冷蔵だと3日間程度と日持ちのしないしらす(しらす干し)は、冷凍保存すると長持ち! 今回はしらすの冷凍方法と便利な活用法を、食品の冷凍に詳しい料理研究家・吉田瑞子先生に聞きました。しらすを冷凍ストックしておくと、冷や奴やサラダのトッピング、トーストやチャーハンの具として使えるなど、なにかと便利ですよ!
【しらすの冷凍保存】保存期間は1ヵ月!少量ずつ使えて便利
冷凍方法
そのまま冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。しらすをなるべく薄く平らにするのがポイント。冷凍庫で1ヵ月程度保存可能。
【しらすの解凍/使い方】凍ったまま料理に使える!
冷凍しらすは、凍ったまま調理できるので使い勝手抜群です! さまざまな冷凍しらすの使い方を紹介します。
【使い方①】凍ったままのせるだけ!
凍ったまま冷や奴や納豆、サラダなどにのせるだけ。室温ですぐに溶けるので、食べる頃には程よい食感になります。しらすおろしだって凍ったまま合わせればOK。
【使い方②】凍ったまま混ぜるだけ!
混ぜごはんなどの「具材」として使いたいときも、凍ったまま加えればOK。おにぎりの場合、温かいごはんに冷凍しらすを凍ったまま加えて混ぜるだけ。和え物の場合でも、ほかの食材や調味料と混ぜている間に程よく解凍されます。
【使い方③】凍ったまま加熱調理するだけ!
加熱調理するときも冷凍しらすは便利です。凍ったままパスタやチャーハン、卵焼き、トーストなどにたっぷり加えて、そのまま加熱調理。程よい塩気が味のアクセントになり、料理を美味しく仕上げます。
【使い方:おまけ】ちょい足しでアレンジにも◎
冷凍しらすは、ご自宅にある冷凍食品のちょい足しアレンジにも使えます。例えば本格炒め炒飯®️ 300gにしらすを大さじ2、ごま油少々を加えて、電子レンジで加熱して混ぜれば、しらす入りチャーハンが完成。味に変化が出るとともに、カルシウムなどの栄養価が加わるのでおすすめです。
【しらすの雑学】しらすは乾燥度合いで呼び名が違う!
「しらす」はイワシの稚魚の総称で、水分量によって呼び名が変わります。水分量80%程度のものを「釜揚げしらす」、70%程度のものを「しらす干し」、50%程度のものを「ちりめんじゃこ」と呼びます。水分量が多いほど、冷蔵での保存期間が短くなりますが、冷凍方法、冷凍での保存期間、使い方などは同じです。