最近はスーパーなどでも見かけるようになった中国由来の野菜「ターサイ」。どうやって食べていいかわからない人も多いのでは? 今回は野菜ソムリエプロの根本早苗先生がターサイを味わいつくすため方法をご紹介。ほろ苦さと甘さを楽しむ厳選レシピ3選です。
ターサイは加熱調理で甘みを引き出す!
ターサイはチンゲン菜の仲間で、旬は冬季。生でも食べることはできますが、加熱することで甘みがアップし、苦さがやわらぎます。アクがないので下ゆで不要で、そのまま炒めたり、鍋に入れたりして使います。
【ターサイの炒め物】シンプルながらメイン級の一皿!
にんにくと生姜を効かせた、シンプルながらパンチのあるメニューです。
【材料(2人分)】
【作り方】
- ターサイはざく切りにする。
- フライパンにごま油・にんにく・生姜を入れて弱火で熱し、香りが出たら、ターサイ、顆粒鶏ガラスープの素を加えて中火で炒める。
- ターサイがしんなりしてきたら、塩・こしょうで味をととのえる。
【ターサイと豚バラのオイスター炒め】豚肉との相性が抜群!
豚バラの脂をターサイがしっかり受け止め、とってもジューシー!
【材料 2人分】
- ターサイ…1束(約200g)
- 豚バラ薄切り肉…50g
- 塩・こしょう…各適量
- ごま油…適量
- 顆粒鶏ガラスープの素…小さじ1
- オイスターソース…大さじ1
【作り方】
- ターサイは3~4㎝長さに切る。豚バラ薄切り肉は2cm長さに切り、塩・こしょうで下味をつける。
- フライパンにごま油、豚バラ薄切り肉を入れて中火で炒め、肉の色が変わったらターサイ、顆粒鶏ガラスープの素、オイスターソースを加えて炒め合わせる。
- ターサイがしんなりしてきたら、塩・こしょうで味をととのえる。
【ターサイの鶏だんご鍋】トロトロ食感がたまらない
しっかり煮込むとトロリとした食感に。ごま油の風味と相性抜群です!
【材料 2人分】
- ターサイ…1束(約200g)
- 鶏挽き肉…150g
- 長ねぎ…10cm
- 片栗粉…小さじ2
- 生姜(すりおろし)…小さじ1/2 ※チューブでも可
- しょうゆ…小さじ1
- 顆粒鶏ガラスープの素…小さじ2
- ごま油…適量
- 塩・こしょう…少々
【作り方】
- ターサイは3~4㎝長さに切る。長ねぎはみじん切りにする。
- ボウルに鶏挽き肉、長ねぎ、片栗粉、生姜、しょうゆを入れてよくこね、8等分にして丸く形成する。
- 鍋に水2カップ(分量外)と顆粒鶏ガラスープの素を入れて中火で熱する。
- 沸騰したら❷を入れて4~5分煮る。
- ターサイを加え、しんなりしてきたらごま油を回しかけ、塩・こしょうで味をととのえる。
【冷凍方法】ターサイは冷凍で1ヵ月もつ
生のターサイは3日ほどでしなしなになってしまうので、すぐに食べないときは冷凍保存がおすすめ。一度加熱するのがポイントです。
1 ターサイは洗って水気を拭き、3~4㎝長さに切る
ターサイは洗ってキッチンペーパーでよく水気を拭く。根を切り落とし、3~4㎝長さに切る。
2 しんなりするまで炒めて、粗熱をとる
フライパンにサラダ油少々、ターサイの茎を入れて中火でさっと炒める。続いてターサイの葉を加えて全体がしんなりするまで炒めて、ボウルにあけて粗熱をとる。
3 冷凍用保存袋に入れて冷凍する
ターサイを小分けにしてラップに包み、冷凍用保存袋に入れる。冷凍庫で約1ヵ月保存可能。
解凍方法・食べ方
冷凍したターサイは、そのまま鍋ものや汁ものに加えて使う。また、600Wの電子レンジで約1分加熱して、塩・こしょうで味をととのえれば即席の副菜になって便利。