完成。
POINT
生地を丸くのばす際にふちの部分を中央より少し薄くしておくと、こしあんを包んだ時に閉じ口の生地が厚くならずきれいにできる。
【関東風桜餅】フライパンでできる!白玉粉で作る桜餅
クレープのような薄い生地でこしあんをくるりと巻く関東風の桜餅。材料を混ぜフライパンやホットプレートで焼くだけで生地が完成するので、とても手軽です。
材料(6個分)
- 白玉粉…10g
- 薄力粉…50g
- 砂糖…大さじ1
- 水…70ml
- 食用色素(赤)…少々
- サラダ油…適量
- こしあん…120g
- 桜の葉の塩漬け…6枚
下準備
作り方
1 ボウルで白玉粉と水を混ぜ合わせ、薄力粉と砂糖を加える
ボウルに入れた白玉粉に水を数回に分けて少しずつ加えながら、泡立て器を使いしっかりと混ぜ合わせる。白玉粉がしっかりと混ざったら、あらかじめ合わせておいた薄力粉と砂糖を加え、なめらかになるまで混ぜる。
2 食用色素で色付けする
生地がなめらかになったら、水に溶かした食用色素を少しずつ加えて色付けする。
3 油をひいたフライパンを熱しておき、少量の生地を楕円に広げて弱火で焼く
フライパンを加熱し、少量の油をひいて弱火にする。おたまなどで少量(大さじ2程度)を取り、フライパンに流し入れて長径約10cmの楕円に広げる。焦げないように焼き、表面が乾いてきたら皿に取り出して冷ましておく。
POINT
生地は、見栄えがよくなるよう、2mmくらいの厚さに広げるのがベスト。
4 生地が冷めたらこしあんを巻き、桜の葉で包む
焼き目が外側になるようにこしあんを巻く。水気を拭き取った桜の葉の塩漬けで桜餅をさらに巻いて完成。
【桜の葉の塩漬けの塩抜き方法】ひたひたの水に約30分浸けておく
桜の葉は30分~1時間ほどひたひたの水に浸ける。味見して程よい塩味になったら水から取り出し、キッチンペーパーで軽く水気を拭き取る。乾燥しないようにラップなどを掛けておく。
POINT
メーカーによって塩分の濃度が異なるので、塩抜きの途中で取り出し味を確かめるのがおすすめ。
【食用色素の使い方】10mlの水にごく少量を溶かす
食用色素は10ml程度の水にごく少量を入れ、よくかき混ぜる。生地に加えて色付けをする際は、少量でしっかりと色が付くので、様子をみながら少しずつ生地に加える。
桜餅は冷凍で1ヵ月保存可能!
作った桜餅は関東風・関西風ともに1~2日程度で食べきりましょう。ただし、冷凍すれば約1ヵ月保存できます。余った場合は早めに冷凍保存しましょう。
一つひとつぴったりとラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。冷凍で約1ヵ月保存可能。
解凍方法
冷蔵庫に移し、関西風は約3時間半、関東風は約2時間で解凍できます。